漫画アプリ・ピッコマで連載している「皇子よそなたの願いを叶えよう」
作画 Ant Studio、原作 Mokgamgi(황자, 네 무엇이 되고 싶으냐?)、韓国発の恋愛転生漫画で、ファンタジー小説家が自分の小説内に転送される物語です。
毎週木曜に最新話が更新されます
前回のあらすじは、カイトが左目と失い、シンクホールへ落ちた経緯の説明があり、今は埋まったシンクホール以外にも移動できる場所があることに唯が気づく。彼女が説明するまえに馬が怯え逃げたので追ったペラトがいなくなり、カイトと二人、夜の森に残ることになる。すると山賊が現れ、身を隠すために樹の上に登る二人なのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「皇子よそなたの願いを叶えよう」8話のネタバレ
山賊の人数は20人程。
カイトは唯もいるので、無用な戦いは避けなければと、彼らが去るのを息を殺して待っていた。
しかし太っちょの男が、娘の白粉のいい匂いがすると立ち止まった。
ギクッとする二人。
どれだけ女に飢えてるんだと茶化す仲間に、こっちの木から本当にいい匂いがすると太っちょは主張する。
バカな事言うな、酒場に連れていってやると笑う山賊たち。
カイトは唯に、合図をするまで絶対に降りてくるなと言う。戦うことになったら、唯まで守れる自信がないと。
彼女は、まさか木の上までこないでしょ、大丈夫よと言うが、突然木が激しく揺れた。
なんとあの太っちょが斧で木を切り倒そうとしていた。
周りの山賊はまだ酔ってるのかと止めようとするが、白粉の匂いがするんだと聞かない太っちょ。
クソ、とカイトは呟くと、振り落とされないように唯を抱きしめた。赤面する彼女。
山賊たちは、いい加減にしろと揉めていた。
カイトはこのままでは危険だと言うので、見つかってはいないみたいだし、ケンカもしてると唯が言うと、危険なのはアイツらではないと彼は言う。
ここに留まりすぎた、奴らが出る時間だから早く立ち去ろうと声を掛け合う山賊。急げ、死にたくないのならと。
一体何が出るというのか、唯はわけがわからない。
カイトは、このままここにいたら俺達も危険だと言う。
すると、キエエエエエエエと異様な声がした。
何の音、と焦る彼女。
山賊の方から、悲鳴と何かが折れるような、裂けるような音がする。
そこにいたのは、全身真っ黒で黄色い目、大きく鋭い爪をもった4足歩行の謎の生き物がいた。
唯は何あれと驚く。魔物に決まっているだろう、お前が作ったのではないのかとカイトは言う。
私の小説にはあんな化物いないと言う彼女。
音をたてると気づかれるので、カイトは黙るように言う。
魔物は辺りの匂いを嗅ぐと、キエエエエエエと叫んだ。
するとどんどん魔物が集まってきた。
一体何匹いるのだろうか、どこから湧くのだろうか。
カイトは、詳しいことはわからないが、山賊共がノルデンの森を拠点にするようになってから現れたのだという。
唯はただ驚いていると、神と呼べと言っていた者さえ知らない創作物がいるだなんておかしな話だなとカイトは言う。
唯は改めて、あの魔物は自分が作ったものじゃない、登場しない。書いたとしても呪われたノルデンの森は昼間でも光が届かない、森の中で生きる凶悪な山賊達、としか書かないと説明する。
呪われた、の言葉に引っかかるカイト。でも唯は、特別な意味ではなく、鬱蒼とした雰囲気を出すために使っただけと話す。
ではそれが魔物の始まりになったのかと、考え込むカイト。呪いの一言で魔物が生み出されたのかと。
唯は、ノルデンの森については他にも書いたことがあるはずだけど、思い出せないでいた。
雷が鳴り、いきなり大雨が降った。
魔物達も移動を始めたのか数が減ってきたので、今が降りるチャンスだと唯はカイトに呼びかける。
カイトは却下する。
あれを見てみろと、岩横の黒い澱んだ所を指す。そこではその澱みに足を踏みいれた魔物が沈んでいっているところだった。
長い間水を含んだ落ち葉が腐敗していた場所で、大雨が降ると沼に変わり、足を踏み外すとあのようになるのだと。
ペラトはこんな中探せるのかなと唯は彼を心配すると、ペラトもこんな雨で来るのは自殺行為だから迎えには来ないだろうと言われる。
なのでこの樹の上で夜を明かすぞ、というカイト。焦る唯。
こんな場所でどうやってと、戸惑う唯に、嫌ならぬかるんだ道で横になれ、いっそのこと魔物に食われろというカイト。
森の中でカイトと野宿することになった唯は呆然とするのだった。
漫画「皇子よそなたの願いを叶えよう」8話の感想
犬のように鼻のきく太っちょ山賊のせいで、危ういところだった唯とカイト。
しかもあの太っちょのせいで、山賊が全滅します。なんて野郎だ。
死んだのが山賊という犯罪者の集団なので、天罰が下ったと思えばいいのですが。
そんな大ピンチのときでも、カイトに抱きしめられると真っ赤になってしまう唯。相当彼に惹かれていますね。
さて作者の唯がまったく想定していない魔物がでてきました。物語が書き換えられている?何らかの要因でイレギュラーな事態になり、それがシンクホールを生み出したんでしょうね。
なので今後も彼女が想定していないことが次々と起こる可能性があります。
魔物が沼に沈んでいきましたが、泣いてるように見えたのでちょっとだけ可愛そうでした。目の黄色いアシカのような外見でしたので。
山賊に魔物が湧く上、底なし沼まであるようなノルデンの森。そこで一晩過ごすことになった二人。
唯がまたドキドキするような展開になるのかなと、楽しみです。
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに