漫画「帰還者の魔法は特別です」22話のネタバレと感想!あらすじまとめ

ピッコマで配信している、アクション&転生&ファンタジーの漫画「帰還者の魔法は特別です」

原作 Usonan ( 귀환자의 마법은 특별해야 합니다 )、漫画 Wookjakga 。

──人類を襲った最悪の災害・影の迷宮にて、最後まで生き残った6人のうちの1人デジール・アルマン。ラスボスの討伐に失敗し、人類は滅亡。死んだはずの彼は何故か13年前に転生した──

毎週木曜日に最新話が更新されます。

前回のあらすじは、野蛮人の大剣の餌食になったかに見えたプラムだったが、彼は大剣を折っており、さらに野蛮人の顎を突き上げ、失神させる。

帰ろうとするデジールとプラムに、ウズルはごねて脅すが、ブランシウムの剣で難なく脱出。プラムはデジールに大きな恩を感じ、泣く。

その頃、ロマンティカはアルファクラスの食堂まで行き、ドネータ・ハーデンと待ち合わせていたのだった。

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漫画「帰還者の魔法は特別です」22話のネタバレ

ロマンティカとドネータはテーブルに着く。

運ばれてくる豪華な食事に、ロマンティカは感動する。

久しぶりにやっと会えたと、嬉しそうなドネータに適当な相槌をして、料理にがっつく彼女。

彼は、今日はどうしてここに来たのかと彼女に問う。

ロマンティカは食事の手を止め、これを返しに来たと、ケムヴィーンをテーブルの上に置いた。

まさか断られるとは思ってなかったドネータ。

彼と付き合うのを条件に、アルファのトップパーティに入れるという取引だったからだ。

自分と付き合うのが嫌なのかと腕組みするドネータに、理由はそれじゃないと言うロマンティカ。

ベータクラスの無名のパーティに入ったからだと答える。

ベータと聞いて険しい表情になる彼は、理解できないと言い、脅されたのなら対処すると提案する。

しかし、自分で決めたことだからと断る彼女。

はじめはベータのパーティに入るのが嫌で仕方がなかったが、リーダーが一生懸命自分たちを特訓してくれるので、実力がかなり伸びてきて、今では楽しいのだという。

そして、ドネータが以前、ベータをゴミのような平民の集まりだと口にしていたことをあげ、私は平民だと彼女は告白した。

目の色が変わり、憎々しげな表情になるドネータ。

しかしハッとして、彼女が嘘をついていると思った彼は、いつもの優しい顔に戻り、ロマンティカが本当に平民だったなら、貴族と関われる唯一の機会を逃すわけないと話す。

そうだよねと言うロマンティカだが、受け入れるわけにはいかなかった、だってうちのパーティーメンバーは、ドネータのような目で私のことを見ないから、と微笑む。

彼はため息に舌打ちもし、それはそいつらがゴミだからだろうと、おぞましい顔をする。

あまりの表情に彼女は驚きながらも、貴族が平民を嫌う理由は分かる、へブリオン学園が身分だけ重視するようになったのは、新しい共和党の誕生を恐れているからだ、と話し始める。

へブリオン出身の平民が率いる、共和党が再び現れないようにと。

昔と違い、影の世界が出現してからというもの、力のある人なら誰でも魔法石を手にすることができるようになったため、それを防ぐために、平民をベータに追いやっている。

貴族たちは、いつ自分たちの足元を掬われるかと怯えているだけなのだと、彼女は言う。

そこまで聞いたドネータは、共和党を作るつもりなのかと聞く。

ロマンティカは、ただ、10年も経つのに過ぎたことで平民を怖がる、貴族の心理について話しただけだと答える。

すると、過ぎたことではない、クズのくせに知ったような口をきくなと、ドネータは怒り心頭だ。

今でも鮮明に覚えている、共和党という悪魔どもを、と彼は敵意をむき出す。

ロマンティカは、私たちは味方になれない、自分たちのパーティはアルファに進級するつもりだから、敵だよね、と話をまとめる。

一人も通過させないと言うドネータに、あまりバカにしない方がいいよと、ロマンティカは言い、その場を去った。

テーブルの上に残されたケムヴィーン。

彼が思い出すのは、貴族どもをぶっ殺せと平民らが暴れ、ドネータの父がギロチン台送りになり、幼いドネータの目の前で処刑される惨劇だった。

その記憶のせいで、指に力が入りすぎた彼は、自身の腕に爪がめり込み、血が滲む。

ドネータは激しい憎悪の念を抱くのだった。

漫画「帰還者の魔法は特別です」22話の感想

この世界の身分制度について、なんとなくどうしてここまで差別がひどいのかわかりましたね。奴隷をいじめていたら反逆されたので、もっと押さえつけます、ということでした。

だから才能ある者たちも、身分のせいで成功することができなかったんですね。影の世界から人類を守ることより、貴族たちの生活を守ったということでしょうか。

そしてドネータの父は、平民の反逆の際、彼の目の前で処刑されてしまいました。それならば、彼が平民を憎むのも仕方ないのかもしれません。もともと平民をゴミのように扱っていた一族だけに、彼らの常識ではそうなっても仕方ないでしょうね。

ただ平民達も、反逆の熱に乗せられ斬首してしまったのは、同じことをやり返しただけなので、同じように憎しみの連鎖を作っただけでした。

父を殺した憎むべき平民と、愛する少女が重なってしまい、可愛さ余って憎さ100倍になっていそうなドネータ。彼が今後どのように動くのか、悪役のままで終わるのか、救いはあるのか、気になりますね。

まとめ

・ロマンティカは、ドネータからもらった愛の証のケムヴィーンを返す

・彼女はベータのパーティに入ったこと、そして自分が平民であることを明かす

・ベータ出身の共和党が先導した平民に、父を殺されたドネータは激しい憎悪を抱く


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それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

猫野: