無料漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「捨てられた皇妃」 漫画 iNA、 原作 Yuna 、原題・버림 받은 황비
──主人公のアリスティアは、神のお告げの子とされ皇后となるべく育てられたものの、別の少女が現れ次位である皇妃に落とされる。そして愛する皇帝には虐げられ最後には反逆罪に問われ処刑される。
しかし神によって時間が戻され、自身の9歳の子供時代へと転生し、悲劇の運命を回避するべくやり直すという、転生がベースの恋愛ファンタジー作品──
毎週土曜日に最新話が更新されます
前回のあらすじは、アリスティアは父に頼み、ベリータ公爵の持つ皇室派貴族の内情資料を見せてもらう。
その後、ヌエン子爵家のパーティーにて、裕福ながらも目立たず、社交界での地位が欲しいであろう子爵令嬢らと仲良くなった。
次期皇后であるアリスティアの影響力を得る見返りに、アリスティアの社交界での地盤固めをしてくれる打算的な友人関係を作ることに成功したが、何の見返りもなく接してくれるアレンディスやカルセインが頭をよぎり、胸が痛む彼女。
そしてそんな彼女を心配するケイルアンなのだった。
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漫画「捨てられた皇妃」最新話77話のネタバレ
馬車での帰り道、父ケイルアンは、初めてにしてはうまくやったとアリスティアを褒めた。
笑顔の下にナイフを隠した貴族たちの戦場にもう二度と関わるつもりはなかったが、剣だけでは大切な人を守ることが出来ないので、周囲と同じ戦い方をすべきときもある。
慣れているはずだから大丈夫だと思い込もうとするアリスティア。
このようなことをして父を失望させたのではないかと聞くと、そんなわけない、厳しい世界を生き抜くには必要なことだと理解してくれた。
そしてアリスティアが本当は誰よりも優しい子だということも。
アリスティアは過去を思い出す。
かつての自分は、皆上辺だけの関係だったので、親しい人はおらず、誰に嫌われても気にならなかったし、どうやってのし上がろうかと考えてばかりいた。
だけど今は、カルセインやアレンディス、騎士団や屋敷の人々のおかげで、誰かと心が通じあう大切さを知ってしまったので、皆を失望させて嫌われてしまうのではないかと不安になる。
察したケイルアンが、親しい人ならわかってくれると言い、彼女を抱きしめた。
アリスティアはその言葉に励まされるのだった。
後日、今度はアリスティアが系派内の一部の令息令嬢に招待状を出し、侯爵邸に招いた。
ジェノアとキリナ、その友人の令嬢らには招待状が届かず、社交界の中心であるジェノア嬢を誘わないなんて信じられないと、彼女たちはアリスティアを批判していた。
ジェノアは、やっとアリスティアが動いたのだと考える。
キリナは、自分たちを排除しようとしてるに違いないとジェノアに意見を聞くが、アリスティアも軽はずみな行動はできないだろうから、お手並み拝見と静観することに決まったのだった。
そしてモニーク侯爵邸の庭園で、楽しくお茶会が開かれた。
アリスティアは趣味の話を始め、装飾品のデザインが好きな彼女が最近考案したものの意見を聞きたいのだと、デザイン画を皆に見せた。
一度目の人生の少し未来でかんざしが流行していたので、アリスティアはかんざしをデザインしたのだった。
これまでは技術不足でかんざしは地味な物としかされなかったが、神の手を持つという宝石細工工が製作したものが、華やかかつ機能に優れており、爆発的な人気になったのだ。
宝石細工商人を多数抱えるセンク子爵令嬢は、かんざしのデザインを画期的だと驚き褒める。
デザイン画に描かれていた髪型もよく似合っていると高評価だ。
それもそのはず、アリスティアは過去の記憶を頼りに、かんざしに似合う髪型を時間をかけて考案したからだ。
帝国の商団家のシャリア子爵令嬢は、実際に作ってみてはどうか、間違いなく売れると、アリスティアに持ちかける。
このデザインに、ヌエン子爵家ナイラ子爵家の領地でとれる質のいい宝石を使用し、センク子爵家の細工工に任せれば、あとは自分達の商団で販売できるので、かなりの利益を生むことができるだろうと、シャリア子爵令嬢は興奮していた。
他の子爵令嬢も微笑み、なかなかの案だと踏んでいるようだ。
実はこれもアリスティアの計画通りだ。
シャリア子爵令嬢エンテアは、才能がないと噂される兄に後継者の座を渡さずに済むよう格闘していたため、この機会を逃すはずがなかった。
アリスティアは謙遜しながら、自信は無いが大切なお友達の家業に貢献できるのなら、やりましょうと承諾する。
お友達同士でお金の話をしたくないので、報酬は皆さんで分けてください、と付け加えて。
その代わり完成したら一番に見せてくださいと微笑むアリスティアに、子爵令嬢らは感謝する。
その光景を目にした他の令息令嬢。
これで、私と手を組めばいい思いをすることができると理解しただろうと、アリスティアは心の中でほくそ笑む。
あとはあの神の手を持つ無名の細工工を探し出すことで、この計画は無事完了する。
ジェノア令嬢達はどんな反応を見せるだろうかと思うアリスティアなのだった。
一方その頃、皇宮。
ルブリスに業務報告をするラス公爵とベリータ公爵。
ルブリスは、アレンディス公子が大いに活躍しているそうなので、成果が出次第公子専用の執務室を与えると話し、ベリータ公爵が礼を言う。
しかし息子のことより、アリスティア侯爵令嬢の活躍についてはききましたかと、何故かルブリスを刺激するベリータ公爵。
その隣でまたかと呆れるラス侯爵。
アリスティアはまだ社交の場に二度しか顔を出していないのに、既に多くの令息令嬢が慕っている、さすがモニーク侯爵令嬢、実に見事な政治感覚だと褒めちぎる。
ルブリスの顔が険しくなり、ラス公爵は、ほらみろ、巻き込まれたとゲンナリする。
ルブリスは、社交界の交流と騎士団の業務を同時に行っていることかと、ベリータ公爵に問う。
さようでございますが、という返事に、ルブリスは考え込む。
そしてルブリスの口から出た言葉は、今までの彼女を軽蔑するような言葉ではなく、彼女は身体が弱いのであまり無理をさせないで欲しいという、思いやりのある言葉なのだった。
漫画「捨てられた皇妃」最新話77話の感想
アリスティアは社交界を掌握しようと、あれこれ作を練りましたね。ちょうど前回仲良くなった令嬢らが、宝石発掘、宝石細工、商団の関係でしたので、かんざし作りもうまくいきそうです。
流行りを先取りするわけですから、とてつもない人気がでるのでしょう。しかしそのためには、神の手を持つ細工工を探さないといけないですね。居場所の目星はあるのでしょうか。
彼女のこんな姿をみたら、アレンディスもカルセインもびっくりするでしょうね。こんな強かな一面があったのかと。それでも軽蔑はしないと思います。必要があってやっていることなので、むしろその強さにさらに惚れそうですね。
ベリータ公爵は、いつも何故かアリスティアを使ってルブリスを刺激しますね。彼女と仲違いすることを狙っているのでしょうか。なかなか腹黒い一族ですので、何を考えているのか読めませんね。
ですがルブリスはもう彼女に悪いイメージがないので、身体の弱い彼女の心配をしました。かなり変わりましたね。とても過去でアリスティアを虐待した人物には思えません。これでベリータ公爵の計画が行き詰まるといいのですが。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに