無料漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「ある日、私は冷血公爵の娘になった」
娼婦である母に、2万ゴールドで魔族の公爵家に売られたピンクの瞳の少女は、実は魔族と人間のハーフで貴重な存在だった。魔族で寡黙な父と兄、イケメンな護衛騎士に囲まれ、カスティージョ令嬢として新しい生活を送る少女エステルの物語です。
毎週月曜に最新話が公開されます。
前回のあらすじは、皇宮にて宮廷魔導士レプトンと遭遇するエステルは、13からのお礼だと小包を渡されそうになるが、彼女は断る。
ある日、セルヴァン侯爵の孫娘リリアが遊びに来て、皇后が未だに公爵に惚れていること、皇女のアイリスが皇后に愛されていないことなどの話をする。
また、友人のシャシャは11歳なのに、身売りのような縁談のために、今日来れなかったことを聞く。
二人が庭園に出ようとすると、カスティージョ公爵がちょうど戻ってきた。リリアは彼のあまりの恐ろしさに泣き出し、馬車で帰ることになってしまった。
屋敷の人間は慣れているから平気のようだが、一般人にとって、魔族の公爵は恐ろしい存在なのは相変わらずなのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「ある日、私は冷血公爵の娘になった」37話のネタバレ
エステルは今の住まいを離れるが、リリアは公爵が恐ろしすぎて見送りに来れないとのことで、二人は手紙で別れの挨拶をした。
ここを発つ前に、防寒具をつけ庭を散歩するエステル。
護衛騎士のエレンと、冬でも暖かいホワイトホールの話をする。
すると何やら怒鳴り声が聞こえる。
護衛騎士らが、庭園に入り込んだあの13というイリアルを追い出そうとしていたのだ。
エレンも剣を構える。
エステルは知っている子だからと護衛騎士らを制し、13に何をしに来たのかと尋ねる。
13は、この間のお礼にと、青い鳥の羽を差し出した。
だがエステルは、ごめんね受け取れないと答えると、自分が作ったものでなく拾った物で、ロナックという幸せの鳥の羽をなのだと説明する。
こんなに寒いのに、13は靴も手袋もなく、その羽を差し出す指先は赤く霜焼けになっていた。
気の毒に思ったエステルは、受けとることにする。
13は地面にその羽を置いた。
代わりにエステルは、自分が身に付けていた手袋を与えた。
13は頭を下げ、その場から去った。
エステルはエレンに、羽を拾ってくれないかと頼む。
そこへ一体いつからいたのか、公爵が突然現れ、羽を確認させろという。
さらにあの者を知っているのかと聞かれ、狩猟大会で一度だけ会ったのだとエステルは説明した。
パパの言うことを聞かなかったのだから、怒られるに違いないと落ち込むエステル。
そんなエステルを、公爵は抱き上げ、二人きりになれる場所まで移動する。
パパは何を考えているのか、もしがっかりされたらどうしようと陰鬱な気持ちになる。
彼女は、魔道士と話してはだめと言われていたのに約束を守れなくてごめんなさいと謝る。
魔道士とイリアルのことを知っていながら、何故話したのか聞かれ、 あの子はまるで昔の自分のようで可愛そうだったのだと、涙を流しながら話すエステル。
ごめんなさいと謝りながら、ボロボロと涙を流す彼女に、少し戸惑う公爵。
自分にはその気持はわからないが、同情したくもなるだろう、実際に哀れな子だと言い、公爵はエステルの気持ちを汲み取る。
だが魔道士は、その子やエステルの善意を利用してつけ込んでくるだろうと話す。
公爵は先程の羽を、手のひらの上で浄化し、これで魔法はかかっていないと彼女に手渡す。
そして、私がどれほどお前を大切に思っているか知っているなと、問う。
はいと返事はしたものの、パパがこんなにハッキリと言ってくれるなんてと少し驚く彼女。
ならいいと返す公爵は、ではエメルの報告漏れについて聞かせてもらおうかと切り出した。
こんな大事なことを報告しなかったからだ。
その頃エメルは得体の知れない悪寒に襲われるのだった。
漫画「ある日、私は冷血公爵の娘になった」37話の感想
リリアは公爵を間近で見てしまったショックで、数日も寝込んでしまったそうです。影響受けやすいタイプなのでしょうが、一般人からすればそれほど恐ろしい存在のようですね。平然とできる屋敷の使用人だけが、本当に特殊なようです。
そしてカスティージョの敷地内に、イリアルの13が侵入してきましたね。どうやって入ってきたのか、普通に門からは入れてもらえないから仕方なくでしょうが、護衛達からすれば危険人物です。
虐待をされていた過去の自分と重なり、親切にしてあげるエステル。レプトンもそれを見越して、13を敢えて派遣しているのでしょうが、何が目的か恐ろしいですね。
公爵はそんな彼女を頭ごなしに怒ることもなく、彼女の気持ちを尊重し、羽も捨てることなく手渡し、彼女の身を案じました。落ち着いていていい父親ですね。エステルは本当に大切にされていると思います。
エメルは、エステルが公爵に怒られないようにと思って報告しなかったのかわかりませんが、後ですごい雷が落ちそうですね。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに