無料漫画アプリ・ピッコマで連載しているロマンスファンタジー漫画「ニセモノ皇女の居場所はない」
原作:oaen、漫画:LOGO、原題:가짜를 위한 장소는 없다
毎週土曜日に最新話が更新されます。
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漫画「ニセモノ皇女の居場所はない」50話のあらすじ(ネタバレ有り)
フィローメルはジェレミアと共に、最近首都で流行っていた演劇を見たが、自分に振り向いてくれない男相手に縋る女性という内容だったので、昔の自分はナサールやユースティスに対して何故そうしたのかと思った。
ふとジェレミアの方を向くと、彼は浮かない顔をしていたので、そういえば彼の母はルグィーンに愛されようと縋ったことを思いだし、慌ててその場を離れることにした。
不機嫌そうなジェレミアを連れ、買ったアイスを手にクリマー川を見に歩いていると、川面が夕焼けに反射したとてもきれいな風景が見えた。
このような雰囲気であれば、ジェレミアは過去を明してくれないだろうか、自分の話で誘導させ、エレンシアほどではなくても、彼を好感度を上げることはできないだろうかと考えた。
しかし、いざそうしようと思っても、預言書をみたからと相手の痛みを知った気でいられるのかと気づいて、言葉にならなかった。
フィローメルは、後悔しないように自分らしくやれるだけやろうと考え直し、食べてと、ジェレミアの口に自分のアイスを突っ込んだ。
ジェレミアは、勝手な奴だと呆れつつ笑みを浮かべたのだが、人混みを歩くのも疲れるのに何故笑みを浮かべたのかと、自身の反応に驚いてしまう。
自分はこうではないはずだと思ったジェレミアは、フィローメルに、ルグィーンは関心があるものを大切にしているだけで、興味がなくなれば放っておかれること、自分が特別な存在だと思わないことだと言い、昔ルグィーンの愛を求めた愚かな女がいたと、自身の母のことを打ち明けようとした。
しかしフィローメルは遮り、自分がルグィーンにも異母兄弟にとっても特別な存在ではないことは理解しており、期待などしていないと言う。
ジェレミアは、何か自分が間違ったことを言ってしまったのかと、あの時のようなショックを受けた。
夜、フィローメルが宮殿に戻ると、ルグィーンに留守を任せたのは失敗だったことを知る。
すると、窓からボロボロな格好のジェレミアが入って来て、今日言ったことは忘れてくれと言い、やや照れながらクレシオン店のお菓子をフィローメルに手渡すので、フィローメルは笑顔になるのだった。
漫画「ニセモノ皇女の居場所はない」50話の感想
フィローメルは、フィローメルなりのやり方で、ジェレミアの心を開きましたね。かえって彼が彼女を気にするようになりました。
ジェレミアには、全く無関心な父親もどきと、そんな夫に執着してジェレミアを使って夫の気をひこうとした母親しかいなかったので、家族愛が何だかわからず、自分は孤独だと思っていたようです。
そこにこだわってしまうのは、素っ気ないフリして愛情が欲しいからでしょうね。
しかし目の前の妹は、同情も媚びもなければ、何も期待していませんでした。ジェレミアは肩透かしを食らった感じです。
だからこそ自分と対等な存在だと認識でき、フィローメルへの印象が変わったのかもしれません。
フィローメルが、変に欲を出して話を誘導しなくて良かったですね。預言書のジェレミアと実際のジェレミアは違いますから、預言書をもとに話を進めても、違和感があって受け入れられなかったもしれません。
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回も楽しみですね