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無料漫画アプリ・ピッコマで配信している、アクション&転生&ファンタジーの漫画「帰還者の魔法は特別です」原作Usonan、漫画Wookjakga ( 귀환자의 마법은 특별해야 합니다 )
毎週木曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、領地問題を考えるデジール。
エバナーテンは兵力が主な収入源で財政面は安定していた。タカ族に食糧を渡しても余裕があったので、路上生活者問題は治安が関係しているかもしれないと、デジールは考える。
騎士団長アゼストの元を訪ねると、路上生活者を忌み嫌う副団長エユランが騒いでいた。アゼストは静かに怒り、退室させる。
その後、アゼストはデジールを連れ、貧民街へ。彼女はクエストのため治安維持に努めたが、それでも路上生活者問題は進展しないと話す。
デジールは何か見落としがないか考え、一番肝心な人物を忘れていることに気づいたのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「帰還者の魔法は特別です」64話のネタバレ
デジールは慌ててジェフランの所へ。
ジェフランはリリカを可愛がり、調理の手伝いを任せていた。
デジールはジェフランに、領主ビルヘルムのことを尋ねるが、どうして一介のシェフである自分にそんなことを聞くのかと、ジェフランは聞き返す。
領主様の長年の友人だったではないかと言うと、そんなことはもう忘れろと言い、ジェフランはデジールに包丁を投げた。
リリカに呼ばれ、彼女の手伝いをするデジール。
さっきは断ったものの、デジールになら話してもいいかと悩むジェフランは、リリカを帰らせ、デジールと二人きりになる。
ジェフランは、昔話を始めた。
彼とビルヘルムは聖都で知り合ったそうだ。
そのときビルヘルムは聖皇陛下の次位・枢機卿であり、ジェフランの営む小さなレストランの常連だったのだそうだ。
ビルヘルムから枢機卿だと聞かされたときは相当驚いたという。
ビルヘルムは堅苦しい食事より、ジェフランの料理が口に合うと言い、こっそり隠れて食べに来ていたのだそう。
バカかと呆れるジェフランに、大笑いするビルヘルム。
そこへ騎士らが客としてやってきた。
枢機卿に気づき、驚く彼ら。
ビルヘルムは外でもそんなに畏まらなくて良いと言い、皆で仲良く飲み始めた。
後日、ビルヘルムは戦争で勝利を収め、女神アルテミス万歳、ビルヘルム枢機卿万歳と国民から歓声を浴びる。
城に戻ったビルヘルム。
聖皇はビルヘルムに、影の侵食を受けている百姓の土地へ軍を送らず見捨てる、それで住民は死ぬだろうがただ天罰を受けるだけ、これは女神の意思であると話した。
信者を見捨てる神がいてたまるかと激高するビルヘルムは、女神を侮辱したとして捕らえられる。
そして、枢機卿の身分を剥奪され、故郷へと追放された。
ビルヘルムは、本当に女神の意思なのかと疑う。
そうしてビルヘルムは、このエバナーテンまで追放されたのだ。
民のために戦った結果がこれだと言うジェフラン。
それ以来、ただの一度もあのように心から笑う姿を見たことが無いと言い、ビルヘルムを宜しく頼むと涙を流す。
デジールは屋敷に戻り、ビルヘルムについて考える。
信仰と教義ではなく民衆のために戦った素晴らしい人物だったようだ、もし聖国が影の世界で滅亡していなければ、歴史書に登場しただろう。
ビルヘルムは一体どのような選択をして、歴史に埋もれてしまったのだろうか。
するとビルヘルムの部屋をノックする人物が目に入る。
騎士団副団長エユラン・リリスティックが、ビルヘルムに直談判しに来ていたのだった。
漫画「帰還者の魔法は特別です」64話の感想
デジールが忘れていた肝心な人物というのは、ビルヘルムの過去をよく知るジェフランだったようですね。
ジェフランの話から、本来のビルヘルムは明るく豪快で親しみやすい人物だったようです。そして民衆のことを考えていて、実力も伴っていました。このように偉大な人物になれる要素はありました。
でも何かの判断が失敗し、領地は影の世界に飲まれ、自身の存在も歴史に埋もれてしまったようです。滅亡したということは、守りたかった民衆を守ることができなかったでしょう。様々なことに失望したまま亡くなったのでしょうね。
聖都は昔からちょっとおかしかったようです。権力が一箇所に集中すると、聖職者であってもあのように考えが偏ってしまうのでしょうか。
聖皇は、罪人が罰を受けるのは仕方ないと言っていましたが、神からの罰を受ける地域を発生させている時点で、聖皇が無能ということでは?罰を受けるべきなのは、役目を果たしていない自身なのでは?と思ってしまいました。
自分は神ではないのに、神気取りですね。
デジールがあれこれ考えていると、路上生活者を忌み嫌う副団長エユランを見つけました。こんな夜更けに何を報告するつもりなのでしょう。なんだか嫌なことが始まりそうですね。
まとめ
・デジールはジェフランから、ビルヘルムがどうしてこの地で領主をしているのかを聞く
・ビルヘルムは歴史書に名を残せるほどの素晴らしい人物だったにも関わらず、何かの選択を失敗し、聖国ともども滅亡してしまった
・副団長エユランが、ビルヘルムに直談判しにきた
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに