無料漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「捨てられた皇妃」 漫画 iNA、 原作 Yuna 、原題・버림 받은 황비
──主人公のアリスティアは、神のお告げの子とされ皇后となるべく育てられたものの、別の少女が現れ次位である皇妃に落とされる。そして愛する皇帝には虐げられ最後には反逆罪に問われ処刑される。
しかし神によって時間が戻され、自身の9歳の子供時代へと転生し、悲劇の運命を回避するべくやり直すという、転生がベースの恋愛ファンタジー作品──
毎週土曜日に最新話が更新されます
前回のあらすじは、アリスティアは、ゼナ公爵に汚れた血と言われたことについて考える。貴族名鑑では、父も母もれっきとした貴族だった。
屋敷にいた第2騎士団に聞いてみると、なんと父は現ラス公爵夫人との婚約を蹴って、ジェレミアを選んだことが判明。詳しいことは、父自身が話してくれるのを待つことにする。
建国祭が近づき、久々の連休に入ったアリスティア。すると、エンテアとカトリーヌが彼女のもとを訪れ、かんざし作りについて肝心の細工工が応じてくれないと相談するのだった。
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漫画「捨てられた皇妃」最新話83話のネタバレ
センク子爵家のどの細工工よりもいい条件を提示したのだが、その細工工は聞く耳もないのだという。
アリスティアがその人物でないとと指定したしたため、様々な提案をしたものの、とても偏屈で頑なに拒むのだという。
アリスティアはその細工工に直接会ってみると言う。
その者は平民地区の外れに住んでいるので、薄暗く道も悪いと、エンテアやカトリーヌは心配するが、その細工工は必ずお迎えしなければならないとアリスティアは言い切る。
すると、僕達も同行するよと行って、アレンディスとカルセインが現れた。
タイミングよくモニーク邸を訪れたようだ。
人数は多いほうがいい、飛びかかってきたら危ないだろ、と彼らも一緒に来てくれることになった。
それから2時間程経ち、平民地区に到着。
後に神の手と呼ばれることになる工芸家ヴェンタスが作り出す作品は、そのずば抜けた感覚と繊細かつ美しい細工技術で、まるで古代に存在した魔法のようだと称賛された。
大陸中の人を魅了し伝説の人物となった彼だが、今はただの変わり者でしかない。
ヴェンタスは宝石細工と貴金属加工の両方を手掛けるのだだが、結果に対するこだわりが強すぎるため、依頼人や商人達とよく揉め事になるのだそうだ。
アリスティアはヴェンタスの工房の扉をノックすると、ボサボサ頭でまんまるメガネをかけた生気のない男が出てきた。
あまりの容姿に、エンテアとカトリーヌは呆然とする。
アリスティアは自己紹介し、かんざし作りにどうかご協力頂けませんかと丁寧にお辞儀をする。
ヴェンタスは、建国の功臣であるモニーク家のお嬢さんがわざわざ来てくれるなんてありがたいものだが、あんたたちの他にも貴族は大勢やってくるし、もちろん全員断ってきたと言う。
アリスティアは、私はヴェンタスさんの作品を世に広めるための専用ブティックを用意致しますと宣言する。
専用ブティックは工芸家の夢だ、わかってるじゃないかと、ヴェンタスの目に輝きがでてきた。
だが、オイラをバカにすんなと怒鳴り、本当に飛びかかってきた。
慌てて間に入るカルセインとアレンディス。
金やブティックやそんなものに興味はない、求めているのは最高品質、芸術、美しさそれだけだと力説し、そこらの三流の細工工と一緒にするなと叫ぶ。
ヴェンタスが暴れるので、皆外に出ると、オイラが作りたいものを作る、美しき技術がわからない貴族ども、原価にうるさい商人達と関わるのもゴメンだと、ヴェンタスはアリスティアに怒鳴り、驚く彼女達をバカにする。
言いたい放題言って、ヴェンタスは工房に戻っていった。
エンテアとカトリーヌは、ご覧の通りあのような様子で交渉できないのです、他の人ではいけないのですかと、困惑する。
アリスティアは、あのような粗末な環境で作業をしているなんて、大変ではなかろうかと言い、もう少し粘ることにする。
それから数日に渡って、ヴェンタスのもとを訪れるアリスティア。贈り物を持っていったり、買い物についていったり。
6日目には、この工房の環境は劣悪だから、製作に必要な最新設備を用意するとアリスティアは提案する。
ヴェンタスは、オイラは道具を選ばない、技術不足を道具のせいにする職人じゃないと言い返す。
アリスティアを無礼者と罵るので、いい加減頭にきたエンテアが、この偏屈野郎と怒鳴り返す。
怒鳴りあいになるヴェンタスとエンテア。
アレンディスは、僕のティアになんてことを激怒してケンカに混ざろうとしているので、カルセインはアレンディスを止め、みんな変な物でも食べたのかと呆れる。
とっとと帰れと言って、道具を投げてくるヴェンタス。
アリスティアはエンテアをかばって、右手を切ってしまう。
とっさにアレンディスとカルセインの目の色が変わり、カルセインはヴェンタスの胸ぐらを掴む。
あんた達が勝手に押しかけてきて無礼を働くからだと言い訳するヴェンタスに、冷酷な目をしたアレンディスは、客人に悪態をつくお前はどうなのだ、貴族に怪我をさせたのだから同じ目にあっても文句はないだろう、職人にとって手は命、靭帯や腱が切れたらそこまでだと、脅し始めた。
アリスティアは大丈夫だからと彼らを止め、大変失礼しました、私が強引すぎましたとヴェンタスに謝るのだった。
漫画「捨てられた皇妃」最新話83話の感想
貴族社会で影響力を持つために始めたかんざし作り。成功させるのは、神の手を持つ細工工が必要でした。
しかしかなりの偏屈で、貴族は技術の奥ゆかしさを理解していない、商人は原価をひたすらねぎろうとしてくる、と相手にしてくれません。
それだけ自分の技術に誇りを持っており、納得のできない作品は仕上げたくないし関わりたくもないということなのでしょう。
実際に彼は素晴らしい技術を持っているのですが、まだ日の目を見る前なので、アリスティアがそこまでこだわる理由が、エンテア達にも、恐らくヴェンタス自身にも理解できないと思います。
平民であっても礼を尽くすアリスティアですが、ヴェンタスに受け入れてもらえる日はくるのでしょうか。
ヴェンタスは怒鳴りながらも、キラキラしていましたね。熱意の現れでしょうか。
そして、今回はアレンディスやカルセインに加えて、女友だちのエンテアとカトリーヌも一緒の4人パーティだったので、なんだか新鮮でした。アリスティアの周りに人が集まって来るようになって、良かったですね。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに