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無料漫画アプリ・ピッコマ、LINEマンガで連載中の「ある日、お姫様になってしまった件について」作家Spoon、Plutus、原題・어느 날 공주가 되어버렸다
ある日突然、小説の中の姫に生まれ変わってしまった主人公。しかも実父に殺される運命の姫に。血も涙もない冷血な皇帝クロードの娘として生まれ変わってしまった主人公が、生き残るために奮闘する異世界転生ファンタジー漫画です。
毎週日曜日に最新話が更新されます。
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漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」68話のネタバレ
ジェニットに説得されて、皇宮に来たものの、騙されてたまるかと思うアタナシア。
期待しているわけではなく、状況を確認するだけだと、自分に言い訳する。
最近は騎士や魔法使いまで動員して捜索されているので、アルフィアス公爵邸に保護されていなかったら危うかっただろう、だから状況を把握するだけなのだと思い、透明化魔法を使いながら皇宮内を進む。
するとフィリックスを見かけたので、彼なら鈍いから気づかないだろうと、そっと後をつける。
すると、誰だと、フィリックスが手から剣を召喚し、アタナシアの顔の脇を突き抜けた。
切断された彼女の髪がハラリと落ちる。
皇帝宮に無断で入るとはと、フィリックスが警告しながら振り返ると、固まっているアタナシアが目に入った。
驚き過ぎて透明化魔法が解けたのだ。
お姫様、どうしてここへ、とんだ失礼をとパニックになるフィリックス。
アタナシアは、皆が元気かこっそり見に来ただけだから、父に言わないで欲しいと言う。
その後物陰に移り、皇帝がお姫様に会いたがっているので、再度捜索するように命じられたとフィリックスが説明する。
そして彼は、会われるかどうか今すぐ確認してきますと言い出した。
戻ってくると、陛下が謁見を許可されたといい、アタナシアは案内される。
最後に会った時もまだ自分を殺したがっていたから、本当だろうかと不安なアタナシア。
自分を見下ろすクロードの冷たい目を思い出し、胸が痛む。
恐る恐るクロードを見ると、特に表情もなく椅子に腰かけていた。
用意されたテーブルは、ずっと使ったことのないほど長いもので、クロードとの距離を感じる。
パパと呼べば嫌がるだろうと思い、アタナシアは陛下と呼ぶ。
するとクロードは、アタナシアの後ろに立つフィリックスに、退室するよう指示する。
自分が出ていきたいアタナシア。
フィリックスは、邪魔にならないのであればここで待機させてくださいとアタナシアを気遣うが、アタナシアは不安ながらも大丈夫だと答える。
クロードと二人きりになると、しばらく無言の状態が続いた。
これまでどのように過ごしたのかとクロードが聞くと、アタナシアはぽかんとする。
どこに泊まっていたのか、お金はどうしたのかとあれこれ聞いてくるクロード。
アタナシアは適当に誤魔化しながら答える。
それを聞いたクロードは、ろくに食べることもできずに過ごしていたかと思ったが違ったようだなと言う。
そういうクロードの方が、あまり食事をとらないのかやつれて見える。
父ではないといいながら、どうして父親のように振舞うのかと思うアタナシアは、何故そのようなことを聞くのかと聞き返す。
クロードは、自分もわからない、お前を見るとわけもなく不快な気持ちになる、そのような表情をされると特にと答える。
するとまた激しい頭痛がしてきて、クロードは頭を押さえる。
痛みのあまり視界まで歪んできた。
クロードは、エメラルド宮に住めと命じる。
クロードが真っ青になっていることに気づいたアタナシアは、ドアの外で待つフィリックスに、クロードの異常を伝える。
フィリックスは、自分が皇帝の対応をするから、アタナシアにエメラルド宮に戻るように言う。
フィリックスがクロードに駆け寄ると、クロードは、ジェニットを呼ぶように指示する。
それを聞いたアタナシアは、悲しくなるのだった。
漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」68話の感想
クロードが望む形で、アタナシアは彼と再会しました。
ジェニットが無理やり進めた謁見ですが、会わないままよりは良かったですね。エメラルド宮にも戻れるので、リリー達専属メイドは喜ぶのではないでしょうか。
ただ、呪いを受けている影響で、アタナシアを見ると不快な気持ちになるのは変わらず、頭痛まで起きます。
それを抑えることができるのがジェニットです。苦しむクロードが自分を遠ざけ、ジェニットを欲する様を目の当たりにしたアタナシアは、居場所が奪われたようで辛いでしょうね。
もちろんやつれて、体調の悪いクロードが心配なのもあるのでしょうけど、わかっていても辛いというアタナシアの表情が可哀そうでした。
今後、アタナシアがクロードに受け入れられるときは来るのでしょうか。
ちなみにアタナシアは匿ってもらう必要がなくなったので、イゼキエルは面白くないでしょうね。愛しい彼女が、また手の届かないところに行ってしまいました。うまくいかない彼の初恋です。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに