無料漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「ある日、私は冷血公爵の娘になった」作画Cotton、原作Siya、原題나는 이 집 아이
娼婦である母に、2万ゴールドで魔族の公爵家に売られたピンクの瞳の少女は、実は魔族と人間のハーフで貴重な存在だった。魔族で寡黙な父と兄、イケメンな護衛騎士に囲まれ、カスティージョ令嬢として新しい生活を送る少女エステルの物語です。
毎週月曜に最新話が公開されます。
前回のあらすじは、カルルのアカデミーまで馬車で移動する一行。エステルは、これまでのことについての感謝の気持ちをエメルに伝える。
その後、カルルのいる学園都市に到着。途中皇太子リドルに会うが、カルルを驚かせるために、秘密にしておいて欲しいとお願いする。
エステルらがその場を去ると、リドルは暗い表情で彼女の後姿を見つめるのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「ある日、私は冷血公爵の娘になった」64話のネタバレ
リドルの幼い頃。
皇后は彼に、もし私がカスティージョ公爵と結婚していたら、ちょうどあなたぐらいの子供がいただろう、カルルと兄弟になっていたかもねと話す。
母親がそのようにうっとりと何度も話すので、リドルは、カスティージョについて憧れを抱くようになった。
だが実際に会ってみると、母の言っていたことはただの妄想だとわかった。
カルルが近くにいるだけで冷や汗がでるほど嫌悪感が湧き、思わず後ずさりしたくなるほどだ。
それにも関わらず、彼に近づこうとしたのは、この障壁を超えれば彼と本当の兄弟になれるかもと言う期待だった。
だからカルルに妹ができたという話を聞いたときは、ひどい嫉妬心を抱いた。
自分があれほど渇望したものを、いとも簡単に手に入れたからだ。
憎いはずの彼の妹は、予想と違い、眩い笑顔の可愛らしい少女だった。
そんなことを考え、俯くリドルに声をかけるのは、ゼオン。
リドルは咄嗟に表情を変え、にこやかに返事するも、顔色が悪くなっていたことを指摘される。
ゼオンも家族仲が良く、自分のように薄暗い気持ちでカルルと仲良くなったわけではないと思うリドル。
君が羨ましく思えてというリドルに、皇子様が何故と驚くゼオン。
自分もそうだ、人は自分にないものを羨むことがあるからなと言い、ゼオンは肩をすくめる。
リドルがカルルはどうしているか聞くと、自分の寮に戻ったのだという。
最近は特にこもっているらしい。
リドルは、すぐ機嫌がよくなると思うよ、卒業式前にね、と言い、遠くを見つめるのだった。
その頃、自分の部屋に戻ったカルルは、あと一週間粘ればとため息をつき、上着を脱ごうとする。
すると突然、ベッドに隠れていたエステルが登場する。
茫然とするカルル。
エステルは、びっくりしたと聞くと、卒業おめでとうと兄に抱き着いた。
本物のエステルか確認のため、ほっぺをつままれる。
どうしてここに来たのかとカルルが聞くと、卒業式のためだと彼女は答える。
来なくてもよかったのにというカルル。
パパも来たと彼女がいうと、まさか父が来るなんてと、かなり予想外だったようだ。
エステルが、もしかして来るのは迷惑だったかとしょんぼりすると、そんなことないと言い、エステルの頭を撫でる。
エステルはカルルを抱きしめると、一度きりの卒業式だから直接祝いたかったのだと話す。
カルルはエステルの頭にキスをすると、プリンの美味しい店があるから行こうと誘う。
そこへゼオンが現れ、リドルに聞いてきたんだ、無事会えたみたいだな、機嫌も直ったしと、カルルに話しかける。
うざそうな表情のカルル。
ゼオンに、どこかへ出かける所だったのかと聞かれ、エステルはとろけそうな顔で、プリンの美味しい店があるそうなんですと答える。
それって俺が教えた店じゃないのとカルルに絡むゼオン。
とりあえずエステルがドレスのままだと目立つので、制服を着ようとゼオンが提案する。
一年生の制服を用意してもらい、エステルは着替える。
ゼオンは、じゃあ楽しんでこい、遼の点呼は忘れるなよと言い、彼らを見送る。
その後、カスティージョ家令息が、正体不明の新一年生を連れ観光していると、瞬く間に学園内で噂として広まった。
そのため、カルル達に興味をもった野次馬が、物陰から彼らをつけまわすように。
カルルは気づいていたが、エステルはそれに気づかず、大量のプリンを買い込んで幸せそう。
どこで食べましょうかとカルルに聞くと、カルルは、いい場所があると言い、エステルを抱き上げる。
そして、しっかり掴まれと言うのだった。
漫画「ある日、私は冷血公爵の娘になった」64話の感想
皇后はカスティージョ公爵が諦めきれず、息子に妄想を吹き込んでいたのですね。
皇帝といい皇后といい、この帝国のトップがちょっとおかしいようです。政治をきちんとやっていれば、国民には害はないのでしょうけど、皇帝は結構私利私欲に走るタイプなので、それもどうかなという。
リドルはそんなとんでもない幼児教育のせいで、自分はカルルの兄弟であるべきなのだと思いこんでしまったようです。そしてエステルが憎いがために、彼女を睨んだのですね。
でもエステルはにこにこと誰にでも愛想の良い、可愛らしい少女でした。どこか嫌なところがあったり、問題がある少女であれば、そのまま憎んでいたのでしょうが、後ろ暗い気持ちをもつ自分より、純真無垢な彼女の方がカルルにふさわしいと思ってしまったかもしれないですね。
その後、カルルが見知らぬ生徒を連れ観光をしているので、皆の目についてしまいました。
視線がうざくなったカルルは、エステルを抱え、しっかり掴まるよういいましたが、どうするのでしょう。このままとんでもない速度で移動するのでしょうか。プリンがぐちゃぐちゃになってしまう。
こうしてカルルと会っている間にも、少し離れたところにエメルが護衛しているのでしょうか。とりあえず、無事おいしいプリンが食べられるといいですね。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに