漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」原作Nokki、作画AhBin、原題・양판소 주인공의 아내로 살아남기
どこにでもありそうなファンタジー小説内の悪役で脇役、さらに悪妻のあまり次期皇帝の夫に処刑される妃、カナリアとして生まれ変わってしまった主人公。
そんな彼女が生き残っていくために奮闘する、異世界恋愛ファンタジー漫画です。
毎週金曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、イーサンは男たちから馬車を襲撃し、乗っている人物から日記の内容を聞くよう指示されていたことを聞き出す。だが依頼者を聞く前に、男らは射殺されてしまう。
夜、ジャックスはセザールの執務室に戻ると、第二皇子とカナリア妃が房事しようとしていたという話を、ラヤやミラーに話す。それはセザールにも聞かれてしまい、真実かどうか詰め寄られたジャックスは、騎士の称号にかけて誓うと言い切る。セザールはジャックスに固く口止めする。
その後、気持ちを整理するために、剣の修練をするセザール。彼女を信じたい気持ちがゆらぐ。その様子を、面白そうにオスカーが見ていた。
夜遅く戻ってきたイーサンを、心配したカナリアが出迎える。まさか待っていてくれたのかと驚く彼に、当たり前ですと返す彼女。安心した彼女は部屋へ戻る。イーサンは彼女の日記を隠し持つのだった。
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漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」35話のネタバレ
ノアはあまりに酷い点数をとったため、家庭教師に怒られていた。
得意な科目なのに何故と問われ、1つもわからない、疲れすぎて今日は無理と、机に突っ伏すノア。
最近授業態度が悪いとギャンギャン吠える家庭教師をよそに、お前が守りたいものが何なのかよく考えてみとというセザールの言葉を思い出し、青空を見つめ思いにふけるノアなのだった。
その後、カナリアと一緒に釣りをするノア。
こんなことをする暇があるのかと聞くカナリアに、今は時間があるからと答える。
後継者争いから退きたいから、勉強をやめたのだと。
カナリアは驚き、あなたの母親は黙っているのかと聞くと、もちろん怒り大爆発だと言い、ノアは遠い目になる。
適当にあしらっているから心配しないでと言う彼は、兄さんが戻ってきた以上、余計な誤解は招きたくないと言う。
カナリアは、あなたは皇位に興味はないのかと言うと、ノアは、もちろん、兄が難しい国事を一生懸命している中、のんびり暮らすのが僕の夢なんだと力強く答える。
ノアらしいと笑うカナリア。
私も、慰謝料をたくさんもらって、のんびり暮らしていたいと言う。
カナリアの計画は、どうせ離婚する運命なのだから、大人しく離婚に応じ、多額の慰謝料をもらい皇宮を出る。
そのお金で小都市の不動産を購入し、家賃収入を得て、悠々自適に暮らすつもりなのだ。
前世での自分の夢はビルオーナーだったから、せめてこちらでその夢を叶えなきゃねと考えていた。
ノアは、兄と離婚するのかと言うので、いつかしなければと答える彼女。
いやいやなんでと言うノアに、そもそも田舎の男爵の娘が皇太子妃になるのがおかしい、セザールにはもっと良い相手がいるはず、皇帝陛下も既に再婚に動いているからと、彼女は説明する。
状況はそうかもしれないが、当事者である兄は絶対離婚しないと思うけど、と指摘するノア。
え、なぜ、とカナリアは全くわかってない様子。
離婚しないなんてどうしてと、言う彼女に、まさか本当に理解していないのかとノアは衝撃を受ける。
姉さん、兄さんの気持ち知らないのと動揺するノア。
そのときカナリアは、離れた所にいるセザールに気がつく。
木陰からこっそり二人の様子を見ているセザール。
セザールはあそこで何をしているのかと、不思議な二人。
カナリアがセザールの名を呼ぶと、彼はビクっとし、隠れた。
何故無視するのか、まさか、セザール抜きで遊んでいるからすねたのかと気づくカナリア。
以前、セザールにピクニックに誘ったことがあったのだが、こんな暑い日に行きたくないと彼は断った。
とくに引き止めもしないカナリアは、ノアと二人で楽しくおでかけしたのだ。
あのように言ったものの、実際はセザールも行きたかったのだ。
素直でない彼は、ひとり落ち込む羽目になるのだった。
その後、彼の機嫌を直すのにどれだけ苦労したことか。
その日以来、セザールに何かを誘う時は、複数回聞くことにしたのだった。
でもそれってとても小さいときの話だよね、兄さんは今いくつだと思っているのと突っ込むノア。
カナリアは、わたしにとっては子供だもの、なんだかかわいいと思うのだった。
その頃セザールは陰鬱な表情で木陰に立ったままだった。
彼は、ジャックスが話したことは真実かどうか知るために、オスカーに聞きにいっていたのだ。
オスカーは、セザールに聞かれると、私は何も知りませんと動揺しながら答えたが、否定もしなかった。
セザールは、全て忘れろ、皇后の人間であるならどう行動するべきかわかるよなと釘を刺し、その場を離れようとする。
するとオスカーは、殿下は第二皇子をとても大切に思っておられるようですねと言う。
何が言いたいとセザールが聞き返すと、兄弟同士仲良い姿が羨ましいと思っただけですと言うオスカー。
すると突然オスカーの雰囲気が変わり、ただ、カナリア妃が何か隠し事をしているとは思いませんかと言うのだ。
そんなオスカーの言葉を思い出し、苛立ったセザールは木を殴る。
その手から血が滲みでたので、傍にいたラヤが心配する。
執務室に帰ると言うセザール。
これぐらいのことで揺らいでたまるかと、セザールは厳しい目つきになるのだった。
漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」35話の感想
カナリアもセザールもノアも、互いを守るために、それぞれがそれぞれの行動をとっていますね。どれも一方通行になっていますが。
相変わらずセザールの気持ちが報われないのが切ないですね。カナリアは離婚するのが最善だと思いこんでいるので、一向に彼の愛情に気づこうとしません。
カナリアの鈍感ぶりに、ノアも唖然としていました。セザールは木陰で覗き見しているし、手のかかる夫婦です。
オスカーは引っ掻き回すのを楽しんでいますので、セザールはどんどん追い詰められていきます。セザールの恋心が報われず、毎回彼が可哀そうなので、早く誤解が解けてほしいものですね。
ちなみにオスカーはセザールに殴られたようですね。仕方ない。
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに