漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」16話のあらすじと感想!ネタバレ有り

漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」原作Nokki作画AhBin(양판소 주인공의 아내로 살아남기 )

どこにでもありそうなファンタジー小説内の悪役で脇役、悪妻のあまり皇帝になった夫に処刑される設定の妃として、生まれ変わってしまった主人公が、生き残っていくために奮闘する、異世界恋愛ファンタジー漫画です。

毎週金曜日に最新話が更新されます。

前回のあらすじは、罰ゲームで狩場に入ったカナリアは、うきうきで散歩している途中に、転倒し捻挫して歩けなくなる。

そこへグレイシーが現れ、呆れつつも彼女を抱き上げ、自分の馬に乗せる。

グレイシーの能力を褒めるカナリアだが、彼女の地雷を踏んだようで、突然グレイシーが怒り始めたのだった。

詳しくはコチラにてまとめてあります

漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」16話のネタバレ

グレイシーは、いかに優れた能力があっても、父の許しがなければ、サロンの運営からお金遣いのことまで何もできないのだと憤る。

結婚すれば、相手が父から夫に変わるだけだと。

確かにこの世界は、男性中心で男女で役割の差がかなりあるのだったと思い出すカナリア。

能力より身分や性別を重要視する世界だから、グレイシーのような人がそのような悩みを持つのは理解できる。

だからこそ、結婚相手に、他人に無関心なセザールを選んだのかと気づく。

妻がビジネスしようが寄付をしようが咎めないだろうし、互いの身分も申し分ない。

原作は、セザール視点で書かれていたから思い付きもしなかったが、当然のようにヒロインが主人公を愛していた訳ではなく、自分に都合のいい夫を選んだ打算的なものだった。

だからこの前の宴会で、彼女のセザールを見る目が素っ気なかったのか。

セザールが帰ってきたら、優しくしてあげようと思うカナリアなのだった。

グレイシーは話を続け、父は婿養子をとるつもりはないので、従兄が爵位を継ぐことになるだろうが、自分の方が従兄よりうまくやる自信があるのにと、悔しそうに言う。

カナリアとしては、グレイシーの気持ちもわからなくもないが、純粋なセザールは相思相愛だと信じて結婚するストーリーなので、これでは彼があまりにも不憫でならない。

なので、令嬢がご自分で公爵になればいいと、やや突き放したことを言う。

女が爵位を受け継ぐことはできないと継承法に明記されているのに、一体どうやってと反論するグレイシー。

法律を改正すればいいだけのこと、ランカスター家の人脈と資本なら不可能ではないはずだと、カナリアは話す。

目から鱗が落ちたような表情のグレイシー。

カナリア自身も、自分が話したのは無理があるのはわかってはいたが、セザールを利用されたと思うと、つい腹が立って言ってしまったのだ。

そんな簡単に言うなと反論されるかと思ったが、グレイシーは静かなままだった。

呼びかけても反応がなく、まさかこれで原作の流れが変わったりしないよねと、カナリアはちょっと気がかりなのだった。

グレイシーはそのまま一言も発することなく、カナリアを侍女のところまで送り届ける。

ぼんやり考え事をするグレイシーに、手ぶらで帰ってくるなど珍しいと話しかけるのは、彼女の従兄レイモンド・ランカスター。

森の中で怪我をして座り込んでいたカナリア妃を助けたため、時間がなくなったのだと説明する彼女。

グレイシーは、カナリアが言った爵位継承の言葉を思い返していた。

そして優しく微笑む従兄を見て、従兄はきっと立派な公爵になるだろう、父が一番大事にしている甥っ子で、能力も人柄も申し分ないが、それでもと、思い悩むグレイシー。

彼女は屋敷に戻り、女でなければと言われ続けた人生を思い出す。

そんなこと言っても何も変わらない、妻に自由を与えてくれる男を選ぶしかないと思っていたが、私が直接爵位を継承したのならと、鏡で自分を見つめる彼女なのだった。

一方、南部戦線では、負傷したセザールが、怪我をおしてでもまた指揮に戻ろうとしていた。

相手のギオロも大半の戦力を失ったため、そんなに急ぐ必要はないと、ミラーやラヤが止めるが、俺の命令に逆らうのかとセザールは突っぱねる。

ミラーは、カナリア妃のためですかと問う。

返答せず指揮に戻るセザール。

セザール早く帰ってきて、そのカナリアの言葉が彼を急がせるのだった。

漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」16話の感想

主人公とヒロインは、相思相愛で結婚するものだと思ってましたが、グレイシーは違いましたね。

優れた能力を持つ彼女にとって、女だという理由で能力を活かすことができず、自分の方がうまくできるのにただ見ていることしかできない状態は、耐えられないですよね。

せめてもと、選んだ相手がセザールだったわけですが、読者のカナリアからすると結構な衝撃だったようです。

彼をよく知っているだけに、彼が利用されるだけなんてと、イラっとして出た言葉が、グレイシーの意識を変えました。原作の内容が大きく変わりそうですね。

また、グレイシーとは恋敵でもないですね。

カナリアもセザールとどうこうなるつもりもないので、彼に好意を寄せている人間が一人もいないという悲しい結果に。不憫すぎる。

当のセザールは、グレイシーでなく、カナリアに片思いしています。彼女の手紙に応えるために、早く帰ろうと無理をしています。これが後々響かないといいのですが。


次回のエピソードはコチラ

それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに


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猫野: