無料漫画アプリ・ピッコマで連載中の「皇帝の子供を隠す方法」原作:Lee Yeonseon、絵:SSAL、文:26、原題 :황제의 아이를 숨기는 방법
主人公のアステルは、皇帝となるカイゼンのために10歳の頃から努力してきたが、新婚初夜に離婚を突きつけられ、一夜限りの妃になってしまう。親からも見放され、家を出たものの、身籠っていることがわかり、ひとりで産み育てる。
皇族の証である赤い瞳をもった息子テオールを、政争の道具にしたくないアステルは、身を潜めて暮らしていた。だが6年後、太皇太后の遺言のため、アステルは再びカイゼンに会うことになる。アステルはテオールを守るために、瞳の色を変える薬を使い、自分の甥だと嘘をつくのだった。
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漫画「皇帝の子供を隠す方法」1、2話のあらすじ
レストン公爵家の娘であるアステル・フォン・レストンは、ラスティエル帝国の皇太子カイゼンと新婚初夜を過ごした直後に、皇帝が息をひきとったからと、離婚を突きつけられた。
カイゼンは、この結婚は亡くなった父が望んだことであり、カイゼン自身は少しも望んでいなかった、どうせアステルも愛していないのだろうと言い捨てたのだった。
アステルは挙式の翌日に追い出されて一夜限りの妃となった。
父のレストン公爵は怒り、離婚が成立したら皇帝の権力を強化するために、大々的な粛清が行われるはずだが、アステルが離婚に同意しなければ時間を稼げると考えた。
だがアステルは拒否したため、家を追い出される。
アステル10歳の誕生日に、皇后に代々受け継がれる皇族の至宝・青い月光をカイゼンに贈られてから、アステルはカイゼンのために生きると誓い、10年間血のにじむような努力をした。
カイゼンに捨てられたアステルだが、カイゼンは彼女の生きる理由だったため、彼の望み通りの「愛していない」という嘘を告げて皇宮を出て、青い月光を外して家をでた。
身籠っていることがわかり、ひとりで産み育てて6年間、身を隠しながら生きていたが、ついに皇室騎士団が家に押しかけてきた。
アステルは、騎士団に乗り込まれる前に、息子テオールに芝居をするよう指示し、テオールの赤い瞳を目薬で青に変えたのだった。
アステルとテオールは、皇室騎士団によって、皇帝カイゼンのもとに連行される。
カイゼンに気持ちは残っていないと思っていたが、全身全霊で愛した男だからか、カイゼンを目にしたアステルは動揺する。
カイゼンに、何故逃げ続けたのか、捕らえて殺すとでも思ったのかと言われ、テオールが怯える。
その子はと、テオールについて訊かれたアステルは、とても緊張する。
6年前、皇帝になったカイゼンは、腐った貴族の粛清を始めた。
反乱を起こした北部の大領主一族は抹殺されたのだが、反乱の失敗は帝国の勢力を二分化させ、新たな官僚らで構成されて皇帝派と、大貴族からなる貴族派(アステルの父レストン公爵が筆頭)に分かれた。
6年に渡る熾烈な政争でほとんどの貴族が没落したが、情勢は乱れたままなうえ、レストン公爵はまだ存在し続けていた。
アステルは、テオールの存在が世に知られて、政争の道具になることを恐れ、死ぬまで隠すつもりだった。
なのでカイゼンからの問には、母方の従兄ジークムント・カレンベルク(半年前に北部で戦死)の忘れ形見で、自分の甥だと答えた。
アステルの母方の祖父カレンベルク侯爵が、ジークムントがメイドに産ませた子を跡継ぎにしたいと、自ら出生届と血縁証明を送った記録があった。
カイゼンは、その子がアステルやカレンベルク家の者に似ていない、むしろと何か言いかけるが、テオールの瞳が青いことに気づき、黙るのだった。
漫画「皇帝の子供を隠す方法」1、2話の感想
新婚初夜に皇太子妃をやり捨てるという、衝撃的なシーンで始まったので、びっくりしました。
カイゼンは、皇帝となって権力を手にすると、すぐに貴族たちの粛清を始めました。おそらくレストン公爵を粛清したかったのですが、その娘が皇后だと厄介なので捨てたのでしょうね。
どうせ愛していないのだろうと言い、彼女に愛していないと言わせましたが、2話の言動を見る限りでは、ちょっと未練があるようですね。
アステルを愛していたのなら、彼女に離婚を切り出しても、理由を説明して保護していたと思うので、カイゼンは本当にアステルを捨てたのだと思います。手をださなきゃいいのに、カイゼンのせいでアステルは皇帝の子を身籠ってしまい、かなり危うい生活を送るはめになってしまいました。
テオールはカイゼンと無関係だと見せるため、瞳の色を変える目薬でごまかしましたが、テオールの顔つきは、幼い頃のカイゼンにそっくりなようなので、すぐにバレそう。
他のエピソードも読み進めてみましたが、未練がましいカイゼンはともかく、アステルが毅然としていて格好良いので、楽しく読めました。おすすめです。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回も楽しみですね