無料漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「アデライド」
原作はChae Habin氏、漫画SUHO氏の転生恋愛漫画です。
交通事故で死亡した後、伯爵の娘として赤ん坊に転生し、16歳まで成長したアデライド(アデル)。そんな彼女がイケメン公爵・エリアス公爵との契約結婚をすることになり、彼を奪い合う恋愛戦争がテーマです。
毎週火曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、皇太子はエリアスをルイから守るために、アデルを利用することにする。まずはデビュタンドボールでダンスパートナーになってもらい、次は公爵邸に行ってもらう。アデルはエリアスにさほど興味がなく、兄弟もそれを見抜くが、エリアスと踊ったことで噂の的になってしまう。またエリアスも彼女に興味はなかった。理由はある女が原因で、女性が苦手だったからだ。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「アデライド」10話のネタバレ
エリアスが憎む、その女に会ったのは彼が14歳のとき。
父親の再婚相手で、政治的理由で20歳も歳の離れた父に、後妻として入った哀れな女だという印象だった。
しかしいつの頃からか、彼を見る目が変わっていき、フェリックス(エリアス)のことが好きだと言い始めた。
あの人さえいなければ、私達は結ばれるのにと彼の頬に手を伸ばす女。義理の息子に愛を求め始めたのだ。
怒り、手を払いのけるフェリックス。
彼女はフェリックスが自分を受け入れないのは、夫のせいだと思い込み、ついには夫の飲み物に毒を盛ったのだ。しかし証拠が見つからず、罪に問えなかった。
そうして3年が経ったある日、父親と義理の母の乗った馬車が横転した。天気が悪かったわけでも、道が悪かったわけでもないのに起きた謎の事故。
その事故で父親と義理の母が亡くなり、フェリックスは義理の母の欲望にまみれた視線からは解放された。
しかし彼は今もなお・・・・
暗い過去を思い出したエリアスに、皇太子はいつまでも過去にとらわれてはいけないと諭す。女が全てそんな女ではないと。
エリアスは憎々しげにあの女のことを話す。毎晩父親の寝室に通い、ベッドの上で父にフェリックスの姿を重ねたと気持ちの悪い事を言いながら、毎日なめまわすように彼を見てくるので、彼はひどく汚された気分になった。そしてその感覚は一生忘れないだろうと。
そんな女性嫌いの彼だが、ルイを追い出すためなら婚約はすると言う。だが絶対結婚はしないと宣言。
アデルのような田舎の娘など、事が済めば示談金をもたせて婚約破棄すると言う。
ニコラスは、エリアスに婚約破棄された噂が広まるとアデルが苦労するハメになると心配する。
そのことについては、巨額を用意するので相手の男も納得するだろうと言う。
ニコラスは、そううまくいくか疑う。いずれにせよ婚約はするらしいので、いつにするか聞くと、エリアス公爵邸に彼女が来たときに考えると話す。アデルに説明してから取引として婚約するか、誘惑して婚約するかを判断してからだと。
それなら自分もその日に行くとニコラスは乗り気。エリアスは迷惑そうだった。
そして数日後、アデルのもとにエリアスから明日来るよう招待状が届く。
アデルはついに噂の聖女に会えるとノリノリで、さっそく翌朝家を抜け出て出かけようとすると母親に呼び止められる。
行き先がエリアス公爵邸だと言うと、付添もなく独身の殿方のお宅に訪問するだなんて噂になると母親は困り顔。
皇太子もいるからとアデルは言うが、皇太子も独身だ。母親の小言を全部聞く前に、アデルはさっさと馬車に乗り込むのだった。
心配した母は、アカデミーにいるアドリアンを公爵邸に向かわせるよう手配しなくてはと、頭を悩ませる。
アデルを乗せた馬車はエリアス公爵邸に到着し、彼女は大豪邸だと感動する。
エリアスが彼女を出迎え、アデルは念願の聖女の顔を拝みに行くのだった。
漫画「アデライド」10話の登場人物
アデル=アデライド・カミリエ・ボルボン・・・16歳。地方の伯爵の令嬢。地球にて新人デザイナーだった若い女性が、交通事故で死亡後、この世界に赤ん坊として転生し、ここまで育った。青い目、親ゆずりの赤い髪が印象的な少女。
フェリックス・ミハイル・ノア・エリアス・・・20歳。ビチェルン帝国の公爵。帝国一二を争う美男子。銀髪に紫の瞳。女性を信用していない。
ルトビッヒ・フィン・ニコラス・レイカルト・ビチェルン ・・・20歳。ビチェルン帝国の皇太子。エリアスに匹敵するほどの美男子。金髪の優男。
ルイ・・・17歳。異次元より転生し、皇宮の湖の上に現れた女性。皇太子を誘惑後追い出され、エリアス公爵が引き取ったが、そこでも問題を起こした。異次元より来たことから聖女にしようと、現在力を失った教会が利用しようとしている。黒髪黒目のアジア美人。
漫画「アデライド」10話の感想
エリアスが何故女性嫌いなのか、今回のお話でわかりましたね。
義理の息子に執着し、気持ち悪いことを言いながら、父親を毒殺しようとする恐ろしい女。確かに、こんなひどい目に合えば、彼が女性不信なのも仕方ないと思います。
さらに今家にいるのは、その憎らしい女と同類の女。これはきついですよね。
そんな女ばかり周りにいるので、女性そのものが汚らしく思ってしまうのかもしれません。アデルも彼にとってみればただの女でしかないので、使い捨てしようとしています。
それでもダンスや、馬車を降りる際など、自然とアデルに触れ合っているエリアス。彼女には不快感がないのでしょうか。アデルには無自覚の特別感があるのか、それぐらいは貴族の嗜みとして当たり前のことなのか、ちょっとわかりませんね。ぜひアデルだけが彼の特別になってほしいです。
さて、ついにルイとご対面できるアデル。どんな展開になるか楽しみですね。
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに