※全話一覧はコチラ
無料漫画アプリ・ピッコマで連載中の「アイリス~スマホを持った貴族令嬢~」作家SWAN、絵ユンヘ、原題 아이리스 – 스마트폰을 든 레이디
侯爵家令嬢であるアイリスは、何もかも奪われ殺された悲惨な人生と、地球での人生の両方の記憶を持ったまま、過去の自分へとタイムスリップする。偶然手に入れたスマートフォンを使う彼女の痛快な復讐劇、そして公爵とのときめく恋愛を描いた、恋愛ファンタジー作品。
毎週月曜日に最新話が更新されます
前回のあらすじは、テリアのアロマキャンドルを持っていったのはイアン。そのイアンは、マッカトニー公爵の件で、アイリスと手を組む。
アイリスはイアンとのことで噂が立つのを避け、屋敷の馬車ではなく、貸馬車を使用し帰路につく。だが、突然馬車が止められ、傭兵たちに引きずり降ろされた。
現れたのはドラ息子で有名なメリカ伯爵の息子フェロック。彼の目的は別の女性だと判明したが、フェロックはアイリスに手を出そうとする。アイリスは社交活動をあまりしてこなかったため、彼女が侯爵だと気づかなかったためだ。
傭兵を買収し、この場から逃げようとするアイリスだが、フェロックに殴られてしまう。彼女に怒鳴るフェロックは、突然現れたアナキンにふっ飛ばされるのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「アイリス~スマホを持った貴族令嬢~」34話のネタバレ
過去では会うことなく死んでしまったため、現世もそうそう会えることはないと思っていた。
白い薔薇が毎年届くのも、アナキンが残した遺言なのか、イアンがその名を騙ったのかもしれないと思っていたが、今は目の前にあれほど会いたかったアナキンがいた。
思わず抱き着くアイリスに、傍にいてやれなくて、一人で泣かせてばかりで済まなかったとアナキンも涙を流す。
何故来てくれなかったのと、アイリスは喚く。
フェロックはイアンに気が付くと、あの女が俺を誘惑してきたのだと言い訳する。
すかさずアナキンがフェロックを蹴り飛ばす。
ダニーは、このままではアナキンが奴を殺しかねないと考え、彼を止めようとすると、イアンが腕を掴む。
ここで仮にも貴族を殺すと、警備隊長の件が吹っ飛ぶんだとダニーが訴えると、貴族以前にクズだと答えるイアン。
ダニーはテリアに、イアンを説得するよう話を振るが、テリアは大好きなアイリスが乱暴されたので、フェロックを殺す気満々だった。
目撃者が多いこと、オパール家に通ずるテリアの兵士が多く関わっていることから、息子を監禁する狂ったテリアの父に知られるかもしれないと、ダニーは焦っていた。
フェロックをボコボコにするアナキンを止めたのは、アイリスだった。
お前を襲ったクズ野郎なんだぞと言うアナキンに、アイリスは、止めてください、兄様がまたいなくなるのは嫌だと弱弱しく話す。
アナキンは気絶したフェロックを植え込みに投げた。
ダニーは部下に、フェロックを治安部隊前に引き渡すよう指示する。
フェロックが雇った傭兵の方は、傭兵をよく知るダニーですら知らない男ばかりの弱小だったので、ダニー達の傭兵に彼らを適度にリンチするよう命じる。
まだ少し震えているアイリスを心配するアナキン。
彼女は彼に、屋敷に戻ってくるのかと聞くが、家臣やミサーラ子爵が騒ぐので、まだ彼は戻らないのだという。
彼女を屋敷まで送ると、明日予星館に来るよう言い残し、アナキンは去った。
イアンは、あれほど聡明な彼女が、兄の前では子供の様だ、それほど恋しかったのだなと思う。
アイリスはベッドに横たわったものの、会えないと思っていた兄に10年ぶりにせっかく会えたのだから、彼に何かしてあげられないかと思い、厨房まで行く。
何か美味しいものを食べさせてやりたいと思っていたのだ。
アイリスにとって、地球の食事が一番おいしかった。
だがこの世界はそこまで食文化が発達していないので、地球の料理が時々恋しくなる。
そこへリタが起きてきて、どうしたのかと聞く。
アイリスは何か作ろうと思うと答え、ソース類を探した。
そこでリタは、マッカートニー公爵で働いていた義兄から教えてもらった、調味料の入った壺を沢山運んできた。
侍女たちからの贈り物だという。
中身は味噌だ。
これをくれるのかとアイリスが聞くと、私達にできることはこれが精一杯ですと、申し訳なさそうに話す。
アイリスは、とても嬉しい、本当にありがとうと言い、リタに抱き着いた。
そしてリタに牛肉とニンニクを用意してもらい、早速アナキンのために調理を始めるアイリスなのだった。
漫画「アイリス~スマホを持った貴族令嬢~」34話の感想
アイリスはようやくアナキンに会えました。
過去では、彼が家を出ていってから一度も会えなかったため、過去生での死ぬまでの数年間+今生での数年間と、10年もの長い年月を待たされたわけですね。
生きている彼に会えて、アイリスはどれほど嬉しかったでしょう。いつも冷静な彼女ですが、今回ばかりは子供のように感情を表に出していました。
しかし、アナキンはまだ一緒に暮らせないようです。まだアイリスを護れるだけの地位がないからでしょうか。正式に警備隊長になれば変わるでしょうか。
早く屋敷に戻り、一人で戦い続ける彼女をサポートしてほしいですが、まだ先のようですね。
ただアナキンは、今度から隠れずにアイリスの周りにいると思うので、イアンが彼女に手を出しづらくなるでしょうか。3人がどんなやりとりをするか、楽しみです。
アイリスを殴ったフェロックは、アナキンはもちろん、イアンやテリアの怒りも買ったようですね。ダニーがなんとか処理してくれるようですが、あのままだと大事件になりそうでした。フェロックが捕まれば、不幸な思いをする女性がいなくなり、ほっと一安心ですね。
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに