漫画「捨てられた皇妃」最新話120話のあらすじと感想!ネタバレ有り

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無料漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「捨てられた皇妃」 漫画 iNA、 原作 Yuna 、原題・버림 받은 황비

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漫画「捨てられた皇妃」最新話120話のネタバレ

ラス公爵夫人は、知っての通り私はあなたがそれほど好きではない、だが状況が状況のため、アリスティアを助けようと思うと言う。

今年の建国記念祭は三日間あり、初日はラス公爵夫人が、残り2日はゼナ公爵令嬢とアリスティアで1日ずつ交代で主催することになる。

本来であればラス公爵夫人が三日間全て受け持つのだが、体力的な問題と、皇太子妃の資質をみるいい機会だから、このようになったそうだ。

夫人は、これはアリスティアが彼女より優れていなければならないという意味だ、どこの馬の骨かわからない者に決して負けるわけにはいかないのだと、大声を出す。

アリスティアが固まっているのを見て、ラス公爵夫人は、令嬢に向けて言った言葉ではない、令嬢はモニーク侯爵の娘ですからねと言い直した。

血筋はひとまず置いておいて、貴族とみてくれるようだ。

ラス公爵夫人は、ゼナ公爵令嬢は皇后に向いていない、上下関係もわからないような女性が皇室に入るわけにはいかないと言う。

美優がゼナ公爵に養女として迎えられる前、平民なのにも関わらず、ローズ宮にて侍女の態度が気に入らないと叱り飛ばしたのだという。

ローズ宮を統括しているのはラス公爵夫人なので、出過ぎた真似はやめるように注意したとのこと。

だが美優は、皇太子殿下が私の滞在先としてこの宮を指定したのだから、当然ここの権限は私にあるのだと主張したそうだ。

皇女相手にとても無礼な振る舞いだった。

ラス公爵夫人は気が進まないものの、皇太子殿下に来てもらい、事態を収拾したとのこと。

ルブリスは、彼女はこの宮の客人だから、不便がないよう丁重にもてなせと指示をだしたそうだ。

侍女には礼を尽くす相手だと認識させながらも、ローズ宮の権限はラス公爵夫人にあることを示す、悪くない判断だ。

するとようやく侍女がお茶を運んできた。

この頃何をさせても遅れてくる。

ラス公爵夫人は運ばれてきたラベンダーティーを口にすると、いつもと少し味が違う気がするという。

だが気の所為かもしれないと言い直したところで、突然アリスティアがめまいを起こした。

アリスティアの体調が悪くなったので、ラス公爵夫人は、そこまで体が弱くて騎士が務まるのかと言い、退室する。

アリスティアは、今日のお茶の香りがやたらと強いことに気づく。

これは転生前にもあったことだ。

確か、美優が帝国に来て1周年のパーティーだったが、そのときは妊娠中だったので、香りを強く感じるものなのだろうと思っていた。

ふと自分の机の上に、書類に埋もれた大きな箱が置かれているのに気づく。

さっきまではなかったはずだがと、彼女が蓋を開けると、真っ赤なドレスが入っていた。

カルセインからだった。

忙しくドレスの準備もままならないであろう彼女のために、彼が用意してくれたのだ。

アリスティアがゼナ公爵令嬢に負ける姿など見たくない、だからと言って皇后になれという話ではないが、とにかくアリスティアと初めてパートナーとして宴会に参加する記念の品だ、おしゃれしてこいよ、と手紙がついていた。

数日前、建国祭2日目はルブリスがゼナ公爵令嬢をエスコートするのを聞いたカルセインは、アリスティアが1人で入場する羽目になるのではないかと心配していた。

アリスティアは、父にお願いしてもよいが、もともとこういう場を楽しむタイプではないので、無理強いしたくないと言う。

するとカルセインが、では俺が助けてやろうと言ったのだ。

そのときの会話が、このドレスに繋がったのか、ドレスを贈るなんてまさかと困惑する彼女。

手紙には追記があり、これを受け取ることに、また余計なことを考えているのではないか、ちびっこのくせにこういうことだけにマセるのではなく、自惚れるなと書かれていた。

肩の力が抜けたアリスティアは、返すこともできないしと呆れる。

するとまた目眩が。

その日は業務を続けることができず、彼女は休むのだった。

とある日、美優は皇帝に、予算案について説明をしていた。

皇宮の年間費用を除いた残りの予算で、3つの騎士団のパレードを行うというものだ。

この暑さの中行うのかと聞かれ、暑いからこそ騎士の気を引き締めることができ、さらに国民を楽しませることができるので、一石二鳥ではないでしょうかと、美優は自信たっぷりに答える。

アリスティアは、暑さで苦労する騎士のことなど全く考えていない計画ではないかと、あまり良い案だとは思わない。

転生前の自分も、殿下と自分以外は配慮したことがなく、他人の苦労など考えてもいなかった。

あのときはただ皇后になるためだけの人形だったのだ。

するとゼナ公爵が、宴会を開催するのに必要な10スティンと各地の支援にかかる25スティンを除いた分を、行政府に回すというアリスティアの予算案について、まだ十分にお金を扱うことができないようだと言い出す。

アリスティアは、それ以上は過剰と判断したからです、費用の用途は書類に記載してあります、と説明し始めたところで、また目眩に襲われてしまう。

枯れ果てた生命の根の上で新しい芽が誕生しそうだ、海風を含む若芽は大陸に向かって新しい生命の根を伸ばすから、六つの根を敬いながら新しい誕生を称賛し喜びなさい、という言葉が、アリスティアの脳内に響く。

アリスティアは、何故主神ビタの声がするのか、まさか新しい神託なのかと、とても驚くのだった。

漫画「捨てられた皇妃」最新話120話の感想

ラス公爵夫人は、美優にかなり無礼なことをされたので、あのような傲慢な女性は皇太子妃にふさわしくない、アリスティアを支援するという話で、アリスティアの部屋までやってきました。

そこでアリスティアが侍女に頼んだお茶を口にするのですが、違和感があったようです。アリスティアもお茶の香りが強いことに気づきます。

アリスティアは毒を盛られているのではないでしょうか。

侍女の対応がやたらと遅いのは毒を盛るため、皇帝が彼女に銀の茶器を常用するようにと贈ったのは毒を疑ったため、お茶が来てから目眩を起こしたのは毒の成分に反応したためと、全てに理由をつけることができます。

アリスティアを体調不良にし、職務をこなせないようにすることで、アリスティアの立場を悪くする狙いがあるのでは。毒を摂取し続けることで、そのまま死ぬかもしれませんし。

皇帝からの贈り物を遠慮せず使えていたら、目眩に何度も襲われることもなかったのに、残念です。

またアリスティアを心配して、カルセインからドレスが送られました。

気遣いなのか照れなのか、彼女が気負わないような内容の手紙もついています。皆がピリピリしている中、彼のこのような行動は彼女にとってホッとするものではないでしょうか。このまま男主人公になることができれば良いのですけどね。

さて、予算案について報告している最中で、突然新たな神託がありました。前回テルティウスが、驚くことがあっても毅然とした態度でいること、とアドバイスしていました。この神託のことでしょうか。

新しい芽とは何でしょうね。アリスティアがこれ以上心労に苦しむことのないように、アリスティアにとって都合のいいものだと良いのですが。


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それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

猫野: