漫画「今世は当主になります」13~16話のあらすじと感想!ネタバレ有り

無料漫画アプリ・ピッコマで連載中の「今世は当主になります」原題・이번 생은 가주가 되겠습니다、漫画・Mon(Antstudio)、原作・Kim Roah

1~3話までピッコマで一気読みできます。

毎週土曜日に最新話が更新されます。

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漫画「今世は当主になります」13~16話のあらすじ(ネタバレ有り)

アルペオが作製した彫刻作品は完璧だった上、彫刻家を目指すか悩む彼にキッカケを与えることができ、フィレンティアは、毎日彫刻をするよう促す。

前世の彼は、大工を続ける傍らで彫刻を続け、苦労の末に皇帝から美しさを意味する「ジャン」という姓を与えられ、アルペオ・ジャンとなったのだった。

未来でビエーゼが無くしてしまう常緑樹の森は、祖父にとって祖母との大事な思い出の場所だった。

晩年の祖父は視力を失い、祖母の肖像画を見られないことを悲しんでいたので、彫刻であれば手の感触で祖母を感じられるのではないかと思い、祖母の彫刻を祖父にプレゼントした。

これで代金を得ずとも祖父から点数稼ぎができたのだが、祖父がタダで受け取るわけにはいかないと言うので、人材を重要視する祖父に隠された天才アルペオを紹介するという手柄も得た。

宿題の結果は、ベレサックは何もせず、双子は適当に売り、ララネは炭を作って売り、ララネはクレリバンに褒められた。

フィレンティアは、彫刻を受け取った祖父が喜んだからエメラルドのブローチをもらったと見せ、彫刻をしたものにも相応の報酬を払ったと答え、フィレンティアを見下していたベレサックは、あまりのことにショックを受ける。

前世のララネは、成人してすぐに皇后の推薦で年の離れた貴族に嫁いだが、家庭を顧みない夫と侍従たちの虐め、家族の裏切りによってやつれてしまい、夫の領地で独り寂しく亡くなってしまった。

ララネのことは繊細でか弱い子だと思っていたが、ベレサックや双子よりずっと賢いことがわかったので、フィレンティアはロンバルディの人材確保のために、彼女と仲良くすることにした。

ルーラックの子供たちが集まったが、ビエーゼはギャラハンに事業を取られたことが許せず、怒って部屋を出て行き、ローレルズもビエーゼについていってしまった。

シャナネットは、ギャラハンは相変わらず憶病だが、ギャラハンの弱さが賢いフィレンティアを潰してしまわないか心配だと指摘する。

その頃、クロイトン・アンゲナスは、皇后ラビニ・アンナゲスに、三男のギャラハンが兄ビエーゼよりとても優秀なことを報告する。

皇后は、帝国国法では長子が相続するのに、兄弟間の優劣を競うロンバルディの後継者争いを、貴族たちが真似ようとしていることが腹立たしかった。

ギャラハンに娘がいることを知ると、息子のアスタナの恋人にしようと考える。

一方、フィレンティアは、双子との遊びの休憩中に、ひどく傲慢な第一皇子アスタナ・ネレンペ・デュレリーに遭遇する。

フィレンティアが、アスタナの傲慢な命令には従わずにさっさと去ると、アスタナを探して駆けつけた侍女の頬を叩いた。

侍女がロンバルディの規則がと言うも、帝国のものは全て皇帝のもので、自分はその後継者であると言い、アスタナは騎士を呼んで、フィレンティアを捕えることにした。

フィレンティアは双子をさっさと見つけ、ロンバルディ直系の血縁者が暮らすため、第一皇子であろうとも入ってこられない母屋の屋敷で遊ぼうとするが、ロンバルディの紋章がない武装した騎士が母屋を捜索していた。

2つの家門は帝国の存続のために相互不可侵の関係なので、ロンバルディの屋敷の中には、たとえ皇室の人間でも武装したものを引き連れることはできないという、ロンバルディと皇室の盟約が長く維持されてきた。

フィレンティアは、双子の腕を掴んで祖父の執務室まで向かって走ったが、侍女を連れたアスタナが道をふさぎ、土下座を求める。

双子がフィレンティアを守ろうとすると、アスタナが騎士に双子を片付けろと命じたので、フィレンティアは、ロンバルディの屋敷の中で直系に手を出して良いと思っているのかと睨む。

すると祖父とシャナネットの姿が見えたので、すかさず謝るように頭を下げて涙を流すと、祖父がアスタナ達に向かって怒鳴った。

祖父はアスタナに、ロンバルディと皇室の約束を存じないないのかと問うと、アスタナは、昔の約束だし、この帝国に皇室の騎士が入れない場所があるなんて父が放っておくはずがないと答えたので、善悪のわからない浅学な皇子の言いなりになってどうすると、侍従たちを叱る。

皇室に抗議すべきだが、今回だけは幼い皇子の過ちとして見逃すと言われると、アスタナは怒りながら帰った。

フィレンティアはいい気味だと思ったが、祖父の表情を見て、自身の軽率な行動で双子を危険に晒してしまい、祖父を失望させたと気づいたのだった。

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漫画「今世は当主になります」13~16話の感想

フィレンティアは、人材発掘に勤しんでいます。アルペオを祖父に紹介できたのは良かったですね。

何より、祖父のために祖母ナタリアの彫刻を作ったのは、そこに対価が伴うとはいえ、相手のことをよく考え、慈しむからこそできたことなので、フィレンティアの人柄がよく出ています。

ララネについても、彼女は人材として優秀ですが、彼女の幸せを願うからこその行動なので、こうしてフィレンティアは、良い影響を与えながら、周囲をあたたかな気持ちで護っていくのでしょう。

フィレンティアとは逆に、ビエーゼやベレサック、アスタナは、無能で愚かな当て馬になっています。アスタナ、皇后の歪んだ英才教育のせいで、かなりヤバイ子供に育ってますね。

皇后は無能ではなさそうなので、最大の敵なのではないでしょうか。それでもペレスに始末されるのでしょうけど。


・次回のエピソードはコチラ

それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回も楽しみですね

猫野: