漫画「帰還者の魔法は特別です」94話のネタバレと感想!あらすじまとめ

※全話一覧はコチラ

無料漫画アプリ・ピッコマで配信している、アクション&転生&ファンタジーの漫画「帰還者の魔法は特別です」原作Usonan、漫画Wookjakga ( 귀환자의 마법은 특별해야 합니다  )

毎週木曜日に最新話が更新されます。

前回のエピソードはコチラ

漫画「帰還者の魔法は特別です」94話のネタバレ

貴族達は、平民が身の程知らずに思い上がったとして、彼らを火あぶりで処刑していた。

炎を放たれた平民の男ラオルは、この体から昇る炎が狼煙となり、貴様らの平穏を燃やし尽くしてやると、貴族達を呪った。

隊長、先に逝きますといい、ラオルは息絶える。

隣に磔にされた隊長は、すまないと唇を噛み、悔やむ。

そうしていよいよ隊長の番になった。

彼のせいで多くの貴族が死んだこと、国宝級アーティファクトまで奪ったことという彼の罪を説明し、彼が死ねば彼の部下は壊滅するだろうと言う。

隊長と呼ばれていた昔のカラス仮面は、自分達だけが優秀だと思い驕り高ぶる姿は滑稽だと、怒りと悲しみで涙を流しながら、貴族達をバカにする。

苛立ち、怒鳴り散らす貴族達。

その中に一人冷静な青年が前にでると、その男は革命軍の主導者なのだから、最も凄惨な死に方をしなければならないと言う。

長かったがもう終わりだ、貴様の負けだ、という青年。

そして現在、デジールはカラス仮面に、お前の魔法はすべて逆算されるから魔法は使えない、ここで終わりにしようと言う。

何故このようなことをしたのか、一体何者かと問うと、カラス仮面は、貴様もヘブリオン学園の者なら知っているはずだと答え始めた。

ヘブリオン学園だけでなく世界中が、貴族だけが優れ、貴族だけが中心だと思いこみ、腐った思想押し付けている、平民という身分だけで差別するのはヘブリオン学園も同じだろう、そのような砂の城はいずれ崩れる、それを望んでいるのだと言う。

デジールは、やはりあなたは革命軍の残党かと言う。

12年前、ヘブリオン学園の生徒が創設した共和党、それを人々は革命軍と呼んだ。

彼らは当時の体制の変革を主張し、それによってへブリオン内戦が起きた。

この世界の構造は根本が腐っている、貴様もそれは否定できまいというカラス仮面。

デジールは、そうだと肯定するが、かといってお前のやっていることが正当化されるわけではない、この光景やこの状況がお前の望んだものなのかと指摘する。

カラス仮面は、多少の犠牲は仕方がないと言う。

西方王国会は崩れ始めた、私はこの不条理な世界を破壊し、本当の平等な世界を作るのだと語るカラス仮面。

アゼストは、聞く必要はない、すぐに拘束しようと言う。

するとカラス仮面は、やはり傲慢だ、だからお前たちは私を倒すことができないのだと笑い出した。

突然、辺りが明るくなったので、プラムは悪魔が死んだのかと喜ぶ。

だがデジールはそれが違うことを察し、カラス仮面は、やはり魔塔主とはいえ準備無しでは倒せなかったようだなと笑う。

明るくなったのは、ダデニュフの噴火攻撃のせいだった。

炎に包まれた巨大な岩が、都市のあちこちに打ち込まれる。

そしてカラス仮面はデジールに、さっきほど勝利宣言したなと言い、目を細める。

あの時、カラス仮面が火あぶりで炎に包まれたとき、タルカ達が助けに来た。

次々と貴族を倒すタルカ達の様子に、貴族の青年は焦る。

それを見たカラス仮面は笑い出し、最後に1つ忠告してやる。勝利に酔うな、陶酔した時は貴様の首が落ちる時だと告げる。

そして現在、カラス仮面は、さっきの言葉そのまま返してやると言い、魔法を発動する。

アゼストやプラムが特攻するも間に合わず、貴様らの負けだと言い、目の前から消えた。

デジールはすぐ頭を切り替え、ロマンティカに連絡し、現在ダデニュフ戦はどうなっているか聞く。

ロマンティカは、とにかくとんでもないことになっている、一人ではどうしようもないから合流すると言う。

フリレチアの都市は、火災と稲妻に包まれているのだった。

漫画「帰還者の魔法は特別です」94話の感想

カラス仮面の正体が判明しましたね。

革命軍の隊長でした。あの顔のケロイドは、火炙りにされたときのものですね。

顔をさらけ出すと、当時のことを思い出し怒りが収まらないので、あのように攻撃が単調になったのかもしれません。

そして、やはり強いですね。あの状態から逃げ切るとは思いませんでした。よほどデジールが油断していたのか、力が尽きていたのか、転移魔法を使われてしまいましたね。

カラス仮面は、仲間を惨殺されたので貴族を酷く憎んでいますが、理不尽なことを押し付けているのはカラス仮面も同じですよね。

結局カラス仮面も、彼の憎む貴族も、自分が絶対に正しいと信じ込み、周りにそれを強要しているのは変わりません。変革だと喚いていますが、なんだかなーという感じです。

さて、カラス仮面と戦っている間に、街が悲惨なことになってしまいました。さすがのジョードも苦戦しているようです。デジールのアドバイスだけでは、うまくいかないようです。

このままフリレチアは崩壊してしまうのでしょうか。マナの尽きたデジールは、皆を救うことができるでしょうか。


それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

猫野: