漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」43話のあらすじと感想!ネタバレ有り

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漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」原作Nokki、作画AhBin、原題・양판소 주인공의 아내로 살아남기 

どこにでもありそうなファンタジー小説内の悪役で脇役、さらに悪妻のあまり次期皇帝の夫に処刑される妃、カナリアとして生まれ変わってしまった主人公。そんな彼女が生き残っていくために奮闘する、異世界恋愛ファンタジー漫画です。

毎週金曜日に最新話が更新されます。

前回のあらすじは、ノアの力説で誤解が解ける。

ジャックスが口を挟むも、それは12歳の子供の頃の話で、幼いノアが無邪気に発言しただけの話だった。手紙の内容も大した内容ではないと判明。ジャックスはハビーという男について指摘するも、それはセザールの飼い犬♀だとわかり、ジャックス撃沈。

セザールはただ一人で誤解していただけだとわかり、嬉しさのあまりカナリアに抱き着く。ミラー達はジャックスを引きずり退室。ノアは大爆笑し退室。

二人きりになるカナリアとセザール。カナリアは彼のとの日々が楽しくなるのだった。

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漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」43話のネタバレ

今回の事件について気になることが有る。

カナリアの冗談を真に受けて、ジャックスが誤解してしまったのは理解できる。

だがどうしてノアに送った手紙が、セザールの元に運ばれたのだろうか。

ノアの付き人であるオスカーにきちんと伝えたはずだが、どういうことのなのだろうか。

そもそも何故オスカーは記憶に残っていないのか、原作の重要人物であれば覚えているはずなのに、もしかして自分が忘れている内容があるのだろうかと考えるカナリア。

本棚を確認すると、小説の内容を書き留めていたノートが本棚から消えていた。

本棚の奥の方に隠しておいたのに、何故それだけが消えたのか。

何かがおかしい、原作の通りであれば皇后の手先であるカナリアはそれほど重要人物ではないので、わざわざ見張る人などいないはず。

小説と違い、私を誰かが疑っているかもしれないと、本棚の前で考え込むカナリア。

その後ろにいるイーサンは黙ってカナリアを見ている。

カナリアはこれまで、原作の内容を大きく変えないように動いてきたが、セザールが自分を好きになりストーリーが変わった。

さらには原作にはない新たな敵がいるのかもしれないと気づく。

正直まだセザールに対し恋愛感情あるかはわからない、ただ一つ確かなのは、自分の気持も確かめずに、このまま脇役として皇宮から出ていくのは嫌だと言うこと。

カナリアは心機一転するために、髪を少し切りたいとアニーに頼む。

アニーは髪を切りながら、思いつめた表情だったので心配したが、このように意欲にあふれたカナリア妃を見るのは初めてだと思う。

是非悪い考えを吹き飛ばし、願いを叶えてくだいとアニーは主を思うのだった。

お尻まであった長い髪を、肘くらいの長さまで軽くした。

カナリアは、こうなった以上、セザールを皇太子に即位させた後に、自分がどうしたいか考えようと決める。

今すぐ離婚しなくてもセザールが皇帝になれないか調べてみよう、原作のストーリーを知っている私ならできるはずだと。

いつまで原作に縛られたままでいくのか、こんなにストーリーが変わったのに、今後も原作通りに進むとは限らないじゃないか。

皇帝とエブゲニアに振り回されるのはもうたくさん、これからの自分の未来は自分で決めるのだと、彼女は前へ進むことにしたのだ。

後日、城門へとトボトボ歩くジャックス。

彼は今回のことで、稽古と称しセザールにぼこぼこにされた。

もうジャックスはもう限界だから、このまま続けるのなら彼のためにいっそ処分したらどうかと、ラヤは声をかける。

セザールは、分かっているとは思うが皇族侮辱罪は死刑である、だがお前が戦場でたてた功績に免じ罷免にする、これまでご苦労だったなと言い、ジャックスを解雇したのだった。

落ち込むジャックスを、このまま何事もなく出ていくつもりか、私はまだ許していないけどと、カナリアが呼び止めた。

イーサンも一緒だ。

殿下にすぐ出ていくよう言われたと、カナリアに謝罪するジャックス。

カナリアは、今回のことに非常に怒っているしそう簡単に許す気はないという。

申し訳ありませんと謝るジャックス。

カナリアは、だから許すまで私の宮で働いてくださいと言う。

驚くジャックスに、これから毎日こき使うから覚悟しておいてくださいと微笑むカナリア。

懸命に働きますと言いジャックスは涙する。

物陰からその様子をうかがっていたオスカーは、こんなに平和に終わるなんてとつまらなそうだ。

苦労して皇子宮の書類にノアの手紙を紛れこませたというのに、だいたいあの女性は一体何者なのだろうか、自分が知っている皇族の人とは違うなと、カナリアへの興味をより強めるオスカーなのだった。

ある晩、グレイシーはとある地下室に案内された。

外部と繋がった秘密の部屋を皇宮内に作るなんて、殿下も色々と準備されたようだと思うグレイシー。

するとセザールが現れ、このような場所に呼び出して申し訳ない、外では人の目が多いからと言う。

グレイシーは、いきなり取引しようという手紙が届いたから驚いた、早速用件を伺いましょうと言う。

もちろんというセザール。

だが説明するのはこの人物だと言い、カナリアが彼に続いて登場するのだった。

漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」43話の感想

原作に登場しないオスカー。敢えて混乱を起こそうとしているし怪しさ満点ですね。カナリアも彼を注視し始めました。

小説内に転生し、生き延びるために男主人公を仲良くなりつつ、設定から抜け出せない、そんな主人公が多い中、カナリアは前に進みました。いつまでも彷徨っているよりは、決断が早いほうが気持ちがいいですね。

ただ生き延びることではなく、自分の命なのだから他人が作ったストーリーに無理に沿うのではなく、自分が主人公となって動くべきですよね。カナリアはウジウジしないので好きです。

それでも彼女がここまで決断するまでに、セザールの心が何度折れそうになったことか。変に強すぎず、弱いところがある彼だからこそ、カナリアも動く気になったのかもしれません。

今回の事件で案の定、ジャックスはセザールに滅茶苦茶怒られ、解雇されました。幼い頃からの仲間でも許せないほど、セザールにとってカナリアは大切なのです。

でもここでカナリアがジャックスを救いましたね。この世界では重罪ですが、ただ勘違いしただけですし、ジャックスの行動はセザールを思ってのことでしょうしね。子供の躾みたいですね、父が怒り、母が逃げ場として受け入れるという。

オスカーのセリフ通り、平和に終わって良かったです。

さて積極的に動くことにしたカナリア。彼女は秘密の部屋にグレイシーを呼び出しました。セザールが皇位継承するには、ランカスター家の協力が必要ですが、爵位を継ぎたいグレイシーの望みを叶え、ランカスター家としての協力を得るつもりでしょうか。


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それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

猫野: