漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」12話のあらすじと感想!ネタバレ有り

漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」

どこにでもありそうなファンタジー小説内の悪役で脇役、悪妻のあまり皇帝になった夫に処刑される設定の妃として、生まれ変わってしまった主人公が、生き残っていくために奮闘する、異世界恋愛ファンタジー漫画です。

毎週金曜日に最新話が更新されます。

前回のあらすじは、セザールが出征して一年。カナリアは彼に、気に入っている香水をつけた恋人らしい手紙を出す。

セザールはその手紙をニヤニヤしながら読み、彼女に想いを募らせる。

また戦勝続きのセザールを、皇帝は気に入りだしたので、焦ったエブゲニアは側近の男に、早くセザールの弱点を見つけるよう指示を出す。男は手紙をつけた鳥を飛ばし、南部戦線の何者かに司令を送るのだった。

詳しくはコチラにてまとめてあります

漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」12話のネタバレ

セザールからカナリアに、南部でしか育たない木が3本届いた。

この木はお前に似ている、と手紙に書かれていたが、意味がわからないので、今度彼が帰って来た時に聞こう。

木を届けてくれたのは、緑の髪の青年。

名前を聞くと、ラヤ・ベオンヒルトと名乗る。

原作によると、落ちぶれた貴族の三男で、この戦争に参加したセザールの忠実な部下の一人だ。

彼なら信用できると判断したカナリアは、夫の話を聞きたいと彼を散歩に誘う。

手紙を何通も出したのに、きちんとした返事がなく、どのように過ごしているのか聞きたいというカナリア。

元気だとしか答えないラヤ。

ラヤは忠実で真面目なのだが、社交性ゼロの融通が利かない設定だったことを、彼女は思い出す。

戦闘がないときなどどう過ごしているのか聞く彼女に、皇子個人のことは話さないよう命令されているのでと断る彼。

カナリアは、さっさと本題に入った方が良さそうだと考え、今から話すことは絶対に秘密だと前置きし、ブラームス・スミアが皇后に買収され、皇子の情報を漏らしているのだと、こっそり教える。

ラヤは驚き、彼は皇子が幼少の頃から付き合いのある傭兵の一人だから、買収されるなどありえないと話す。

皇后の手先である皇子妃より、仲間を信じるのは構わないが、私の話を必ず皇子に伝えることを約束してほしいと、カナリアは言う。

皇宮から送られる手紙は、皇后の息がかかった者が中身を確認するため、皇子の忠実な部下であるあなたを信用し、手紙には書けない重要な情報を教えるのだと。

私の話が真実かどうかは、皇子が判断するので、必ず伝えるよう頼む。

ラヤは了承し、伝言の内容を信じるかどうかは皇子次第であると答える。

カナリアは、勿論です、セザールはきっと私の話を信じてくれると言い、微笑むのだった。

これでスパイの情報を伝えることができたが、この送られてきた木はどうしようか悩む彼女。

南部の木なので、暖かい室内がいいだろうと、アニーに植える場所を聞くが、2本までしか植える場所がないとのこと。

残り1本はどうしようかと考えるカナリアは、皇子宮に植えようと思いつく。

何故かぎょっとするアニー。

何故驚くのかと聞くと、今すぐ行くのかと気まずそうだ。

アニーの様子から嫌な予感がしたカナリアは、すぐ皇子宮へ向かう。

主人である皇子が不在の間でも、皇子宮の予算は毎月割り振られており、侍従長と侍女長の二人で管理しているはずなのだが、いきなり現れたカナリアに、侍女長は焦る様子だ。

それもそのはず、皇子宮は一切手入れされておらず、窓はひび割れ、壁は薄汚れ、植物は枯れていたのだった。

かなり予算をくすねているようだ。それにしても横領するなら、せめてバレないようにと考えないのだろうか。

帳簿を見るとおかしな出費ばかりで、どうなっているのかと怒鳴るカナリア。

これはひどすぎる、と話すのはノア。カナリアが呼んだら、すぐ駆けつけてくれたのだ。

カナリアがノアに礼を言うと、兄さんのことだから手伝うのは当然だと答え、ここまで横領できるなんて、後ろ盾がよほどの大物なんだねと言う彼。

後ろ盾はエブゲニアしかいない、とカナリアは予想する。

それにここの主であるセザールは、どうせ死ぬとでも考えているのだろうと。

侍女長は、私達は何も知らないと言い訳する。

すると、ノアが帳簿を握り、兄さん不在中の皇子宮を管理するべきお前たちが知らないとは、どういうことなのだと凄む。

エブゲニアの実の息子に叱責され、皆ビクビクし始めた。

侍女長は、お金のことは行政官であるセピア準男爵が管理していたので、予算のことは全く知らないのだと説明する。

ノアは、ならばセピア準男爵はどこにいるのかと聞くと、たった今席をはずしたのだと答える。

横領した上に、勤務地を抜け出すなんてと、呆れるカナリア。

詳しい状況を把握するまで、行政官の権限を剥奪すると、指示をだすノア。

その間、管理するのは姉さんがやらないかなと、ノアはカナリアに提案するのだった。

漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」12話の感想

セザールからカナリアへ、大きな南国風の木が3本も届きましたね。

すくすくとまっすぐ育っていることがカナリアに似ているのか、香りが似てるとか、どんな意味があるのかは全くわかりませんが、その木のおかげで、皇子宮の横領が明らかになりました。

アニーはカナリアが皇子宮に行ってほしくないようでしたので、専属侍女といえど、カナリアの味方ではなさそうですね。

皇子宮があのようになっているのを知っているなら、カナリアに伝えるはずですので、やはり皇后サイドの人間であり、皇宮にはカナリアの味方はいないということですね。

カナリアはノアに協力を求めたので、すぐに対応ができそうです。次期皇帝最有力のノアに、使用人は歯向かうことなどできません。

後は皆が死ぬと思っているセザールの宮を、カナリアが管理することで、エブゲニアにちくちく言われたり疑われたりしないか、心配ですね。


それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

猫野: