無料漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「ある日、私は冷血公爵の娘になった」
娼婦である母に、2万ゴールドで魔族の公爵家に売られたピンクの瞳の少女は、実は魔族と人間のハーフで貴重な存在だった。魔族で寡黙な父と兄、イケメンな護衛騎士に囲まれ、カスティージョ令嬢として新しい生活を送る少女エステルの物語です。
毎週月曜に最新話が公開されます。
前回のあらすじは、ホワイトホールに行く準備を進めるカスティージョ公爵家だが、エステルの護衛騎士エメルはイリアル件を未報告だったために、公爵に折檻され謹慎処分となっていた。
エステルは自分のせいでと申し訳なく感じ、どんぐりや花、落ち葉など彼女なりに可愛いと思ったものを集め、彼の部屋の窓から差し入れる。
彼女の暖かさにエメルは微笑む。
そしてカスティージョ公爵一行は、ホワイトホールに到着。温泉の上に建てられている城で、壁の中に温水を通してあるため、冬でも暖かいのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「ある日、私は冷血公爵の娘になった」39話のネタバレ
公爵が言ったように、すぐ冬はやってきた。
とても寒いのだが、外で兄を待ちたいと頑張るエステル。
ジェーンが心配して戻ろうと言うが、エステルは震えながらも粘る。
すると、遠くにトナカイが引くソリが見えた。
乗っていたのは兄カルル。
エステルは喜び飛びついた。カルルも再会を喜ぶ。
あの鉄仮面のカルルが笑っているぞ、妹を溺愛している噂は本当なのだなと、他の少年二人もソリから降りてきた。
エステルが名を聞こうとすると、知らない人だと遮るカルル。
エステルは友達じゃないのと聞き、迎えにきた執事のケルソンも、お友達と一緒でしたかと言うので、カルルは、友達じゃないと強く否定する。
カルルが否定するのについて来てくれるなんて、良い人達に違いないと思うエステル。
カルルは舌打ちしながら、彼らは冬休みが終わるまで居座るつもりらしいと言うので、ケルソンが部屋を手配する。
やっぱり兄のお友達だと言い、エステルは彼らに挨拶する。
赤茶の髪の活発そうな少年は、そんなエステルを見て、めっちゃかわいいじゃんと、挨拶しようとするが、またもカルルが手で遮る。
そしてカルルはエステルに、男はみんなケダモノだと教えるのだった。
その後、暖かい部屋に戻ったエステルは、ジェーンから、カルル様がお友達を連れてくるのは初めて、これもお嬢様のおかげだと話す。
カルルの友人は、赤茶色の髪の少年が伯爵家の令息、もう一人の金髪の優し気な少年が皇子様なのだそうだ。
皇子と聞いても、皇后や皇女と会った後なので、怯えることなく度胸がついてしまったと思うエステル。
何はともあれ、兄や兄の友人と一緒に過ごせるので、エステルは嬉しいのだ。
冬休みのため、ハーデル先生の勉強も休みで、護衛騎士らも冬の訓練でいない、エメルも冬の訓練に行ってしまい、彼女は退屈だったのだ。
皆が応接間にいると聞き、エステルはそちらへ向かう。
やっときちんと挨拶できるエステル。
皇子はリドル・ルステ・アルキナという名前で、リドルと呼んでいいと言う。
伯爵令息は、ゼオン・エンカストでという名前で、ゼオンと呼んでほしいとのこと。
ゼオにー、というのも悪くないな、呼んでみろとエステルに呼ばせ、カルルに怒られるゼオン。
リドルに、エステルはカルルが怖くないのか聞かれる。
彼は少しカルルが怖いそうだ。
ゼオンも、カルルと話しているとたまに背筋が寒くなるときがあるのだと言う。
カルルも、こっちも願い下げだと冷たくあしらう。
ゼオンはもうすぐ誕生日なのに、わざわざここまで来てやったんだとムッとする。
エステルが割って入り、それならみんなでお祝いしましょうと声をかける。
そんな健気なエステルに感動するゼオン。
そういえばリドルにも妹のアイリスがいるのだが、アイリスはリドルのことを一言も話していなかったので、二人は仲が良いのか気になるエステル。
ゼオンはエステルの誕生日祝ってあげたいから、いつか教えて欲しいと言うのだが、エステルは祝ってもらったことがないのでわからなかった。
なので、私も知らないんです、と正直に答えるのだった。
漫画「ある日、私は冷血公爵の娘になった」39話の感想
ようやく冬休みになり、大好きな兄カルルと一緒に過ごせますね。
魔族であるカルルも人間からすれば嫌悪感のある存在ですが、なんと友人を連れてきました。やたらと友人じゃないと言い張って、ゼオンと互いに憎まれ口をきいてますが、それだけ気ごころしれた仲の良い友人のようです。
エステルの存在が、エメルだけでなくカルルにも良い影響を与えているようですね。確かに、ケンカを売りさえしなければ、エステルはふんわりほわほわしていて、毒気が抜かれます。
カスティージョ家にとって大事なエステルですが、今まで誕生日を祝ったことがないそうです。この事実は、やはりいくら血筋とはいえど、疎外感を抱いてしまいますよね。
その場にいたカルルはどのようにフォローするのか、誕生日などどうでもいいと思って何もしないのかわかりませんが、彼女が傷つく結果にならないといいですね。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに