漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」原作Nokki、作画AhBin、原題・양판소 주인공의 아내로 살아남기
どこにでもありそうなファンタジー小説内の悪役で脇役、さらに悪妻のあまり次期皇帝の夫に処刑される妃、カナリアとして生まれ変わってしまった主人公。
そんな彼女が生き残っていくために奮闘する、異世界恋愛ファンタジー漫画です。
毎週金曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、オスカーはカナリアを調べ始めた。侍女はカナリアのノートを持ち出し彼に渡す。だが見知らぬ言語で書いてあるため理解できないので、本人に直接聞くべきだろうと考える。
エブゲニアはカナリアを呼び出し、ノアの結婚相手候補のユリア・ペルセネ伯爵令嬢に会いにいくようと指示する。
カナリアとイーサンが出かける準備をするために移動中していると、侍女が走ってきて、セザールが緊急でイーサンを探していると伝達する。イーサンは代わりの護衛として、さぼっていたジャックスを置いていく。
イーサンが慌ててセザールのところに向かうも、彼は呼び出しておらず、ひたすら今後のことについて調べ物をしていた。
イーサンはカナリアのところに戻ることになった。気が進まないながらも、何か嫌な予感がすると馬を走らせる。
その頃カナリアはユリアと会っていたものの、陰気な性格のユリアに右往左往するのだった。
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漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」33話のネタバレ
泣くユリアにハンカチを差し出すカナリアは、話が面白くある必要はない、社交活動は所詮建前の世界なのだから、オペラの役者のように演じればいいのだという。
そもそも社交活動を楽しんでいる人はいないと思う、私だって退屈で仕方がないが無理して参加しているのだと話す。
ユリアは自分に問題があるから、皆が楽しく話している間一人ぼっちだったというと、それが普通なんですよ、私は暇があればテラスに逃げているのだと、カナリアは微笑む。
それにパーティー料理までまずかったら、その日は最悪という。
ユリアは、そうです、私もテラスに逃げるのだと共感する。
では皇宮の宴会場で一番の隠れ場所知っているかとカナリアが言うと、二人でハモるように2階北側の一番端のテラスだと同時に答える。
二人はキョトンとし、早く行かないと先取りされてたのだけど、そこにいたのは令嬢ですねとカナリアが笑い、ユリアも笑いながら、カナリア妃は本当に愉快な方ですねと、打ち解ける。
誰かと会話しているとき、このように大きな声で笑ったの初めてだと微笑むユリア。
カナリアは彼女の笑顔をみて、このように笑顔になれる人なのだと、彼女の印象を変える。
カナリアは帰る際、今日はここで一旦帰るが、今度はパーティー会場で楽しんでいるフリをする方法を教えるから、一緒に食事しましょうと誘う。
光栄ですという純粋なユリアの態度を、少し重苦しく感じるが、ノアと結婚する人がこのように優しい人でホッとしたと思う彼女。
ペルセネ伯爵邸を出たところで、オスカーを連れたノアと出くわす。
何故ここに姉さんがと驚くノアは、さっと背中に花束を隠した。
皇后陛下の指示でここに来たというカナリアは、同じく母の小言で来たのだと言い訳するノアに、花束まで用意してすっかり大人ねとニヤニヤしながら近づく。
あの小さかった子がいっちょ前に結婚だなんてとからかうカナリアに、姉さんだって12歳のときに結婚したじゃないかと騒ぐノア。
そうです面白いでしょうとカナリアは茶化す。
冷たかった12歳のセザールに、幼い頃と変わらぬまま優しいノア。
こうしてみると皆大きく成長し、時の流れの速さを感じる。
そういえばこれ覚えているかと、ノアが一緒に房事の日に参加しようとしたとカナリアが言いかけると、そんなこと今言わないでくれとノアが慌てて止める。
ジャックスとオスカーはその様子をキョトンとして見ている。
ノアは顔を真っ赤にして拗ねた表情になるので、面白くなったカナリアは、私と房事するつもりだったんじゃないのハビーと一緒にとからかうので、それ以上は言うなあと、赤面して絶叫するノア。
ジャックスは、房事しようとしたという言葉が引っかかり、それに気づいたオスカーは、第一皇子直属の騎士であるジャックスを利用しようと考える。
まさかカナリア妃殿下と第二皇子が房事しただなんて、まさか夫君を裏切ったのかと演技するオスカー。
ジャックスの顔色が変わる。
カナリアはただ昔のことを思い出しただけなのだが、その一言のせいで大きな波紋を呼ぶとは思ってもみなかった。
オスカーは御者に、今回の計画は中止して、安全な道を行くようにしてくださいと指示する。
御者は、何かあったのかと聞くが、それよりも興味深いことが起きたからとオスカーは言う。
カナリアの何気ない一言は、カナリア自身を罠から救い、誰かには大きな誤解を生みだしていた。
一緒に馬車にのるジャックスが不機嫌そうなのに気づくカナリア。
その頃イーサンは、カナリアと合流しようとあちこち走り回っていた。
道がよくわからないので、とにかくあちこち通った。
すると木陰から、一体馬車はいつ来るのかと声がする。
こちらの道に来なかったら計画が中止なったということだから、時間をみて戻りましょうと、弓矢を背負った男二人が会話していた。
後ろから、ここで何をしているのですかと聞かれ、馬車を待っている最中だと、つい男は答えるが、聞いてきたのが部外者の少年だとわかり慌てる。
イーサンはその容姿でさも純粋そうに、おじさんたちは盗賊なのか、悪いことをするつもりなのかと聞く。
男はイラっとし、俺たちが盗賊だろうがなんだろうがお前には関係ないだろうと言い返す。
もうひとりの男は、この少年は容姿が整っているから、奴隷商人に連れていけば高値がつくのではと提案する。
それはいい話だなと言って、二人の男はイーサンを襲おうとするのだった。
漫画 「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」33話の感想
カナリアはユリアと打ち解けることができましたね。
一安心というところですが、オスカーが仕掛けてきました。やはりイーサンを離したのは、カナリアを拉致するつもりなのでしょう。本のことを聞こうとしていたので、殺さず拷問ぐらいのつもりだったのでしょうか。いずれにせよ、危険でした。
それがノアをからかうことで回避できました。しかし、ジャックスは何か勘違いをしているので、これがセザールの側近中に広まれば、厄介なことになりそうです。
ただでさえ、セザールの凱旋式後の宴会で(22話)ノアとカナリアの仲睦まじい姿を見て、周囲は噂し、セザールは拗ねてしました。それに夜を共にしたと側近から報告を受けたなら、セザールはどうなってしまうのか、ショックでおかしくなってしまうのでは。
カナリアに愛されることを想像しただけでのぼせ上がる彼には、とんでもない誤報です。ぜひジャックスの中だけに留めておいて欲しいですね。
また、イーサンはどうみても怪しい連中を見つけました。これで何者かが仕組んだこと、カナリアはむしろ狙われていて、彼女は皇后の手先を得じているだけで実は違うのだと、わかってもらえるといいのですが。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに