漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「捨てられた皇妃」
漫画 iNA氏、 原作 Yuna 氏の韓国漫画です。
皇妃でありながら夫に処刑されたものの、また同じ人生を子供の時点から転生しやり直すという、転生がベースの恋愛ファンタジー作品。
毎週土曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、アリスティアの穏やかな日常が戻ってきたのだが、まだ目的を達成したわけでもなく、さらに今までの疲れがたまり元気がない。ふと遠くに行きたいと呟くと、父の提案で首都から離れた領地に向かうことになったのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「捨てられた皇妃」47話のネタバレ
皇太子宮から、お疲れ気味の帝国宰相・ベリータ公爵が出てきた。
するとラス公爵が待っており、2人立ち話をする。内容はモニーク侯爵ケイルアンが休暇をとったことでラス公爵が忙しくなっていること、成人式の日に婚約の破談の話がでたであろうこと。
誰が聞いてるかわからないから調べようもないが、悟った者は少なくないはずだ。貴族派も気づいている。
そのことが原因なのか、ルブリス皇太子はピリピリしており、このまま黙ってはいないだろうと彼らは予測した。
その頃、アリスティアは馬車に揺られ、うたた寝していた。
もう着くからと父に起こされる彼女。外を見るよう勧められ、覗くと古めかしいながらも雰囲気のある立派な屋敷が目に入った。
ベンという年配の執事が出迎える。モニーク邸での仕事は退職し、ここの領地を管理していたようだ。アリスティアも昔世話になったことがある。
この場所は、首都の最後の防御線を任されている所。蔦が所々城壁を覆い、緑が城に柔らかい印象を持たせる。
初めての旅行、首都とは違い静かな所だ。花と緑が溢れるこの場所に、逃げるように来てしまった。
この3年間、過去と違う道を歩むために必死にあがいてきたが、思うようには進まなかった。本当は逃げるべきではなかったかもしれないが、他に術を思いつかなかった。
父があのとき戻ってきて状況を変えなかったら、今頃収集がつかないことになっていたかもしれない。父親を愛しく思う。
そういえば、あのときの皇帝と父の会話はどういう意味なのだろうか。
ベン爺がアリスティアに話しかける。こんな立派な城があるだなんて知らなかったと話すアリスティア。何代か前に、皇室から頂いた城だそうだ。
ベン爺は、大きくなったとアリスティアを褒める。が、まだ幼いはずである彼女の目は長い歳月を感じさせ、一体何を抱えているのかと心配する爺なのだった。
そして、アリスティアの疲れた様子から、息子のアランがしっかりお仕えしてないようだと、爺はケイルアンに教育してもらおうかと話す。アリスティアは、アランに落ち度はないと慌ててフォロー。
夕食の準備に爺が戻ると、アリスティアは大きくなったと言われたことを考える。
アレンディスに、早く大きくなってねと言われたことがあるからだ。
心の中でアレンディスに話しかける彼女。
彼に信じてと言われて、どれほど悩んだか。彼の怪訝な表情にどれほど胸が痛んだか。
大切な人に、また突き放されたという現実が、どれほど彼女を打ちのめしたのかを。
侍女のリナがアリスティアを呼び、たくさんの花が植えられた荷車があると誘う。リナは花輪を作り、アリスティアの頭に乗せる。
今は楽しいことにだけ目を向け、何も考えず、心ゆくまでリラックスしようと考えるアリスティア。そのためにここに来たのだから。
たとえ誰かに、逃げたと後ろ指をさされたとしても・・・
明るく穏やかな所で過ごすアリスティアとうってかわって、暗闇で失意のままベッドに横たわる者がいた。
アレンディスだ。
彼はティア、と悲しく呟くのだった。
漫画「捨てられた皇妃」47話の感想
モニーク家が婚約破棄したいと申し出たことは、貴族達の間で噂になっているようです。神が選びし運命の伴侶とされているので、まさかそれを断るなんてよほどの事情があるのかと、どちらかにかなりの問題があるのかと邪推されますよね。
以前はそのことで、自分が噂から彼女を守るとアレンディスが求婚していました。
今回はアレンディスと揉めてしまったので、1人で立ち向かわないといけません。もちろん父親は彼女を必死に守るとは思いますが。
アリスティアは首都を離れ、穏やかな所で休憩です。3年頑張ったとのことなので、今は12歳ですかね。その幼さで父親の留守を勤めあげ、剣術の稽古もしていました。頑張りましたね。
心休まる日がほとんどなかったので、子供らしい日常を満喫してほしいです。
そしてアリスティアと真逆の、薄暗く孤独な状態にあるアレンディス。リアの話した転生のこと、理解してくれたのでしょうか。
彼は心に闇を抱えており、今ひとつ何を考えているか読めないキャラクターだったのですが、今回の様子を見ていると彼女を利用しようとはせず、心底彼女を必要としているんだなと思いました。
お互い必要としているので、わだかまりがとけてまた友情が戻るといいですね。
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに