漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」原作Nokki、作画AhBin、原題・양판소 주인공의 아내로 살아남기
どこにでもありそうなファンタジー小説内の悪役で脇役、さらに悪妻のあまり次期皇帝の夫に処刑される妃、カナリアとして生まれ変わってしまった主人公。
そんな彼女が生き残っていくために奮闘する、異世界恋愛ファンタジー漫画です。
毎週金曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、帝国の皇帝ディートリヒは、皇后エブゲニアの実家ファーンハム家が元老院の大半の勢力を持っていることを危惧し、グレイシー・ランカスター公爵令嬢とセザールを再婚させて、皇位を継承させようとした。
セザールとグレイシーは、皇帝に呼び出され再婚を促されるが、セザールはまだ帰還して日が経っていないからと、なんとか時間稼ぎをする。
その後、グレイシーとセザールは互いに結婚する気がないことを確認しあい、セザールはカナリアのもとへ向かうのだった。
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漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」24話のネタバレ
実家に戻っていたカナリアは、気疲れを癒やすために、小川で釣りをしていた。
今朝、お茶を飲んでいるカナリアの所に、母親が怒鳴り込んできたのだ。
グレイシーとセザールが太陽宮に呼ばれた、ゆっくりお茶を飲んでいる場合か、離婚だけはなんとしても避けなければならないと。
何故この家の者はこうも欲深いのかと、ため息がでる彼女。
文句を言いたいなら原作者に言えばいいのにと思うが、そもそもこんな悪役の家柄だから仕方ない。
侍女のアリスは、皇子は絶対に義理を守ります、糟糠の妻をゴミクズのようには扱わないはず、と力強くカナリアを励ます。
イースター家の強欲さに疲れているだけで、セザールの再婚話で落ち込んでいるわけではないのにと、アリスの勘違いに驚くカナリア。
アリスは止まらず、夜通しマントを縫い続けた妻をないがしろにするなんて、後世に残る汚点になるだろう、絶対に許せないとヒートアップする。
噂が立つような招待に応じるなんて、皇子は思いやりがないとアリスは怒る。
そんなギャンギャン吠えるアリスの後ろから、皇帝の招待を断れる人間は、宮殿には一人もいないのだと言って、セザールが現れた。
どうして私がここにいるのわかったのと言うカナリアと、自分の失態に失神するアリスなのだった。
アリスを敷物の上に寝かせた二人。
セザールはカナリアに、どうしてじっとしていられないのか、おかげで随分探し回ったと言われてしまう。
カナリアは、釣りをしたいんんだけど自分の所の池には魚がいないからと答える。
気楽だなと突っ込む彼に、気楽に生きた方が長生きできるという彼女。
そんな彼女に、泣くよりはマシかと呟くセザール。
するとカナリアの竿に何かがかかり、強く引っ張られる。
そのまま池に引きずり込まれそうになる彼女を、セザールが抱きつき押さえた。
釣り竿は池に引っ張り込まれてしまい残念がる彼女だが、彼女を抱いていることでセザールは照れていた。
彼は、落ち込んでいると思ったら平気そうだなと言い、太陽宮の晩餐にランカスター令嬢と招待された件で何か言いたいことがあるのなら隠す必要はないと言う。
セザールも、私がそのことで落ち込んでいると思ったのかと気づいたカナリアは、全然平気、ランカスター令嬢は本当にキレイだよねと笑いながら返した。
何故か不自然に立ち上がり否定するセザール。
ウソつけと彼女が突っ込むと、正直に言っても怒らないでくれと前置きして、キレイだったと答える。
カナリアはセザールの美的センスがまともで安心する。
そして、あなたとランカスター令嬢はお似合いのカップルになると言うと、怒らないと言っただろうと、今度はセザールが突っ込む。
怒ってない、本当に二人がお似合いだと思っていると答える彼女に、セザールは固まる。
政略結婚でも一緒に暮らしていれば情が湧くから心配いらない、彼女はとにかく美人だしと話すカナリア。
セザールは俯き、俺がどうしてあの女と結婚するのを前提に話をするのかと聞く。
俺には既に妻がいるのに結婚なんておかしいだろう、ましてあのランカスター公爵が自分の娘を妾にするわけがないと、拳を握りしめる彼。
カナリアは、だからまずは私と離婚しないと、と言い切る。
本気なのか、本気で離婚してランカスター令嬢と再婚しろと言うのかと、戸惑いながら聞くセザール。
皇帝になりたいのでしょう、なりたいのならランカスター家と手を組まないとと答える彼女。
だが、原作の設定でありセザールもそうするべきことなのに、何故彼がこんなに怒っているのかと驚くカナリア。
彼女は彼の腕を掴み、セザールは今まで散々苦労してきたのだから、今度こそ身分のしっかりしたお嬢さんと結婚して平和な暮らしを手にいれるべき、それがあなたが幸せになる道なのだと説得する。
セザールは傷つき、カナリアの手を振り払った。
そして、それで俺が本当に幸せになれると思うのかと、今にも泣き出しそうな切ない表情をする。
そして彼女に背を向け、その場を去る彼。
なんであんなに傷ついた顔をするのかと、カナリアもまた理解ができないのだった。
漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」24話の感想
セザールはカナリアだけを愛しているのに、彼女はそれが理解できません。
自分は物語の脇役で、彼には正ヒロインがいる設定だからです。
その思い込みから抜け出ていないので、彼に愛されているとは全く考えていないのでしょう。セザールが気の毒ですね。
川に引きずり込まれそうになった彼女を抱きとめただけで、頬を染めるぐらいカナリアに惚れている彼なのに、思いが一方通行ですね。
カナリアに離婚を切り出されたときのセザールの表情が、とても悲しげでした。
グレイシーも再婚話を蹴っているので、二人が再婚することにはならなそうですが、セザールとカナリアのすれ違った関係が直るのか気がかりですね。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに