漫画アプリ・ピッコマにて独占配信中の「外科医エリーゼ」
傲慢不遜で皇帝である夫に火炙りにされた前世を経て2度転生した女性が、過去の人生に戻り、今度はナイチンゲールのように、人々に医療で尽くす医療系恋愛漫画です。
毎週水曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、ニコラスの罠にまんまと嵌ったリンデンらは、出征先に共和国軍がいないことを知り、急ぎ戻る。
その頃、野戦病院にはニコラス率いる共和国軍が押し寄せていた。エリーゼは覚悟を決め、軍服をみにまとうと、医療陣には絶対に出ないよう指示し、一人共和国軍へ向かうのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「外科医エリーゼ」最新話77話のネタバレ
野戦病院の門が蹴り破られ、ニコラスらが入ってきた。
ただ一人で立つエリーゼを見て、帝国の英雄・エリーゼじゃないかと、馴れ馴れしく彼女を呼び捨てにする。
名前で呼ばれる筋合いはない、私は帝国軍三軍司令部隷下医務司令部、長官クロレンス大佐だと、彼女は名乗る。
その後ろ手には拳銃を隠して。
自分の状況を理解しているのかと嘲笑うニコラス。
彼女が怯え隠れていたら失望していたが、このように勇ましい姿を見るのは嬉しいようだ。
シンフェポリに連れていけば状況がわかるであろう、あの娘は俺の戦利品なのだから捕虜交換にも応じないと、ニコラスはニヤニヤ考える。
エリーゼはニコラス元帥に交渉を提案すると呼び掛けるが、交渉は同等な立場にいる者同士か、互いに何かしらの条件がないとできないと、ニコラスは言う。
条件はあるというエリーゼ。
彼女の条件は、医療陣と患者たちの命の保証、特に医療陣は捕虜として捕まえることなく、すぐに帝国に送るよう話す。
では、それに対する条件は何かと彼が聞くと、彼女は拳銃をさっと構え、ルイ・ニコラスの命だと答える。
驚く共和国軍の騎士たち。
ニコラスはそれらを制し、お前らはあのように震えた足の少女が撃てると思うのか、撃ったとしてもこの距離で当たるわけがないと言う。
ニコラスは、そなたは最後まで格好いいなと、物おじせず彼女に近づくてくるため、エリーゼは近づかないでくださいと叫んだ。
近づいたら撃つのか、本当に撃てるのか、誰かを撃ったことはあるのかと、ニヤニヤするニコラス。
この手に向かって撃ってみろと、彼女を煽る。
本当に撃つと叫ぶ彼女に、わざわざ手まで出してるだろう、早く撃てと言い、騎士らはクスクスと彼女をバカにする。
エリーゼは震えながらも、意を決し発砲する。
見事ニコラスの右手首に命中し、痛みで叫ぶニコラス。
共和国軍の騎士が慌てて銃を構えようとするが、一人でも動いたら頭を撃つと怒鳴るエリーゼ。
動脈の近くに当たったので、早く治療した方が良いと言いと彼女は助言し、彼女が言った条件を聞いてくれるならすぐに銃をおろすと言う。
ニコラスは、痛みにもだえながら、お前の望むとおりにしてやると言うが、信用できない彼女は、自由と平等にかけて誓うよう指示。
共和国が一番大事にしている、自由と平等をかけ、兵士たちの前で誓うとなれば、破ることはできないだろうと考えたからだ。
ニコラスは、クソっといいながらも、彼女の言う通り、自由と平等にかけ、この病院にいる者には指一本触れないと誓った。
ため息をつき、エリーゼは銃をおろす。
騎士らは慌ててニコラスにかけより、エリーゼを地面に押し倒し拘束する。
そこへ、東から空帝自ら引き連れている帝国軍が向かってきていると、共和国の伝令が報告し、ニコラスは急ぎエリーゼをシンフェポリへ運ぶ。
リンデンは祈るような気持ちで、野戦病院まで駆け付けたが、もう既に彼女は連れ去られた後だった。
共和国軍を追いかけるリンデンだが、シンフェポリ城壁近くまできたため、これ以上は危ないとマッカイル元帥が止める。
このまま突進すれば、皇太子妃を助けられない上、命を落とすことになると。
落ち着くよう言われたリンデンは、彼女の名を叫ぶのだった。
漫画「外科医エリーゼ」最新話77話の感想
レン兄に、肌身離さぬよう言われていた拳銃がここで役に立ちました。なければ、病院をまもることができず、さらに悲惨な結果になったことでしょう。
今回のことは、ニコラスのエリーゼに対する執着心の勝ちでしたね。しかし彼は右手首を負傷しましたので、今後右手に障害が残るかもしれません。煽ったのは彼自身なので自業自得ですが。
さらに彼女に対しての憎悪がつのりそうです。捕虜として、さらに皇太子妃としての扱いを受けられればいいのですが、あのワンマンなニコラスが彼女を放っておくはずもないので、心配ですね。
一方、リンデンは絶望の中にいます。捕虜交換には応じないので、なんとか彼女を奪還せねばなりませんが、何か手はあるのでしょうか。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに