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漫画アプリ・ピッコマにて独占配信中の「彼女が公爵邸に行った理由」原作Milcha漫画Whale・原題그녀가 공작저로 가야 했던 사정
小説内に転生してしまったレリアナが、生き残るためにある公爵と婚約取引をし、互いに惹かれあっていく、転生系恋愛ファンタジー漫画です。
毎週金曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、王室図書館に来たレリアナは、司書から黒い神女のことを探していることを当てられ、内緒で手がかりとなる本を貸してもらう。
その本は旧教徒の手記で、神女は魂を扱うと書かれていた。
夕方になり、ノアが部下が迎えに来たので、ノアとの食事の席へ。彼女を見つめ優しく微笑むノアの気持ちに、レリアナは顔真っ赤になってしまうのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「彼女が公爵邸に行った理由」102話のネタバレ
ノアはこっそり指輪の箱を持っていた。
先王である父は自分越しに母を見ていた。
その目は自分の目と同じだ。
父は、母に利用されていると知りながらも、いつ自分のもとを離れていくのかと不安を抱えていた。
シアトリヒが母の毒で足を不自由にしたときでさえ、母にいかなる処罰もしなかった。
母は父に心を開くこともないまま、政争に負け死んだ。
父もそれに続き、病気で若くして死んだ。
王であり父として何も得ること無く、ただ多くのものを失った人生。
思い出すのは、父の、愛を渇望する不快な視線だ。
自分もまた、父と同じことをしている。
レリアナを見つめると、彼女は気まずそうに視線を逸らす。
でも仕方がない、衝動的で盲目的な、そんな愚かな人間に自分がなってしまったことを認めざるを得ない。
ノアはレリアナに近寄り、ダイヤの指輪を差し出した。
前の指輪は探すなとノアが言うと、レリアナは固まり、知っていたのですかと驚く。
レリアナは説明しようとするが、ノアはわかっている、いくらそなたでも愛の証に他の男から贈られた婚約指輪を、プレゼントとして渡すはずないだろうと言う。
確かにそうだが、なぜそんな嫌味をと、レリアナは呆然とする。
どうせ歩き回って指輪を落としたのだろうとノアは言う。
事実だが彼の態度が気に入らないレリアナ。
だが正直に、その通りです、高価なものなのに紛失してしまってごめんなさいと謝る。
何度も探そうとしたのだが、色々あってそのままになってしまった、とにかく申し訳ありませんと言う。
ノアは、探す必要はない、あの指輪にはもう意味はないと言い、彼女の手をとる。
そして新しい指輪をはめてあげ、これは失くさないでと言う。
レリアナが何か言おうとした瞬間、彼女の手をぎゅっと握る。
今は答えなくていい、そなたを愛している、と彼は告白するのだった。
その夜、レリアナはフラフラしながら、賑わう人々の間を歩いた。
レリアナの様子にアダムも心配している。
好きな人から愛の告白を受けるのは幸せなことだと思っていたが、不安で仕方なかった。
正ヒロイン・ベアトリスの存在が、レリアナを苦しめるのだった。
漫画「彼女が公爵邸に行った理由」102話の感想
ノアはレリアナに新しい婚約指輪を用意していましたね。
父と母の関係を見て育った彼は、最初は恋愛に興味のないような人物でしたが、今ではたとえ父と同じ道を辿ることになったとしても、諦めることができなくなりました。
レリアナもまたノアのことを好きですが、どうしてもベアトリスのことが頭から離れません。ベアトリスが現れたらノアは自分を捨ててしまわないだろうかと、不安な気持ちが拭えません。
ベアトリスがレリアナたちの前に姿を見せれば、ノアの反応をみて判断することができたのですが、肝心のベアトリスは隠れていますので、その判断ができず、素直に彼の気持ちを受け取ることができません。
彼の気持ちが本物なだけに、受け取るに受け取ることができず、レリアナはかなり参ってしまったようですね。ノアは覚悟していますが、たとえ捨てられることになってもというところまで、彼女はまだ踏ん切りがつかないのが切ないですね。
ベアトリスが彼らとどんどんと接触しない限りは、二人は苦しい思いをするだけなので、早く登場し、話を動かして欲しいところですね。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに