めちゃコミックで連載している無料漫画「皇妃さまの育児論」原作：Jaha、作画：Steak、原題：이번 생은 제대로 키워 드리겠습니다, 폐하!
第2皇妃エリサは、息子の第3皇子レオンを皇帝にするために、戦争を繰り広げ全てを捧げたが、レオンは幸せを感じたことがなく、皇帝となるその日に、エリサの前で毒を飲んで死んだ。
絶望したエリサは、何故かレオンが幼児の頃にまで回帰する。2度目の人生は、子どもたちが望むままの世界をつくり、良い母になると誓った。
ロマンスファンタジー漫画です。
毎週金曜日に最新話が更新されます。
漫画「皇妃さまの育児論」1、2話のネタバレ
19歳のとき、アティエン帝国の皇帝のカイトに、優秀な魔法使いとして見初められたエリサ。
彼の妻となり22歳で子供を授かったが、出産と共に魔法が使えなくなった第2皇妃は不要とされ、赤ん坊の名すらもらうことはできなかった。
エリサは愛しい息子にレオンと名付けた。
26歳の秋、レオンが命を落としそうになることが2度も起き、焦ったエリサは、レオンを強くするためにとても厳しく育てた。
32歳の冬、皇太子アセンシオと第2皇子ストーンハムの皇位争いが本格化した。
早くに母を亡くし孤独だったアセンシオが、唯一心を許したのがエリサだったのだが、エリサはレオン護るためにアセンシオに手を貸さず、彼は死んでしまった。
レオンは母を恨んだが、エリサはレオンさえ生き残れるならいいと思っていた。ジェニスもチャドも死んだ。
エリサは魔法を失ったものの、火の精霊王イグニスと契約して力を得て、多くの死体を積み上げた。
そしてついにレオンに皇帝の冠を渡すことができたのだが、レオンは毒を飲み、母は自分を利用していただけなのではないか、どうして産んだのか、生まれてから一度も幸せだと思ったことはないと言い、エリサの目の前で死んでしまった。
エリサは嘆き、体から凄まじい炎が噴き出したのだった。
気がつくと、エリサは水に浮かんでいた。
お母様と呼ぶ声で目を開けると幼い姿の我が子がいたので、夢を見ているのかと思ったが、最愛の息子に再会できたエリサは、レオンを抱きしめる。
厳しく育てたせいか、優秀な人になるために勉強を沢山しなければとオドオドするレオンを見て、エリサは反省し、優秀な人にならなくていい、なりたいようになりなさい、どんな人であっても誰よりも愛していると伝えた。
新しい機会が与えられたのなら、過去で沢山奪ってしまったレオンに、今度は望むものをあげたいと思った。
レオンは授業を休んでエリサと一緒に過ごしたが、3日後また決められた日程に戻った。
メイドから、レオンの誕生記念パーティーの準備をどうするか訊かれたエリサは、レオンに聞いてから決めると答え、メイド達をざわつかせる。
6回目の誕生日は皇子の座を対外的にも認められるので、大きな意味を持つ。
過去では無理して豪華に行ったものの、第1皇妃イザベルにメチャクチャにされ、レオンは誰も来ない最悪な誕生日を迎える羽目になったので、同じことを繰り返すつもりはなかった。
一方、授業に向かったレオンは、教師から、皇妃が最近優しくなったのは、皇子が惑わされないか試しているのだ、皇妃がなんと言おうと決して心を許してはいけないと教え込んだ。
その夜、エリサが誕生日パーティーについてレオンに尋ねるも、教師に刷り込まれたレオンは、母の望むとおりにしてほしいと答える。
ワガママを言おうとはしないレオンを見て、エリサは、自分が過去で何を見落としていたのか気づくのだった。
漫画「皇妃さまの育児論」1、2話の感想
この漫画も韓国発のものですが、スッキリした線画に縦スクロールの韓国漫画はとても読みやすいので、好んで読むのは韓国漫画ばかりになっています。単行本は印刷向けになっている日本の漫画の方が良いのですけどね。
主人公のエリサは、カイト皇帝との出会いに運命を感じました。でもその思いは一方通行なもので、出産と同時に魔法が使えなくなった彼女は、皇帝から無価値だとみなされたようです。
皇宮で生き延びるためにとった行動は、力をつけ他者を蹴落とすことでした。そして息子の命を守れても、精神を守ることはできませんでした。
死に際のレオンも言っていましたが、エリサに振り向かない皇帝を見返すためにレオンを利用したのは、当たっていると思います。生き延びるだけなら、皇位継承権を放棄してどこかへ逃げてしまうとか、何らかの方法はあったはず。精霊と契約して力を得たのなら尚更です。
回帰したエリサは反省し、今度はレオンの望むままにしようと決めました。
それまでの教育のせいで、レオンが母にも本心が話せないほど萎縮してしまっているので、なんとか信頼回復しないといけません。教師はレオンを洗脳しようとしているので、教師等、周囲の環境も整えないとですね。
面白い漫画なので、興味を持たれた方は是非読んでみてくださいね。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回も楽しみですね