無料漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「ある日、私は冷血公爵の娘になった」
娼婦である母に、2万ゴールドで魔族の公爵家に売られたピンクの瞳の少女は、実は魔族と人間のハーフで貴重な存在だった。魔族で寡黙な父と兄、イケメンな護衛騎士に囲まれ、カスティージョ令嬢として新しい生活を送る少女エステルの物語です。
毎週月曜に最新話が公開されます。
前回のあらすじは、エステルが帰るその日、イリアルの13が庭園に侵入してきたので、護衛騎士らに追い出されようとしていた。
この前の御礼にと幸運の羽根を持って来たというので、エステルは受け取り、この寒空の中、手袋もなく素足の13を不憫に思い、自身の手袋を与える。
そこへ公爵が現れ、どうしてイリアルの知り合いがいるのかと事の経緯を聞かれ、彼女は説明し、失望されたに違いないと謝りながら泣き出した。
公爵は、羽根を浄化し彼女に手渡すと、どれほどエステルを大事に思っているかを話し、気遣うのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「ある日、私は冷血公爵の娘になった」38話のネタバレ
ホワイトホールへの準備が進む中、エメルはイリアルの件で公爵に折檻され、謹慎処分になっていた。
エメルが隠していてくれたのに、自分が父に話したせいだと責任を感じるエステル。
申し訳なさすぎて、お見舞いに誘われても行けない。
そんな彼女の頭にどんぐりが落ちてきた。
そこで彼女は、エメルのために、美しい花や綺麗な落ち葉、どんぐりを集めて、お詫びとして持っていくことにした。
エメルの部屋の窓が開いていることに気づいた彼女は、一生懸命背伸びをして、窓から先ほど集めた物を入れる。
これで元気になってくれたらいいなと思いながら。
そして小さな声で、ホワイトホールで待っているからねと囁く。
一方エメル側。
エステルの護衛騎士になってから謹慎処分を受けたことがなかったので、今回のことはとても久しぶりだった。
エステルに関わるようになってから、怒りに任せて暴力を振るうこともなくなり、傷跡の痛みを感じることもなかった。
ボロボロのエメルは、フッと寂し気に笑う。
するとどんぐりが飛んできて、彼の頭に当たった。
窓から入ってきたのかと、窓に目をやると、見覚えのある頭頂部がちらっと見える。
そして落ち葉や花やどんぐりが次々と入ってくる。
エメルは優しく笑い、彼女が精一杯お見舞いの品を考えてくれたのだなと嬉しく思う。
最後に、ホワイトホールで待ってるからね、との囁き声が聞こえ、彼は微笑むのだった。
その後、エステル達はホワイトホールに到着した。
城の下には温泉があり、周囲は湯気がたちこめ、まるで雲の工場のようだった。
200年前のビザンチン様式のその建物は、完成に80年もかかったそうだ。
温泉水をくみ上げ、壁の中のパイプを城中に巡らせて暖を取っているのだと言う。
公爵はケルソンに、エステルを黄金星の間に案内するよう指示。この前獲ったクマの敷物もあるのだという。
そして公爵は空を見上げ、もうすぐ冬だからしっかりと備えるようにと話すのだった。
漫画「ある日、私は冷血公爵の娘になった」38話の感想
エメルはボロボロになっていたので、公爵にかなり物理的に怒られたようですね。
マスターなのですぐ回復すると言われてましたが、古傷も痛むのもあり、なかなかきつそうです。
そんな彼のもとに、エステルからかわいいお見舞いが届きました。どんぐりというあたりが、彼女らしくていいですね。
こんなエステルと一緒にいれば、心が穏やかになるのも頷けます。
さて、今度はホワイトホールという温泉の上に立つ、暖かい城に着きました。今度はどんなお話が始まるのでしょうか。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに