無料漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「捨てられた皇妃」
漫画 iNA氏、 原作 Yuna 氏の韓国漫画です。
──主人公のアリスティアは、神のお告げの子とされ皇后となるべく育てられたものの、別の少女が現れ次位である皇妃に落とされる。そして愛する皇帝には虐げられ最後には反逆罪に問われ処刑される。
しかし神によって時間が戻され、自身の9歳の子供時代へと転生し、悲劇の運命を回避するべくやり直すという、転生がベースの恋愛ファンタジー作品──
毎週土曜日に最新話が更新されます
前回のあらすじは、シーモア卿に稽古をつけてもらうアリスティア。すると侵入者があり、シーモアは警戒する。現れたのは、カルセイン。
もう会うことはないはずと、ツンツンしたアリスティアと色々話し、カルセインの素直さにアリスティアが笑い出し一旦落ち着く。そして自分が毎日ここに通うと勝手に決めるカルセインなのだった。
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漫画「捨てられた皇妃」37話のネタバレ
勝手にモニーク邸に毎日通うことを決めたカルセイン。
せっかくだから今から稽古しようぜと、アリスティアは日に2度も体を動かす羽目になった。
稽古が終わった3人。カルセインは、第一騎士団ほどではないと言いつつも、近衛騎士の技術が見れて満足そうだった。
アリスティアは、お茶とケーキを用意し、カルセインにどうぞと勧める。
ちょうど喉が乾いてたと、グビグビ飲み始めたカルセインだが、すっぱいと吹き出した。
なんだコレ酸っぱいという彼に、お湯の量を間違えて淹れてしまったのかと焦るアリスティア。
酸っぱいの苦手だという彼に、別のお茶を用意するようリナに指示する。
腐ってるんじゃと、言う彼だが、アリスティアは普通に美味しく飲んでいるので、驚く。
ハイビスカスなので、もともとこういう味なのだと言う彼女に、好き好んでこんなの飲んでるのか、味覚がどうかしてると、言いたい放題の彼。
薄々気づいてたけど、お前の好みは変わっているとまで言われ、アリスティアはムカムカする。
それなら飲まなければいいと、彼の手からティーカップを取り上げ、他のお茶もきっと気に入らないだろうから飲まなくていいと、彼女はかなり不機嫌になった。
ムキになった彼女は、離れたテーブルに移動し、怒りながら座った。
カルセインは、酸っぱいから酸っぱいと言っただけなのにと理解できず、シーモア卿はどう思うかと意見を聞く。
シーモアは、元々お茶に好き嫌いはないが、令嬢の心のこもったお茶を頂けることを何よりうれしく思うと、大人の回答をする。
そして、アリスティアはお茶が趣味なのだと教える。
その侯爵令嬢がお淹れになったお茶です、と念押しされ、気まずくなるカルセイン。
カルセインはアリスティアのところに行き、私が淹れたのは口に合わないのではと不機嫌な彼女に、初めてだから驚いただけだって、飲める飲めると笑顔で取り繕う。
しかし口に入れると、酸っぱいのは変わらないので、すごい表情になる彼。
そんな彼を見たアリスティアはため息をつくと、他のお茶を用意させようとするが、彼は、これ絶対飲むからと、必死に口を押さえ飲み込もうとしていた。
アリスティアは、彼のお茶に砂糖をいくつか足し、もう一度お試しくださいと渡す。
カルセインはドキドキしながら飲むと、先程と味が変わったため飲みやすくなり、ゴクゴクと一気に飲み干せた。
よかったと微笑むアリスティア。
思ったことをなんでも言ってしまう性格なのね、と彼のことを少し理解し、ここまで自分の感情に正直な人は初めてだったので、つられて慣れないことをしてしまったと思う。
彼の影響で、生まれて初めて、声を上げて笑ったのだ。
こういうのも悪くない気がする、とアリスティアは彼を優しい目で眺めるのだった。
一方その頃、ルブリスは、リサ王国の使節団と面会していた。
使節団の男二人は、ルブリスを褒めると、この前見かけたモニーク侯爵令嬢はあまりにも若すぎると言い、アリスティアを話題に出してきた。
神に選ばれし子であるだけに、輝かんばかりの品格を感じたとは言うものの、皇后もお一人では大変だろう、補佐も兼ねた別の相手を置かれてみてはいかがでしょうか、と言う彼ら。
そして、我がリサ王国の姫君達も、帝国と皇室の力になりたいと申しているので、考えて欲しいのだという。
皇妃に迎えろということかと、ルブリスは聞く。
彼らは肯定し、後継者の誕生は早ければ早いほど、国の安定につながるだろうと答える。
リサ王国はそこまで帝国のことを考えてくれていたのか、というルブリス。
皇帝陛下も健在で、まだ成人式すら挙げていない僕の後継者まで心配してくれるとは、その勇気を称えるよ、とルブリスは冷たく笑うのだった。
漫画「捨てられた皇妃」37話の感想
お茶を吹き出すカルセイン。
かなりのマイペースで、心が癒やされます。ここまで感情の裏表がなく、正直な性格は気持ちがいいですね。一緒にいるアリスティアも、かなり気持ちが楽になるのではないでしょうか。
前世では感情を押し殺して生きていたため、冷たい女性だと思われていましたし、これまでも色んなことを耐えて生活していました。
カルセインといることで、押し殺した感情の発散ができるようになり、彼女の新しい一面が引き出されたと思います。大事な友人ですね。
さて、リサ王国がルブリスに、彼を気にかけるふりをして、王国の力を伸ばそうと嫌な提案をしてきました。そのときの彼らの表情が暗く塗りつぶされていたので、下心しかないですね。
前世では、アリスティアを権力主義だの嫌っていたルブリスですが、このような提案はどのように扱うのでしょうか。
同じ権力主義の姫君だとして、父の愛を奪った憎むべきアリスティアと、他の女性とでは、彼はどのように考え接するのでしょうかね。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに