漫画「皇帝の一人娘」153話の作品内容のネタバレと感想

漫画アプリ・ピッコマ、コミコで連載中の「皇帝の一人娘」

原作YUNSULさん(小説・황제의-외동딸)、漫画RINOさん。

かわいい絵柄にパンチの効いたセリフが面白い、転生&恋愛ファンタジー漫画です。主人公のリアを中心に、彼女と関わる人との心の交流を描いています。

毎週日曜日に最新話が更新されます。

前回のあらすじは、サンセとヴァルの弟達、ハッカとオーデウルの双子が登場しリアに懐く。グレシットの誕生会に行くリアとヴァル。彼女はグレシットや双子には素の自分をさらけ出し、彼らに女性は怖いものと印象付けさせるのであった。

詳しくはコチラにてまとめてあります

漫画「皇帝の一人娘」153話のネタバレ

リアに元気よく声をかけてきたのは、イブリン・S・セスクローという、真っ赤な髪に緑の目の令嬢だ。

男児ばかりのセスクロー伯爵の唯一の娘であり、高飛車な性格で有名である。

リア自身も、彼女と仲良くなるまではどんな人物なのかと怖かった。

仲良くなってからは、リアに対しての心酔ぶりに怖くなり、なるべくイブリンに見つからないようにするほどである。

イブリンに捕まったリアを見たサンセは同情し、ヴァルはいい気味だといわんばかりにニヤつく。

イブリンはリアの美しさに涙し、言葉で言い表せないと褒め称える。

たじろぐリア。

ため息をつく姿ですら美しいと称賛し、止まらない彼女。

リアは助けを求めようと男性陣に目を向けるが、サンセとヴァルはいつもの光景に呆れている。

グレシットに至っては、何故か緊張している。

リアはイブリンの熱烈な視線から逃げるように、グレシットにプレゼントを渡す。

イブリンはハッと気付き、グレシットにお祝いの言葉を述べる。

イブリンとは何度も会っているはずなのだが、グレシットはぎこちない挨拶をする。

イブリンはリアの腕を掴むと、この美しさを隠すのは美の冒涜だと言って、貴族の皆にお披露目するべく彼女を無理やり引っ張っていくのだった。

助けを求めるリアの視線から目をそらすヴァル達なのだった。

夜も更け、パーティーはどうだったかと、アシシがリアに聞く。

リアはアシシがその場にいなかったことを怒る。ひどい目にあったのだと。

彼は、自分もそのパーティに出席したと言い、大勢の前で美しく輝いていたリアの姿を嬉しそうに話す。

無理やり連れていかれた彼女を見た感想がそれなのかとリアは驚くのだった。

話は変わりペルデルのこと。

彼は彼女が申し訳なく思うほど立派な家庭教師であり、政治、学問、歴史、宗教、帝王学、処世術まで全ての授業の質が高かった。

ところがそんな万能のペルデルでも、教えるのを躊躇う科目があった。

それはカイテル以前のこの国の歴史である。

ペルデルはリアに、自分の考察結果である近代史を話す。

彼は、後に解釈がわかるかもしれない等やや慎重に話し始めるが、リアにとっては過去は過去でありなくならないものなので、どんな内容でもさして抵抗はなかった。

彼女の曽祖父であるヴァイビーゼル皇帝は、15歳で皇帝になり死ぬまで、中央大陸で領土戦争を繰り広げていたそうだ。

そのおかげでアグリジェントが帝国になれたのだが、内部でのつながりが弱かったため次の代でボロが出始めてしまったのだ。

皇帝の老衰死、それに続いた皇太子の毒殺死によって、後継者のいない混乱の中、実権を握ったのは第二皇子のヴァビヤールだ。

しかしヴァビヤールは悪行を繰り返し、国が弱っていった。

彼の暴政に耐えかねた貴族と、監禁されていた第三皇子イバンによって、ヴァビヤールの代は終わりを告げる。

そしてカイテルの父であるイバンが皇帝の座についた。

イバンは政治をやることなくただ傍観するだけであり、崩壊しつつある行政のために大臣たちが立て直しを図った。

ところが、その状況につけこみ富を得ようとしたものが群がり、行政はさらに悪化した。

イバンはそれでも見向きもせず、女遊びにはげんでいた。

そのイバン在任中の20数年間、あらゆる権力を握っていたのは、イバンの寵愛をうけていたレディー・シチェリアだ。

その女性がいたことで、皮肉にも国が維持できたのだった。

レディー・シチェリアは稀代の妖婦と呼ばれ、貪欲な貴族や官僚達をうまく操り、滅亡を防ぐことができたのだ。

イバンが彼女に貢いだ財宝を、後に彼女の末裔が返納してくれたので、国の再建がうまく進んだとのこと。

カイテルは暴君と呼ばれているので、一番問題ありがカイテルかと思っていたが、実はカイテルはマシな方なのかもしれない。

ペルデルは、自分が施行している政策の中には、レディー・シチェリアが考案したものも多数含まれていると説明する。

レディー・シチェリアはかなりの頭脳を持っていたと、ペルデルがかなり褒めるので、本当にすごい人物だったのだと彼女は感心する。

ではカイテルはどのように皇帝になったのかとリアが尋ねる。

イバンの時代に悪政にも関わらず下剋上が怒らなかったのは、イバンが優れた軍事力を持っていたからだとペルデルは話し始める。

イバンは政治には無関心だったが、皇帝の権威がなくなったわけではないので誰も歯向かうことができなかったのだ。

そんな状況で、どうやってカイテルはイバンに立ち向かったのか。

なんとペルデルは、カイテルが自分を仲間に誘ったからだと答えるのであった。

漫画「皇帝の一人娘」153話の感想

イブリンという新しいキャラクターが増えましたね。

しかもグレシットが好意を抱いているようです。前回ヴァルの女の子の紹介を断っていた理由が判明しましたね。

イブリンはまだグレシットを、リアの取り巻きのその他大勢としか認識してないようですが、 そんな彼女をグレシットは振り向かせることができるのでしょうか。

この調子で、サンセやヴァルにもお相手が登場していくのでしょうか。

アヒンやハーベルも、彼らと同じ位の年齢ですので、そろそろ誰かを紹介されていたりしそうですね。皆大人になったので、そろそろ再会してほしいところですね。

さて、カイテルの回想期間ですこし説明されていた、カイテルが皇帝になるまでの話が出てきましたね。

カイテルはペルデルを頼り、ペルデルはどのように協力したのか、ようやく明らかになりそうです。ペルデルの本心もわかるといいのですが。


それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

猫野: