漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「バトリの息子」。ネタバレ有ります。
33話
アリンの本名、エイレネ・ダムドを聞いて、キヨムは昔2メートルを越える男の首吊り死体が何日も大広間にあったのを思い出した。
キヨムの母親は、あの死体は皆を裏切り危険な目に合わせたため罰を受けたと教える。
それを踏まえ、いつか父の仕事を引き継ぐだろうキヨムは愛には愛で信用には信用で応えなければならないと母親は語る。
その死体は皇帝に反旗を翻したために処刑されたダムド卿だった。
そのダムド卿は一族皆殺しのはずだが、孫娘が生き残っていた。
ダムドの血が絶えないように、ダムド卿がこっそり西部旅行に行かせていたのだった。ごく少数の者だけが知っていたが、エイレネを守る変わりに欲求を解消しようとしたため、エイレネは逃げた。それでもやはり頼る人は必要で、フェレンツ公爵を頼った。
その後大公に見初められ、ここに来ていたが、悲痛な生活だった。エイレネは証拠に家紋のネックレスを持っており、エルジェーベトには自分のようになって欲しくないと言う。
キヨムは助けが来ているから皆で逃げようと言うが、エイレネは婚前なので誘拐扱いになりキヨムが危ないと言う。そこへエルジェーベトが来て自分の名誉が落ちても真実を話せばいいと言う。
エルジェーベトはキヨムと歩んで行く決意をした。
ジンにエルジェーベトか大公に襲われたこと、エルジェーベトに協力すれば厚遇することを言い、エイレネとジンは大公のもとへ時間稼ぎに行く。ジンは不敵に笑う。
34話
エルジェーベトは巡回する警備兵に金貨を持たせ、その場を離れさせる。エルジェーベトの合図で、さらにキヨムが助っ人達に合図を送り、まずマンフレッドを運び出す。
エイレネとジンは大公の所に行き、嘘報告をするが、ジンが裏切り、エイレネは殴られ鞭で打たれる。ジンはそれを見てニヤニヤしていた。大公はエイレネの顔にガラス片を押し当てたところで、ジンがキヨムがエルジェーベトを連れて逃げると伝え止めさせる。大公が慌てて去ると、エイレネの偽善者っぽい所が嫌だったとジンが話す。
いよいよキヨムとエルジェーベトが逃げる番になり、海を見に行き、一から始めようとキヨムが誘う。
キヨムはエルジェーベトの手を引いて屋敷を走る。エルジェーベトはキヨムの手を嬉しく思う。しかし大公がエルジェーベトの名を大声で叫び、彼女の耳に届いた。
ジンはミゲルと仲良かったジャンみたいに、赤毛のセミロングでソバカスがある女性なんですが、かなり意地悪そうなお顔をしていますね。で、予想通りの行動をしていました。
アリンがまさかの人物でしたね。詳しく書いてませんが、大公の鞭シーンを見ると、正体を知りながら使用人として扱っていたようです。ダムド家、過去編が終わっても出てきたりするんでしょうかね。楽しみです。
それではまた次回に。