漫画「バトリの息子」57,58話 ベルナール襲来&思わぬ再会 あらすじまとめ

漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「バトリの息子」

ミゲルとキイラコンビが次に向かうところは・・・

 


57話
満天の星空を堪能する幼いキイラ。キイラに誰か話しかける。キイラは星空から囁きが聞こえると言う。
ふと目を覚ますキイラ。夜空は曇っていた。ミゲルは夜通し起きていて、食事を用意してくれていたが、素材がミゲル用かと思い青ざめる。ミゲルが違うという、地下で本を読むことだけが外との繋がりだったので知識は豊富にあり、料理もできたのだ。時々この世には境界外のものがうまれる、どこからなんのためかは誰も知らない、だが魔女なら知っていると思ったのにと言うミゲル。そもそも魔とは何かとキイラ。ミゲルが普通じゃないものと答えると、人間は自分と違うものを異端とみなして排除しそれ以上考えようとしない。境界なんて人間が勝手に作り出したもの、認識してないところでも世界は続いていると言う。魔女は境界を越えてきたものだが、ミゲルが何者かはわからないという。だが同族の肉を食べるのは獣でもしない、なんのために存在するのかは誰しもが思うことだと締め、夜明けが来たので出発する。ミゲルはイプセン侯爵以降食事も睡眠もとっていなかった。
北部の小都市サクソニアに、金の十字架と白のひばりをつけた馬車が来る。ベルナール・キら異端審問官たちだ。サクソニアの領主ラバン卿が緊張しながら出迎える。教会の神聖さを汚すものが隠れているとの情報でベルナールはきたのだった。審問官達がサクソニアになだれ込む。慌てて巻物をもって逃げる男。巻物が1つ腕からこぼれ落ち、たまたま通った女性が拾う。すぐ真後ろに審問官達が集まり、女性は拘束。ベルナールが巻物を読むと教会は富だけを求め神の道から外れているとの内容。ベルナールは憤怒し巻物を破ると教会に従うように叫んだ。女は連行されそうになったところ、その女性はたまたま拾っただけとかばうものが現れた。アメリエだった。

58話
ベルナールがどくように言うと、アメリエは言葉に気をつけてください、自身はサクソニアの女主人だと言う。アメリエは結婚しラバン子爵夫人となっていた。
無実のものが犠牲になることを神は望まれていないはずと訴え、物が落ちていただけで罪になるなら皆下を向いてあるけなくなる、異端を調べる賢明な方法があるはず、彼女は拾っただけと保証しますとベルナールに女性を放すよう頼む。貴族との摩擦を避けるため、ベルナールは解放に応じる。だがベルナールは法王と皇帝の命令で帝国全域で使命を果たすため、必要な物資は提供しろとラバン子爵に言う。
その頃宮殿では、帝国24位皇位継承者ラスロ・フェレンツ公爵が皇帝に呼ばれ参じていた。イプセン侯爵が自身の城で殺されたことを聞かれ、東部の異民族が原因でしょうと答えると、東部を属領にしようと温乱を起こしたのはフェレンツだから責任があると怒鳴る皇帝。
犯人の首を持ってくるよう命じられたが、皇帝も自ら調査するという。これはフェレンツ公爵を貶める罠だと気づく。フェレンツ公爵が下がろうとすると、皇帝からイプセン侯爵はまるで獣に食べられたようだったと教えられる。フェレンツ公爵は知らない振りをしたが、ミゲルの仕業だとわかった。フェレンツはこれは試練か待っていたものかと考える。
サクソニアまで来たミゲルとキイラ。門が閉まっているため町に入れず、門番に聞く。サクソニアには異端審問官がきて片っ端から審問しているので、他の場所へ行った方がいいと言われる。キイラは金貨を見せ、急ぎの用で来たと審問ならここで受けると頼むと、審問官が出てきた。キイラはミゲルに催眠をかけさせ町に入った。キイラは境界をはっきりと認識しているもの例えば審問官には、境界の外の力を借りて使っている魔女の力は効かないのだという。ミゲルの力は借り物でないから使えたと。そして異端審問官は人数が多くミゲル1人では対応しきれないので、ベルナール・キ1人を人を使って釣り出すという。

サクソニアは異端審問官たちのせいで、教会保守派と改革派でもめだし互いに告発しあっていた。

北部は気候が悪く、人々は常に食べる物の心配をしているのに、教会は慰めず財を求めるだけ。ラバン子爵は善行と信仰だけが救ってくれるという言葉を信じてきたのに、どうすればよいのかと苦悩していた。アメリエが慰めるとドア越しから声をかけられた。
アメリエは呼び出しに応じ、月夜の下待っていると青い蝶が飛んできてミゲルが現れた。対面し驚く二人。

 


ミゲルは復讐対象以外の捕食はしないようですね。次の標的はベルナール・キのようです。ベルナールなんですが、なんかベルセルクのモズクズに似てる・・・聖職者はああいうイメージになるのでしょうか。仏教も僧兵とかいたわけなので、やはり取り締まる側はああなるのかな?

そしてアメリエが再登場しました。正義感が強くまっすぐな女性ですね。ミゲルと再会したことで何を思うのでしょうか。彼女の存在がミゲル達の作戦にどう影響していくのでしょうか。

 

それではまた次回に。

 

 

猫野: