漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」原作Nokki、作画AhBin、原題・양판소 주인공의 아내로 살아남기
どこにでもありそうなファンタジー小説内の悪役で脇役、さらに悪妻のあまり次期皇帝の夫に処刑される妃、カナリアとして生まれ変わってしまった主人公。
そんな彼女が生き残っていくために奮闘する、異世界恋愛ファンタジー漫画です。
毎週金曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、ユリアと無事仲良くなれたカナリア。帰りに、ユリアへの花束を持ったノアと出くわす。
あんなに幼かった子がもう大人になったと、嬉しくなったカナリアは、ノアをからかい始めた。彼が房事にハビーと一緒に参加しようとした思い出話をし、ノアを慌てさせ、面白がるカナリア。
ノアに付き添っていたオスカーは、セザール側近ジャックスに、皇太子妃がノアと房事していたなんてと嘆く演技をし、カナリアが不倫していたのだと誤解させた。
これは面白いことになると思ったオスカーは、カナリアを拉致する計画を変更し、そのまま皇宮へ帰すことに。カナリアの冗談はカナリア自身の身を護ったが、大きな誤解を生む羽目になった。
一方、カナリアに合流しようとあちこち移動していたイーサンは、馬車を襲おうとしていた不審は男二人組を見つける。男らは、イーサンの容姿なら奴隷として高く売れると、彼に襲いかかろうとするのだった。
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漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」34話のネタバレ
イーサンに返り討ちにされた男たち。
どうか命は助けてくれ、俺達はただ言われたことをしようとしただけなのだと、命乞いする。
ここで待ち、通る馬車を襲撃するように言われたのだと言い、カナリアのノートを見せる。
この謎の文字では何が書いてあるかわからないが、馬車に乗っている人物ならその内容がわかるので、脅迫をして内容を聞き出すよう指示を受けたんだと、男らは説明した。
イーサンは、馬車に乗る人物が誰なのか知っているのかと聞くと、詳しくは知らない、ただ金目当てでこの依頼を受けたのだという。
この道は、カナリアが皇宮に戻る道の一つである。
では依頼主は誰かと聞くと、突然殺気を感じ、イーサンは振り返る。
何本もの矢が飛んできて、男らに刺さり、彼らは絶命する。
黒いローブを纏ったものが一瞬見えた。
一体誰がこんなことを企んだのだろうか。
その夜。
ジャックスが悲痛そうな顔で戻ってきたので、ラヤやミラーは、やることもやらずにサボっていたクセに、何故そんな顔しているのかと突っ込む。
サボっていたんじゃない、押し付けられた皇太子妃の護衛で皇宮の外に行っていたのだと喚くジャックス。
そんなことは知っているから、溜まっている仕事を終わらせろと注意するラヤ。
今はそんなこと重要ではない、俺が何を聞いてきたか知っているかとジャックスが騒ぐので、ミラーがどうしたと聞くと、皇太子妃が第二皇子に、私と房事しようとしたことを覚えているかと聞いたのだと、ジャックスは話す。
ラヤもミラーも驚き、ミラーは、ここでそれ以上言うなと止める。
だがジャックスは止まらず、第二皇子は顔が真っ赤になって、皇太子妃は大笑いしていた、これはヤバイことだよな、殿下に報告するべきかどうかというジャックス。
笑った?と聞かれたので、正確には大爆笑を堪えてる感じだったとジャックスは答える。
そしてジャックスはハッとする。
質問の主はセザールだったのだ。
尋常ではない様子のセザールは、ジャックスの胸ぐらを掴むと、ジャックス・バナード卿、今の言葉に偽りはないなと迫った。
ジャックスは、殿下に下賜された騎士の称号にかけて誓うと答える。
セザールは目を見開き、ジャックスから手を離す。
セザールは、その言葉を聞いたのはお前一人だけかと聞くと、南部戦争のときに皇后の手紙を届けに来た男、オスカー・ハインデルが一緒だったとのこと。
オスカーは明らかに皇后の指示でノアについている、皇后側の人間ならそのことを敢えて漏らしはしないだろう、世間に知られればノアにも打撃がいくからと考えるセザール。
セザールはジャックスに、今日のことは絶対に口外するな、皇族の話しを下手に広めると、お前の首が飛ぶ、今後注意するようにと命令する。
セザールは部屋を出ていく。
ジャックスはふと、そういえば房事云々の後にもう一つなにかあった、ハビーとかなんとか、でも第二皇子様が叫んでよく聞こえなかったと頭を抱えるジャックスなのだった。
深夜、セザールは庭で剣の練習をしていた。
カナリアとノアは実の姉弟のように過ごしてきて、もともと度が過ぎる冗談を言い合う間柄だったと、彼はまず冷静に考えることに。
噂が広まる前にジャックスが聞けたのは良かった。
しかし、巷で広がる噂が本当ならと、嫌な考えが頭をよぎり、セザールは剣を離してしまう。
そして、俺はこのように無理に言い訳を見つけながら、カナリアを信じ続けることができるのだろうかと、切ない表情になる。
その様子を、樹上で眺めていたのはオスカー。
ノートは詳細を調べる前に奪われてしまったが、面白いことになった、この後3人の関係がどのようになるか楽しみだと、彼は呟くのだった。
そして夜遅く、イーサンが皇宮に戻ってきた。
大丈夫ですか、こんな時間まで戻らないからとても心配しましたと言い、寝間着姿のまま慌てて駆け寄るカナリア。
イーサンは動揺しながら、道がわからなくなって遅れたと話す。
カナリアは、無事でよかった、これでようやく安心して眠れますと安堵する。
もしかして今まで僕を待っていたのかと驚くイーサン。
当たり前です、自分の護衛騎士がもどらないのに、のん気に眠ることなんてできないと答える。
気が抜けたら眠くなってきたのでこれで失礼しますと言い、カナリアは自室へ戻った。
その姿を見送るイーサン。
その手には、カナリアのノートがしっかりと握られているのだった。
漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」34話の感想
男達がカナリアを襲撃してどうするつもりだったのか、ばらしてくれましたね。しかし依頼主を聞く前に殺されてしまいました。
イーサンはカナリアのノートを手にれましたが、今後どうするつもりなのでしょう。皇后の手先だと信じ込んでいた以前の彼なら、より彼女を怪しんで、狩人に狙われるより、カナリアの身が危なかったかもしれません。
でも、身分を気にすること無く、彼に接する彼女の姿は、イーサンの考えをどんどんと変えていっているようですね。そのまますんなりノートが返却されるのが一番ですが、一応セザールのもとに渡るのでしょうか。
セザールは、オスカーにまんまと騙されたジャックスによって、精神的に参ってしまいました。ジャックスがハビーさえ覚えていれば・・・不確かな情報を誓いをたててまで報告してしまったので、これが誤解だとわかった暁には、ジャックスはセザールに折檻されそうですね。
オスカーは面白そうだと、樹上で見学していましたが、何故あんなところに・・・。一体何者なのでしょうか。面白いかどうかで判断しているようなので、完全にエブゲニアの味方というわけでは無さそうですね。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに