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漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」原作Nokki、作画AhBin、原題・양판소 주인공의 아내로 살아남기
どこにでもありそうなファンタジー小説内の悪役で脇役、さらに悪妻のあまり次期皇帝の夫に処刑される妃、カナリアとして生まれ変わってしまった主人公。そんな彼女が生き残っていくために奮闘する、異世界恋愛ファンタジー漫画です。
毎週金曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、カナリアは、オスカーのことや、小説の内容を書き留めていた本が無くなっていたことから、誰かが自分を疑っているのかもしれない、新たな敵がいるのかもしれないと考える。
そして、いつまでも原作に捕らわれたまま生きていくのは嫌だと、自分の道を進むことに決めた。決意の為、髪を少し短くする。
また今回の騒動で罷免されたジャックスを、自分の宮で働いてもらうと言い、カナリアが助ける。
離婚しなくてもセザールが皇帝になれる方法を探し始めたカナリアは、セザールと共に、グレイシーを秘密の地下室へ呼び出すのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」44話のネタバレ
少し前、カナリアはセザールに、彼女の宮にジャックスを連れていったことを聞かれ、彼にチャンスをあげたい、それに忠実な護衛騎士はたくさんいた方が良いと答える。
今は味方が一人でも多く必要なのだ。
積極的になったなと彼が言うと、カナリアは、私はいつもあなたに皇帝になって欲しいと言っていたが、これからは私もきちんと手助けしたいのだと話すのだった。
そして現在、カナリア、セザール、グレイシーは、地下室に集まった。
カナリア妃がこの席を設けたのかと聞くグレイシーに、そうですと答えるカナリア。
そしてセザールと目配せすると、私たちはランカスター家と同盟を組みたいのだと言う。
セザールは、お互いに結婚は望んでいないだろうが、それでも公爵家の協力が必要なのだと話す。
グレイシーは、婚姻の関係なく同盟を結びたいということなら、相応の対価は用意されているのですよねと問う。
そこでカナリアは、先日令嬢は自分だけの力を持ちたいといいましたよね、なので私たちと手を組んでくれるなら、合法的に公爵家を継げるよう協力いたしますと話した。
つまり女性の爵位継承法を制定するということだ。
かつて狩猟大会でカナリア妃に言われた、爵位を受け継ぎたいなら法を改正すればいいという言葉(16話)、それ聞いて以来、グレイシーも法を変えることができないか考え続けてきた。
でも現実的に可能なのだろうかと不安な気持ちになるグレイシーが顔をあげると、まっすぐな目でグレイシーを見つめるカナリアがいた。
グレイシーはクスっと笑い、カナリア妃にはいつも驚かされると言う。
確かに魅力的な話です、私も法律を変えられないかずっと考えてきましたし、カナリア妃と手を組むのは面白そうだと言い、提案を受け入れる。
約束しましょう、私が公爵を継いだそのときは、徹底的にお2人の味方になりますと、グレイシーはカナリアに跪いた。
グレイシーの振る舞いに、王子様のようだと感動するカナリア。
カナリアとグレイシーは、これで運命共同体だと手を組む。
グレイシーは、これから多額の資金が必要になりますねと言い、私のお店で買い物するなどカナリア妃にも事業を手伝ってもらいたいと話す。
カナリアは、それでお役に立てるならと言う。
セザールは、そこまでする必要はないんじゃないかと耳打ちするが、できるだけ言い条件でグレイシーを味方につけるべきだと返すカナリア。
馬車は最高級のものでお迎えしますね、これからが楽しみですと、営業スマイルのグレイシー。
カナリアは苦笑い。
カナリアは、では誓いの儀式をしましょうと言い、帝国でその際に使われる青いユリを用意し、3人で1本ずつ持つ。
私たちはそれぞれの目標を達成するために集まりましたと誓いの言葉を言う。
皇帝となり大切な人を守るために、ランカスター公爵となり自分の権力を得るために、原作のストーリーに縛られず自分の未来を生きるために。
今この瞬間から全身全霊でお互いに助け合うことを誓いますと宣言し、皇歴1648年、帝国の歴史はここから切り替わることとなる。
そして朝、本当にしなければならないのかと気まずそうなセザールに、噂を消すにはこうするのが手っ取り早いと説明するカナリア。
ノアもせっかく協力してくれたのに気持ちを無駄にしないでと言い、カナリアはセザールを引っ張る。
そうしてノアが貴族達をつれ、中庭脇の通路を通る。
すると貴族らが、中庭で抱き合いキスしているセザールとカナリアを見つけた。
まあこんな時間からと、婦人たちはもりあがり、兄と姉の臭い演技を見る羽目になったノアは冷めた目をしている。
実際にはキスはしていなくて、可能な限り顔を近づけていたのだ。
カナリアは、セザールはぎこちないからもっと近づいてと言うが、セザールはいっぱいいっぱいだ。
貴婦人たちにばれないようにと、セザールの背中を撫でる演出もする。
耳まで真っ赤になるセザール。
ノアは、ハハハと笑うと、宮殿ではよくあることだ、兄夫婦はとても愛し合っているので、どこでもあのようなことをするのだと説明する。
夫人たちは、ではノアとカナリアの噂はデマだったのかと理解する。
ノアはこのために、噂好きな貴族を招待したのだ。
これで噂は消えるだろう、しかしこれ以上兄と姉の恋愛のゴタゴタに巻き込まれたくないと思う、ノアなのだった。
漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」44話の感想
セザールが皇帝になるために、やはりグレイシーに爵位を継がせ、協力してもらうようですね。利害が一致する相手がいて良かったです。
狩猟大会の時もそうですが、グレイシーはヒロインと言うよりは、ヒーロー/王子様のような立ち位置のようです。カナリアの恋敵ではなく、セザールの恋敵のような(笑)なので安心して読めますね。
カナリアも原作から脱出する決意をしたので、あとは前に進むだけです。
同盟の誓いを行い、次にカナリアたちがとった行動は、噂の火消しでした。百聞は一見に如かずなので、噂好きの貴族を呼び、いちゃいちゃしているところを見せつけました。
これである程度噂を抑えられると思いますが、エブゲニアや皇帝はどう反応するでしょうか。セザールは皇帝からカナリアを守り切れるでしょうか。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに