無料漫画アプリ・ピッコマで連載しているロマンスファンタジー漫画「この結婚はどうせうまくいかない」
原作:CHACHA KIM、作画:Cheong-gwa、原題:이 결혼은 어차피 망하게 되어 있다
毎週金曜日に最新話が更新されます。
・前回のエピソードはコチラ
漫画「この結婚はどうせうまくいかない」97話のあらすじ(ネタバレ有り)
カッセルは、エミリアーノに会い、4年前にわざわざリガルキアから売りもしないメダルを預けるほど、カルステラには特別な縁があったのか、カルステラに来るはるか前にペレスにもいたのかと問う。
エミリアーノは、聞いたことはあるが行ったことはないと答える。
この問いは、今の話をしたかったからだ。
イネスにはあの頃の男はいないと思いながら、イネスが16歳になった8年前から20歳になった4年前までの間、彼女がこの世から完全に存在を消してしまっていた孤独なペレスの時期に、あと100日あまりで皇太子と結婚するため皇太子の命令で、彼女の肖像画を描きにきた画家の助手が、エミリアーノ自身だと覚えているのかどうか、カッセルは確認したかった。
満を持して愛する男のもとへいくために、皇太子よりも簡単に捨てられる男が必要だったから、自分を選んだのだろうかとカッセルは思う。
イネスを手に入れること、イネスに選ばれたこと、ついに望まれたことが、カッセルにとって忌まわしいほどの祝福であり、カッセルに愛されないためには、今回こそはイネスはカッセルに知られないようにすべきだった。
カッセルが、その4年間エミリアーノがペレスにいなかったのであれば、彼女は一人で今度は死なずに元気に暮らしているエミリアーノのことを思い、愛していたのだろう言うと、エミリアーノが言い返そうとしたので、私のことを覚えているのかと問う。
カッセルはエミリアーノの態度から、カッセルがイネスに危害を加えるのではないかと疑い、エミリアーノ以上にイネスを愛する男などいないかのように考えているのではと感じた。
どれほど私のことを覚えているのかと問うと、エミリアーノは、自分の身に起きたことは全て覚えており、死の最も大きな報いは忘却だから、自ら望んで報いもないまま命を絶ち、解放されずにいるのだと答えた。
死んだ瞬間を覚えているのかと問い返されたカッセルは、すぐ近くにある神の使徒アナスタシオの神像が、自分達を見下ろしているように感じた。
エミリアーノは、カッセルは間違った選択をした自分と違い、夢の慈悲を施されたのだろう、神はあなたをあいしておられるはずだと言うのだった。
・次回のエピソードはコチラ
漫画「この結婚はどうせうまくいかない」97話の感想
再開していたのをすっかり見落としていました。
エミリアーノもカッセル同様に過去の記憶があるようですが、カッセルはやり直しのようなことをしていて、エミリアーノは自ら離脱したように見えます。
愛するイネスを残して死んだこと、彼女にひもじい思いをさせてしまったことなど、原因はいくつもありそうですが、エミリアーノがそう判断した理由が気になりますね。
カッセルは、自身がイネスに選ばれたことは、エミリアーノのためだと知りました。しかし彼女をもう手放すことなどできず、一番に愛されていない、複雑な思いに苦しんでいます。
過去のことでやり直しをしながら、過去を見ずに生きていられるのか、彼女の愛を疑わずにいられるのか、カッセルには大きなしがらみがついてしまいましたね。
・次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回も楽しみですね