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無料漫画アプリ・ピッコマ、LINEマンガで連載中の「ある日、お姫様になってしまった件について」作家Spoon、Plutus、原題・어느 날 공주가 되어버렸다
ある日突然、小説の中の姫に生まれ変わってしまった主人公。しかも実父に殺される運命の姫に。血も涙もない冷血な皇帝クロードの娘として生まれ変わってしまった主人公が、生き残るために奮闘する異世界転生ファンタジー漫画です。
毎週日曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、イゼキエルの好意に気づいたアタナシアだが、正ヒロインがいるからあまり深くは考えなかった。
デビュタントのことで、本当はパパと一緒に手をつないで入場したい、デビューダンスもパパが良い、祝いの言葉もパパが最初が良いとおねだりしてみた。駆け引きの関係もデビュタントで終わりだからだ。
クロードは表情には出さないが嬉しさのあまり変な動きをし、彼女に約束する。針のむしろから解放され喜ぶフィリックス。
フィリックスと二人で散歩していると、アルフィアス公爵が現れた。アタナシアのエスコート相手がクロードだと知り、目に見えて動揺する。
そして本当は息子のイゼキエルをパートナーに薦めるつもりだったのだと、公爵は話すのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」28話のネタバレ
イゼキエルはジェニットと仲良くおてて繋いで入場するんじゃなかったのと、不思議に思うアタナシア。
アルフィアス公子が私をエスコートしたいと望んだのかと彼女が聞くと、お姫様を補佐できることは息子にとって光栄なことですと、公爵は答える。
イゼキエルの意思ではないみたい、公爵はまだ私と関わることを諦めないのかと思い苦笑いする。
公爵からよくお話を聞くので、公子に興味が湧いてきました、デビュタントホでお会いしましょうと言い、公爵との会話を終える。
フィリックスは、アルフィアス公子とは毎回行き違いますねと言うが、実はこっそり会ったけどと思うアタナシア。
アタナシアは、自分に告白しようとしたイゼキエルを思い出す。
すると離れたところにルーカスが見えた。
アタナシアは彼に駆け寄り、呼び止める。
最近とても忙しいみたいね、あまり会えないじゃないのと言うと、ルーカスはじっと彼女の顔を見つめる。
ルーカスは舌打ちした後、失礼と言い、しゃがんでアタナシアのほどけた靴紐を結びなおした。
そして、子供でもないのに、こんなものつけてどうするのかと言い、彼女のおでこを指ではじく。
葉っぱがついていたようだ。
彼が触れたおかげで、何故か体が軽くなった。
ルーカスは、とても忙しいが暇を見つけてお尋ねします、お姫様は私が恋しいようなのでというのでと言い出す。
まさかその逆ですけどと突っ込むアタナシア。
気まずいフィリックスはアタナシアに宮に戻るよう促す。
そして翌朝、侍女たちやフィリックスから誕生日祝いをもらう彼女。
とても可愛らしいプレゼントで、クロのぬいぐるみもあった。
アタナシアが喜ぶと、お姫様に出会えたことが人生最大の喜びなのです、来年ももっと素敵なプレゼントを用意しますね、これからもお姫様にずっと素敵なことばかり起こりますようにと、温かい言葉をかけてくれる。
ありがとうと照れるアタナシア。
リリーが、今日のために特別に用意したという、大きなチョコケーキを持ってきてくれた。
ハンナやセスも協力して作ってくれたのだという。
そうして幸せな一日を過ごし、夜になりベッドに入ると、リリーがお姫様は私たちにとってもこのオベリアにとっても宝物なのですよと言う。
この言葉を誕生日にはいつも言ってくれるので、母がいたことはないがリリーを母のように感じる。
今日ここまで元気でいてくれてありがとうございますと言うリリーに、アタナシアも、いつも側にいてくれてありがとうと答える。
だが不安そうな表情のリリー。
フィリックスやハンナ達もそうだった。
なぜなら今年も達も、誕生日にクロードが来なかったからだ。
このとき感じるのは、皆が思うようにパパが来なくて寂しいという気持ちではなく、クロードを平凡な人間に感じてしまい、変な気持ちになる。
生き残るためには嬉しいことなのだが、クロードに人間らしい部分があるということはと考えてしまい、変な気持ちになるので考えるのを止める。
すると声をかけられるので、何でこんな遅くに来たのかと彼女が聞き返す。
そこにいたのはルーカスだった。
彼は、俺がそんなに暇なやつに見えるのかと言うのだった。
漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」28話の感想
14歳のデビュタントで、クロードはジェニットに会い、彼女を溺愛するようになる。それが原作の設定です。
ジェニットと一緒に登場するはずのイゼキエルを、何故か薦めてくるアルフィアス公爵。原作と違うのでアタナシアは理解できません。イゼキエルの好意も、どうせジェニットに向かう物です。
ふと彼女があのときのイゼキエルを思い浮かべると、タイミングよくルーカスが遠くに見えました。ルーカスは柄にもなく、しゃがんで彼女の靴紐を結びなおしてくれましたね。
男性が跪き靴を履かせるという行為は、韓国ドラマによくあるようで、相手に好意を持っている表現のようです。靴紐を結ぶという近い行為をしているので、ルーカスは知らず知らずに彼女を大切に思っているということなのでしょう。
アタナシアは、イゼキエルとルーカスの二人から淡い想いを向けられているわけですね。
小説の中のアタナシアは、かわいそうな脇役でしたが、この世界のアタナシアは間違いなく主人公です。
原作を参考に、ここまでうまくやってこれたのですが、やり過ぎると幸せを逃してしまいます。早くそこに気づいて欲しいですね。
またクロードが何故誕生日こないのか、その理由は家族愛が無い、アタナシアに興味がない、ということではなかったのですね。彼も色んな感情と戦っているのでしょう。
沢山の酒瓶がありましたが、辛い記憶を消し去るために飲んでも、娘をみると辛い記憶が蘇ってしまう。突き放したくてもそうはできないと、誕生日の度に葛藤しているのでしょうか。辛いですね。
ところで、ルーカスは深夜にいきなりどうしたのでしょうか。忙しいと言っていましたが、これからどこかに旅立つのかな?次回が気になりますね。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに