無料漫画アプリ・ピッコマで連載中の「これはまぎれもない結婚詐欺ですっ!」原作BakHedam、漫画Pearjuice、脚色Jade、原題이건 명백한 사기결혼이다
伯爵令嬢に転生した主人公が、爵位を守るために1年だけの契約結婚する。お相手は超絶イケメンの情報ギルドのマスター。しかし彼の本当の正体は、狂気の殺人鬼「カリアード」。殺人鬼と彼女の甘い新婚生活を描く、恋愛漫画です。
毎週月曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、仲良いところを貴族らに見せたいからチューしようと言われたデリスは、彼女の顔のあちこちにキスする。自分から言いだしたことだが恥ずかしくなるレイリン。止まらなくなったデリスは、彼女を抱き上げ自室へ。
カリアードが大公妃を愛してやまない噂は本当だった、レイリンがいる限りはソペンは平和だと確信した貴族たちは、意気揚々とそのまま帰る。
レイリンはベッドに寝かされ、キス攻撃を受け続けていた。どうやらデリスの持つ力に似た匂いが、彼を落ち着かせてくれるとのこと。
一方、レイリンをデリスに連れ去られ、レイリンに会えないまま帰宅することになったベラ。このままカリアードが記憶をもどしたら厄介だ。
そう思う彼女の前に、風の神ペルフラが現れる。カリアードを今度こそ殺すというペルフラ。星の幸せを望むなら止めてというベラの正体は、大地の神アルベラだった。
この惑星が誕生した時、好戦的な火の神ヤードと残忍なペルフラが幾度も争いを起こし、生命が誕生しなかったので、アルベラと水の神カリーダが、彼ら神を封印する器・神の牢獄カリアードを作ったのだった。
その頃デリスは、いつになったら自分のものにできるのかと、スヤスヤ眠る彼女を見つめるのだった。
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漫画「これはまぎれもない結婚詐欺ですっ!」37話のネタバレ
神を封印するために作られた少年は、名も無く、何の意思も持たない、純粋な力の結晶体でしかなかった。
ヤードとペルフラの封印を命じたが、反応がない、自分たちの力の一部を合わせただけでは無理だったのかと、アルベラとカリーダは相談する。
ならば自分が先に彼の中で眠ろうと言い、カリーダが少年の中へ。
最終的な狙いは、全ての神を1箇所に封印し、それぞれの力を使えるようにすることだったので、カリーダは自ら封印されたのだ。
カリーダの力を得た少年は、彼自身とカリーダの力の融合により、一瞬のうちにヤードを封印した。
彼の中に眠る、カリーダ、ヤード。
こうして彼の名前はカリアードとなったのだ。
その後ペルフラも彼に封印された。
アルベラは、いざとなったら怖くなったのは事実だが、決して逃げようとしたわけではないのだと、拳を握りしめる。
時を少し遡り、皇宮では、皇帝が業務に追われていた。
あまりの量に、もう何日も執務室に閉じこもりっぱなしである。
ペルシルが疲労回復に効果のあるお茶を運んで来てくれる。
彼女に礼を言おうとすると、皇帝はギックリ腰になる。
痛みをこらえ、皇帝はカリアード領からの返信はないのかとペルシルに聞くと、無いとのこと。
シュタントもまだ休暇中で、いつ戻るとも連絡が全くないのだという。
怒った皇帝は、手紙を書き、カリアード領へ届けるよう指示。
そこへ近衛兵が、反乱が起きましたと報告しに来る。
また反乱が起きたのかと、困惑する皇帝は、シュタントでもデリスでも早く来て助けてくれと嘆くのだった。
時は現在に戻り、謁見日の翌日には、皇帝からの手紙がカリアードのもとに届いた。
内容は、シュタント宰相を探しだして連れてきてほしい、今回の命令も無視するなら皇帝が直々に乗り込みに行き、新婚生活を邪魔すると書いてあった。
読んだら即、その場で燃やすデリス。
次からは、密書以外は執事長であるお前が先に目を通すこと、呼び出し内容なら処分しろと命じる。
そして午後に戻るから、報告は机の上に置いておくよう命じ、出ていくデリス。
執事長であるターナーは、この仕事について一ヶ月経ち、慣れもあるのか徐々に恐怖を感じなくなってきた。
それに今日はやけに長く話していた、これもきっと妃殿下のおかげに違いない、二人の結婚生活はなんだか羨ましいと思うターナー。
その頃レイリンは、一晩中デリスに匂いを嗅がれていたので、睡眠不足になっていた。
嗅ぐのはいいが、嗅ぐだけとはどういうことなのかと、ムッとする彼女。
だが、昨晩お前が欲しいと囁かれて、寝ぼけたレイリンは、わかった好きにしてと胸元を少し広げ、そのまま眠リ続けていたことを思い出す。
彼女に胸元にスリスリと顔を寄せるデリス。
そこまでは覚えているのだが、その先は全然覚えていない。
むしろ何故そこだけ覚えているのかと、顔が真っ赤になる彼女。
ベラは、昨晩ペルフラが突然現れたことを考えていた。
今の彼の力では何もできないだろうに、一体何をするつもりなのか。
ベラはレイリンの執務室に入ると、顔を真赤にしたレイリンがいた。
熱があるのではと騒ぐベラに、疲れているだけだと笑うレイリン。
カリアードは星の力に酔っているという、ペルフラの言葉を思い出し、星がきっと無理して力を使ったに違いないと考えたベラは、今日の予定はキャンセルして休んだほうがいいと言う。
レイリンは、平気ですと言い、行政部の官僚に会う準備をすすめるよう、ベラに頼むのだった。
眠くて堪らないレイリンだったが、官僚達から渡された予算帳簿が滅茶苦茶だったため、帳簿について問い詰めなくてはならなかった。
そうして官僚らを呼び出し、余るはずである予算について、何故無いのか、使ったのなら内訳はどうなっているのかと、指摘する。
さらに、労働者への給料だけでなく資材費用まで全部で3回も支払っている、2週間の工事なのに多すぎるのではないかと指摘すると、契約内容によっては3回にに分けることもあると説明する官僚。
ではその計画書を見せるようレイリンが指示すると、それは公共施設の管理者が知っていることで、我々はただそのまま計画書を先代の王妃に渡し、承認をもらっていただけだと言い訳する。
なら計画書の内容を検討しなかったということかとレイリンが言うと、先代の王妃からこのやり方であり、これまで問題はなかったと言う彼ら。
反省するどころか言い訳して逃れようとしていることに気づいたレイリンは、次の手に出る。
彼らに怒鳴るベラに、ベラどうしよう、この帳簿をこのまま太閤殿下に報告してもいいのか、太閤殿下は私よりもお金が好きだと知っているでしょうと、涙を浮かべ演技するレイリン。
だからネックレスどころか指輪の一つも買ってくれないと言うレイリンの言葉に、ハッと気づいたベラは、そうですよねと、妃殿下を溺愛しているわりに誠意がないと熱烈にレイリンの演技に乗る。
一方その頃、デリスはまたもや料理のレッスンを受けていた。
試食した部下や料理長の反応を見るに、今回も成功したようだ。
何も知らずに始めた料理だったが、意外に面白く、昨晩の狂いそうだった気持ちも少しは落ち着かせることができた。
今日もリリンに美味しく食べてもらえるだろうかと思うデリスの耳に入ってきたのは、妃殿下にプレゼントの一つも買ってあげないなんてと、デリスを罵るベラの声だった。
漫画「これはまぎれもない結婚詐欺ですっ!」37話の感想
カリアードの名前の由来がわかりましたね。22話にも書いてありました。
大地の神アルベラを除く3人の神を食い殺したとされる、神話に登場する悪魔の化身の名前がカリアードで、皇帝が名付けたことになっていました。デリスは、悪魔の化身そのものだったのですね。
実際は神の意思によって、体内に神を封印されることになった結晶体です。そして神話の内容とは違い、自ら望んで神を飲み込んだわけではなさそうです。
では星の存在はどういうことなのでしょう。星の力を使ったとは一体どういう意味なのか。レイリンは全く何もしていなそうですけど。
さて大公妃として業務をこなすレイリン。先代王妃のときは滅茶苦茶だったようで、今回だけでなく、今後も色々とトラブルが発生しそうですね。
言い訳する彼らに、デリスを使い脅そうとするレイリンですが、演技に乗りすぎたベラの言葉をデリスに聞かれてしまいました。彼はどうするのでしょうか。なんだかレイリンに山程プレゼントを贈りそうですね。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに