無料漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「ある日、私は冷血公爵の娘になった」作画Cotton、原作Siya、原題나는 이 집 아이
娼婦である母に、2万ゴールドで魔族の公爵家に売られたピンクの瞳の少女は、実は魔族と人間のハーフで貴重な存在だった。魔族で寡黙な父と兄、イケメンな護衛騎士に囲まれ、カスティージョ令嬢として新しい生活を送る少女エステルの物語です。
毎週月曜に最新話が公開されます。
前回のあらすじは、エステルは下町ショッピングに、ロイとアンを誘う。
話題がエメルの厳しい訓練についてに変わり、ロイに誘われてエステルは、普段のエメルの様子を観察することに。そこには別人のように、人を見下し踏みつける、恐ろしい彼の姿が。
エステルは思わず立ち上がってしまい、エメルと目が合う。エステルは走って逃げる。ロイから、エメルに失望したかと聞かれる彼女なのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「ある日、私は冷血公爵の娘になった」68話のネタバレ
エメルに失望したかと聞かれ、そんなことない、ロイのおバカと返事するエステルなのだった。
後日、エステルのもとへリドルから手紙が届いた。
うさぎのキャンドルまで贈ってくれるリドルに、皇太子はお嬢様が好きなのではと盛り上がるジェーン。
だが毎回このように送られてくるので、エステルは少し負担に感じていた。
アイリス皇女様とは文通が途絶えてきたし、リドルからも皇女様について何も言ってこない。
皇女が一人で寂しいのではないかと気になるエステル。
今回の手紙の内容は、成人式に合わせて、リドルとゼオンがこちらに来るというものだった。
領地巡回で多忙なカルルについて、兄は騒がしいのが嫌いだから、成人式間際にくるだろうとエステルが言うと、ジェーンは、カルル様はお嬢様がいなければ成人式すら参加しないと言う。
エステルの机の上には、下町ショッピング用にケルソンが用意してくれた、エステルの財布があった。
エステルはまだ硬貨の価値がよくわかっておらず、足りないだろうかと心配するが、よほどのものを買わない限り大丈夫だと教えてもらう。
その後エステルはアンの所へ行き、もし買い物に行くのが嫌なら教えてほしい、いつも一人静かに過ごしているアンに嫌な思いをさせたくないからと言う。
そんなことないと言うアンはエステルの手を握り、ただたまに自分がお嬢様の親友になったと勘違いしてしまって、舞い上がってしまうのだと打ち明ける。
エステルは親友でしょうと言い、今だって親友に私の愚痴を聞いてもらいたかったんだからという。
二人は笑いながらテーブルに。
アンは、それはもしかしてエメル様のことですかと、いきなり核心をついた。
エメル様の訓練を見に行くと言っていたじゃないですかと言われ、エステルは今回のことを説明する。
アンは、エメル様はお嬢様と他の人では全く接し方が違う、初めて会ったときに彼が自分に向けた顔は今でも覚えていると話す。
お嬢様の傍に自分のような得体のしれないイリアルがいれば、そうなるのも仕方がないと言うアン。
今は違うかもしれないが、あのときははそうだったからだと。
アンは、それでエメル様に怒っているのですか、失望したのですかと聞く。
エステルは、自分に怒って失望したと答える。
はじめはエメルに騙されたのだと思っていたが、私が公女だからそのように接するしかなかったのだろう、でももし彼が気楽に接することのできる関係だったらこんなことにならなかった、そのような関係を築けない自分にガッカリしたのだと、エステルは話す。
偽りの優しさが嫌なのかと聞かれ、偽りの優しさと本当の冷たさを選ぶならばと考え、偽りの優しさが嫌なわけではないと答える。
だがエメルに変な気遣いをさせたくなかった言うと、アンは、愛は偽りで作り上げることはできないという。
お嬢様はご自分にそんな価値はないと勘違いされているようだが、ご自分が皆に愛される存在だというのを自覚したほうがいいと指摘する。
自分は混ざった存在だ、アンの前でこんな話してごめんなさいというエステル。
痛みの大小で遠慮する必要はない、人の痛みはそれぞれ違う、私にとってお嬢様は大切な人だから、エステル様の悩みはとっても重要なことなのだと、アンは話す。
エステルは、大好きと言ってアンに抱き着く。
馬鹿らしい考えかもしれないが、いつかお前は家族じゃないと言われて追い出されるのではないかと怖いのだと話すエステル。
このように不安定な気持ちなので、常に最悪のケースを想像してしまうのだという。
アンは、自分はイリアルだから毛嫌いされて当然だと言うと、エステルは、そのようなことはないと言いきる。
それはお嬢様も同じ、何か有る度に自分が環境がと諦めれば気が楽かもしれないが、それでは辛すぎる、光があれば影もある、光という答えの裏には影があるものですと、アンは説明する。
エステルは、自分とそんなに年齢差が無いのにアンはすごいと尊敬する。
アンは、では尊敬ついでに少しきつい一言を良いですかと前置きし、お嬢様が子供のままでいたがるのも、幼いままでいないと愛されないと思っているからですかと指摘する。
エステルの胸に突き刺さる一言なのだった。
漫画「ある日、私は冷血公爵の娘になった」68話の感想
いつものほんわかエピソードではなく、重たいこってり系のエピソードでしたね。普段のエメルをのぞき見したことで、ここまでエステルの内面がぐらつくとは思いませんでした。
アンの指摘も最もで、アンはエステルにとって無くてはならない存在ですね。エステルは公女だから皆が優しく接して当たり前で、どこまでが本心かわからないという悩みは、いつまでも孤独を感じてしまい辛いですね。
だからよりアイリス皇女の孤独が気になるのでしょう。リドルはエステルに頻繁に贈り物をしているようですが、カルルに近づくためにエステルから攻略しようとしているのか、単純にエステルに好意があるのかどちらでしょうね。
また、エステルは、いつか皆に捨てられるのではないかという不安から、皆に愛されるよう幼く振舞っていたようです。まさかの指摘に言葉もないエステル。どのように答えるのか気になりますね。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに