漫画アプリ・ピッコマにて独占配信中の「彼女が公爵邸に行った理由」
原作Milcha氏、絵Whale氏作の韓国発、転生恋愛ファンタジー漫画です。
──何者かに突き落とされ転落死した凛子は、読んでいた小説内のレリアナ・マクミランに転生する。しかしこのレリアナは婚約者に毒殺される設定だったため、生き延びるために、ノア・ウィンナイト公爵と婚約取引をするのだった──
毎週金曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、メイドの格好をして、3階のテラスから脱出しようとし、宙ぶらりんになった彼女を抱きとめたのは、ジャスティン・シャマル。
彼は、前の恋人に未練があるようで、元恋人からの手紙を眺めていたところだったのだ。
飲み友達となった二人だが、レリアナがメイドの格好をしているため、彼は自分の部屋に酒を持ってくるよう頼み、手紙を捨てる。レリアナは脱走を諦め、ジャスティンの部屋に水とメモを置いていく。
部屋に戻った彼は、床に落ちた彼女の婚約指輪を見つけるのだった。
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漫画「彼女が公爵邸に行った理由」58話のネタバレ
レリアナは、フリス・エリティール夫人と久々に会う。
近頃の彼女は、新人画家のサポートに力を入れているのだと話す。
二人が話していると他の婦人が現れ、最近ビビアン・シャマル姫君を見かけないが、何か知っているかと、フリスに問いかける。
ビビアンがシアトリヒに、結婚の日取りを早めたいと申し出たとの噂があるが、それは本当なのかと。
そのようなことはよくわからないと、答えるフリス。
脇にいたレリアナは、その情報は初耳だと不思議そうに聞いていた。
すると突然レリアナに他の婦人が、どう思うかと聞いてくる。
何かと聞き返すと、今度ローメ地方に新しく別荘を建てるつもりなのだが、「ベイラーナショートモーク」にしようと思う、地方の特色も合わせる場合、どのような様式が良いでしょうかと、やや見下した表情だ。
「ベイラーナショートモーク」とは、王国が帝国だったときの芸術様式なので、社交界に出たばかりの若い姫君には難しいテーマである。
そのため、上流社会に簡単に飛び込んできたような、若い姫君達の鼻を折ることによく使われる嫌味なのだ。
フリスも勿論経験していたので、この状況を心配する。
どうしようかとフリスがレリアナをちらっと見ると、意外にもレリアナは余裕の表情である。
なぜなら、ウィンナイト公爵邸の総括執事が、邸宅オタクのキデオンであり、彼から日常的に傍らでずっと建築の云々を聞かされるという、詰め込み式の教育を受けていたからだ。
その結果、レリアナ自身には望んでもいない立派な文化的教養が備えられ、これでもかというほど、先程の婦人に対しウンチクを垂れ流すことに成功。
今まで面倒くさいと思っていてごめんなさいと、心の中でキデオンに感謝するレリアナ。
フリスはそんなレリアナを、すごいと褒める。
フリスも、クロエ・ラーキン伯爵夫人も同じ目にあったのだと。
ラーキン伯爵夫人とは、ノアが知りたかった答えの人物だ。
フリスはあそこにいると、彼女を指で指し示す。黒髪の美しい女性のようだ。
ラーキン伯爵夫人は、没落貴族の娘で、ラーキン家門には後妻として入ったのだとフリスがこっそり教えてくれる。
もともとは他に恋人がいたのだが、権勢のために捨てたらしく、卑劣な妖婦など悪口を言われていた。
そんな彼女は、ラーキン伯爵に愛人ができたため、あまり幸せではない結婚生活を送っているようなのだと。
夜、自分の部屋に戻ったレリアナ。
最近頭痛がひどく、頭を押さえる。
すると、看病しましょうか、医者を呼びましょうかと、涙目で心配するウィートンが。まるで大型犬のようだ。
大丈夫だと彼女は断り、それより初めて見るドレスが部屋にあるが、あれは何なのかと彼に聞く。
ウィートンは、本日サロンに参加する時に来てくるようにと、ウォールハーソンの侍女が持ってきたと答える。
ウォールハーソンは、ソロソの宮廷の向かい側にいる人物だ。
そういうことならばと、彼女は着替えようとするが、ウィートンは察しない上、手伝おうかという始末。
彼女はウィートンを部屋の外に締め出す。
一人は危険だ、10分以上レリアナから離れたらノアに怒られるのだと、ドアを叩いて騒ぐウィートン。無視する彼女。
ドレスに目元のみのマスクと、招待状がついていた。
サロン・ジョンナと書かれた場所は、いつもの場所とは違うのだが、原作にあったのか、どこかで聞いた名称だった。
とりあえずそのサロンに向かったレリアナ。
室内は紫色の照明で妖しい雰囲気を漂わせ、マスクをつけた男女が身体を密着させながら踊っていた。
こんな所に招待されるだなんて気持ち悪いと、部屋から出ようとすると、彼女の前に誰かが割り込んだ。
その人物は、彼女に声をかける。
城を脱走しようとしていた侍女が、今度は秘密のサロンに招待される貴婦人なのか、と。
漫画「彼女が公爵邸に行った理由」58話の感想
久々にフリス・エリティール夫人が登場しましたね。彼女はレリアナに好意的なのですが、他の婦人達は違うようで、相変わらずレリアナにマウントをとろうとしてきます。
ノアの執事・キデオンのおかげで事なきを得ましたが、キデオンがオタクだからではなく、実はこうなることを見越して教えこんでくれていたのかもしれないですね。
今のレリアナには頭を悩ませる問題が沢山あるので、婦人のマウントの取り合いなんてどうでもいいことかもしれません。ノアの知りたい相手の登場、ビビアンの結婚前倒しという原作とどんどん変わってくるイベント、そして謎のサロンへの招待。
怪しい雰囲気のサロンは、みな仮面をつけています。顔を隠し、一晩限りの火遊びを楽しむ場でしょうか。そんな中、何者かが彼女に話しかけてきましたね。内容からしてジャスティンかな。
こんな場に他の男と一緒だなんて、ノアが聞いたら大惨事になりそうですね。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに