漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「捨てられた皇妃」
漫画 iNA氏、 原作 Yuna 氏の韓国漫画です。
皇妃でありながら夫に処刑されたものの、また同じ人生を子供の時点から転生しやり直すという、転生がベースの恋愛ファンタジー作品。
毎週土曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、断首されたと思ったら、9歳の自分に転生していたアリスティア。彼女は最後にようやく愛されていることに気づき、父親を探しにいき抱きつく。
孤独な死を迎えた前世のアリスティアだが、本当は侍女のリナや、実はパパと呼んで甘えて欲しいと思っている父のケイルアン、騎士団の面々など、アリスティアは周りに恵まれていたのだった。
それでも彼女の脳裏にはルブリスに虐待された恐ろしい過去がこびりつき、悪夢となって彼女を襲うのであった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「捨てられた皇妃」8話のネタバレ
現実であったのはずの悪夢、今目の前にあるのは戻りたいと望んでいた日常。
どちらが現実で夢なのか、いつまでこれが続くのか、アリスティアは今ひとつ元気が出ない。
すると父のケイルアンが休みのはずなのに、仕事があるので皇宮に行くと話す。それを聞いて少し落ち込むアリスティア。
ケイルアンは具合が悪いのか、話したいことがあるのかと彼女を心配するが、アリスティアは、なんでもありませんお父様、と答える。するとケイルアンは面白くない顔をし、出かけていった。彼女にはなぜだかわからなかった。
前世では、必要最低限の会話しかしなかった親子関係だったが、今では全然違う。ぎこちなくも彼女を優しく撫でる父、手袋越しでも温もりを感じる。
ひょっとするとこれは、あまりにも酷い人生を送った自分を哀れに思った神様からのプレゼントなのかもしれないと考える。幸せな夢の。
神、でハッと思い出す。帝国の神・ビタ。神のお告げがあった神殿に行けば何かわかるかもしれないと、明日行くことにする。
そして深夜。夜中に目が覚めてしまったアリスティア。真っ暗で何も見えず、ここがモニーク邸なのか、皇宮なのかわからずパニックになる。
すると彼女の小さい手を優しく握る者がいる。父だった。
彼女は、恐ろしかったのと安心したのとで、パパ、パパと抱きつく。
悪夢でもみたのかとなだめるケイルアン。アリスティアは、夢か現実かわからないがこの温もりだけは手放したくないと、強く思うのだった。
翌朝、ビタの神殿へ向かうアリスティア。ケイルアンは最近のアリスティアの様子から、心配してついていくと言うが、多忙な父を気遣って断る彼女。
皇妃としての自分、今の子供の自分、どちらが現実かわからない。もしかしたら皇妃の自分は予知夢のようなものかもしれない。それならば、神殿にお告げがあったかもしれない。
そう考えた彼女は、大神殿シャクトス・ビタに着く。
神官にアリスティア・ラ・モニークと名前を伝え、ここ数ヶ月にあったお告げを見に来たと話す。が、一番最近のもので5年前と教えられる。
祈祷室に案内してもらい、過去10年間のお告げを見ることにする。しかし調べてみても、今の状況を暗示するようなものはなかった。
皇妃であった自分は16歳。9歳の今が現実ならば、7年もの月日を一晩の夢の中で過ごしたことになる。
本当にそんなことがあり得るのだろうか。あのルブリスの冷たい視線も、息の詰まる日々も、全て生々しく覚えている。
やはり今が夢なのかもしれないと気落ちする彼女。これからどうすればいいのだろう。
すると、よく来た、とどこからともなく声がし、彼女は光に包まれたのだった。
漫画「捨てられた皇妃」8話の感想
娘にパパと呼ばれたい。そんなケイルアンが可愛いですね。
不器用すぎて、娘とうまくコミュニケーションがとれなかった彼ですが、アリスティアがパパと抱きついてきたことで、何かに目覚めたようです。
今後、彼女の絶対的守護者はケイルアンです。何があっても彼女の味方でありつづけ、守ります。頼もしいお父さんですね。
そして彼女は現状を把握するべく、ビタという神のもとへ向かいます。
日本人だとあまりそこまで宗教に熱心ではないので、実際お告げとか言われてもピンとこないと思いますが、アリスティアの国ではかなり信仰されているようですね。
しかも一人ひとりにお告げがあるようです。帝国民全員のお告げがあるかと思うと、相当膨大な数ですよね。まるでアガスティアの葉のようです。
※アガスティアの葉とは、インドの聖者アガスティアが残した個人の運命についての予言を記した葉。人類の指紋を108種に分類、さらに4つに分類することで各個人の運命を知ることができるらしい。ツアーもある。
そんな生活に密接している神ビタから呼びかけられたアリスティア。ビタは彼女にとんでもないことを言います。ビタのせいじゃないかという内容は、次回あきらかに。
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに