漫画アプリ・ピッコマで連載している「皇子よそなたの願いを叶えよう」
作画 Ant Studio、原作 Mokgamgi(황자, 네 무엇이 되고 싶으냐?)、韓国発の恋愛転生漫画で、ファンタジー小説家が自分の小説内に転送される物語です。
毎週木曜に最新話が更新されます
前回のあらすじは、カイトを手合わせをするバソ。かなりいいところまで攻めるが、経験の差で彼に勝つことができない。しかしバソのおかげで実力を発揮できるカイトは手合わせが楽しく、剣を自由に扱えるようになった彼女も楽しくて二人の戦いは止まらず、見学者が呆れて帰るほどだった。ふと、カイトはバソを取り押さえ樹に押し付けるのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「皇子よそなたの願いを叶えよう」16話のネタバレ
近距離ではお前は不利だと、カイトはバソの両手首を持ち取り押さえる。
力で勝てないなら近づかせないようにするか、力も強くなるように羊皮紙に書くべきだと彼はアドバイスする。
一応素直に聞く彼女を見てカイトはニッと微笑む。
何故バソがここまでするのかわからないという彼。何かあったのかと聞く。
バソはもじもじしながら山賊や魔物に会ったからと答えるので、そこまで俺が信用できないのかとカイトは尋ねる。
そうではなくお荷物になりたくないのだと言う彼女。
もし自分のせいでカイトがケガしたら後味悪いし、カイトがいなくなったら元の世界に戻れなくなる。
そう話す彼女の細い両手は、カイトの左手がしっかりと掴んだままだった。
今日は自分の負けだからもう手を離してと言うバソ。
カイトはそのままバソに顔を近づけ、まじまじと彼女を見つめる。
バソは恥ずかしくなり、カイトは協力者だしなど色々説明がましくいいながら、頬を染め顔を背ける。
カイトは何故か彼女を離したくないと考えていた。
頬の赤いバソ。彼女の髪がサラッと揺れる。
彼女は、とにかく私は自分で自分の身を守りたいだけと言い、再度離すよう彼に言う。
カイトは彼女を解放すると、ペラトのところへ行くからとその場を去ろうとする。
そして、バソをお荷物だと思ったことはないし、昨晩の活躍はお荷物ができるものではないと彼は話す。
その髪も、剣も、よく似合っていると、彼は言うのだった。
カイトの城はミトラレンの王女達を出迎える準備のため、使用人たちがせわしなく動き回っていた。
殺風景だった城も、見栄え良く内装を飾り、雰囲気がかなり変わった。
それだけの準備が必要な、本当に大事なお客様なんだと感心しているバソに、その通りだと突然話しかけるペラト。
彼は過労のあまり目の下にクマができやつれていた。もう2日は寝てないらしい。
なのでバソも協力してくれと、彼はずいずいと彼女に迫る。
それはカイトのダンスパートナーの任務だった。
なんとカイトは一度も舞踏会の経験がないので、練習相手になってほしいとのペラトからの依頼だった。
カイトはそんなもの必要ないと嫌そうにしている。
ペラトは、10歳から一度も踊ってないカイトが王女の前で恥をかいたらどうするのだと指摘。
カイトはそんなペラトを、たまに俺をバカにしているフシがあるとムッとする。
やりたくない気持ちはわかるが、計画が失敗するのだけは避けたいと、魔女様にダンスを教わるべきだと熱弁するペラト。
ダンスは苦手だと言うバソに、羊皮紙を使おうとペラトは凄む。
走るのも剣術も素晴らしいのだから、ダンスも上手になって万能な淑女になってはと、ペラトは止まらない。
ペラトは彼女の手を握ると、どうかカイトを助けてほしい、私が望むのは社交界の令嬢に列を作らせる程の紳士としての彼の姿なのだと、そんな姿を見れるなら死んでも悔いはないと、それはもう必死で頼み込む。
引き受けてくれますよね、というクマだらけの顔の彼の圧力に負けて承諾するバソ。
そしてその夜、広間にてダンス衣装を着たバソとカイトが練習を始めていた。
慣れないダンスに、カイトはバソの足を何度も踏んでしまう。
あまりにも踏まれるので、バソは何故こんなこともできないの、心で感じてリズムに身を任せろと、キーキーと注意する。
まくしたてる彼女の言葉に、ダンスと乗馬は知り合いに習うなという言葉は正しいようだと、カイトは舌打ちする。
気を悪くさせてしまったかと、バソが気にかける。答えないカイト。
彼女は、何時間やっても上達しないからつい言ってしまったのだと言い訳する。
怒ったのならごめん、もう怒らないから気を取り直してもう1回やってみようと彼女は明るく誘い、カイトはしぶしぶ従う。
カイトは彼女の腰に手をまわし、始めから踊り始める。
今度はミスがなくいい感じだ。
カイトは一生懸命、ギクシャクしながら踊っていた。
そんな彼の顔を見て、思わず笑ってしまう彼女。
皆はもう寝ており、真夜中のホールには踊る二人だけ。
音楽の代わりにカイトの呼吸や鼓動が聞こえてきそうだと思う彼女。
なんだかまるで恋人みたいだと。
まぁ、そうなるわけないが。
そう思った彼女はカイトの動きと合わず、姿勢が崩れる。
そのまま彼の胸に飛び込む形になった。
赤面するバソ。
俺に集中しろと言うカイト。
教えるほうがよそ見してどうするのかと、彼は優しく微笑むのであった。
漫画「皇子よそなたの願いを叶えよう」16話の感想
カイトとバソの仲が急接近しましたね。
カイトは気づかないうちにバソに惹かれていきます。バソは意識しまくりですが。
それでも彼の相手は自分ではないと思っているので、お互い力の抜けた関係ではあります。
ヘトヘトのペラトのナイスアシストで、真夜中で二人っきり、いい雰囲気になるバソとカイト。
眼帯と赤髪短髪のせいでいかついカイトですが、かなりの美形ですね。微笑み、イケメンぶりを発揮していました。漫画家さんが上手に描かれていますね。
また原作はkakaopageのコンクールで受賞した小説なので、内容は外れナシで面白いです。もっと人気が出ればいいのにと思います。
まとめ
・カイトは無意識にバソに惹かれはじめる
・ミトラレンの姫のために、城中大忙し
・バソは羊皮紙の力を使い、カイトにダンスを教える
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに