無料漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「捨てられた皇妃」
漫画 iNA氏、 原作 Yuna 氏の韓国漫画です。
主人公のアリスティアは、神のお告げの子とされ皇后となるべく育てられたものの、別の少女が現れ次位である皇妃に落とされる。そして愛する皇帝には虐げられ最後には反逆罪に問われ処刑される。
しかし神によって時間が戻され、自身の9歳の子供時代へと転生し、悲劇の運命を回避するべくやり直すという、転生がベースの恋愛ファンタジー作品。
毎週土曜日に最新話が更新されます
前回のあらすじは、精神が壊れ人形のように虚ろで何も話すことができなくなったアリスティア。父ケイルアンのおかげで意識を取り戻す。
一段落したところで、ルブリスはアレンディスからの手紙を彼女のベッド脇に置き、その場を去る。
意識が戻ったアリスティアだが、転生前の人生の夢を見る。周囲の人やルブリスの目線での人生を。
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漫画「捨てられた皇妃」最新話56話のネタバレ
転生前の16年前の辛い人生を、暗闇の鏡越しに見るアリスティア。
あの辛い日々は一体どんな意味があったのか。
すると光が上から差しこみ、9歳の転生後の人生が映し出された。
父親や周りの人の愛に気付き、運命に抗おうと闘い続けた日々。
そこには新しい出会いもあり、辛くも楽しくもあった。
ふいにルブリスが映り、健気なものだ僕もそなたもと呟く。彼の意外な言葉に驚く彼女。
そして、彼女が意識を失ったときには、必死に対処しようとする彼。その姿を見て彼女は何を思うか。
突然その映像を映していた鏡が割れ、もう1人の自分が現れ彼女を見つめる。
何かを話しているが聞こえない。
ハッと気がつくとベッドで寝ており、さきほどまでの光景は夢だとわかった。
悪夢なのか何なのか、またおかしな夢をみてしまった。
ベッド脇には、まだ全部目を通していないアレンディスからの手紙が何故か置いてある。
手紙には、彼女の転生の話をまとめた内容が書かれていた。
皇太子に全てを捧げたのに、新たに現れた神が定めし少女の出現によって虐げられ、モニーク家もろとも破滅することになったことについてだ。
そしてアレンディスは、これが一度目の人生ならば本当に辛い思いをしたんだね、だけどそのときはいつも1人ぼっちだったのでしょう、でも今はアリスティアを気にかける人が周りに沢山いることを忘れないで欲しいと、綴られている。
同じ人生を繰り返さないために抜け道を探したいのはわかるが、そればかりに囚われて現実から目を背けないでほしい。賢明な彼女にならきっと克服できるだろうからと。
そして彼女は手紙から顔をあげると、さきほどの夢で見えたもう1人の自分がそこにいるのに気づく。
もう1人のアリスティアは、今もあの頃と同じかと微笑むのだ。
同じじゃない、アリスティアの目から涙が溢れる。
転生前と今では全く違うし、未来はいくらでも変えることができるのだ。
どうしてもっと早くに気づかなかったのだろうか。
自分が変われば未来も変わっていくのに。
微笑んだまま消えていくもう1人の自分。
そこへケイルアンが現れ、もう起きていていいのかと心配する。
彼がアリスティアを心配して寝ずに一晩明かしたことを知り、父に抱きつく彼女。
もう大丈夫、そう思う彼女は、父と一緒に首都に戻る決心をする。
日が昇り、モニーク家の出発のために使用人たちは慌ただしく支度をしていた。
アリスティアは、話があるからとカルセインを探す。
彼はもう出発時刻になるにも関わらず、練習場で剣技を磨いていた。
鬼気迫る彼の表情に、邪魔をしてはならないと彼女はまた後で話すことにする。
練習場に背を向けると、クソっと言うカルセインの声と剣が落ちる音がした。
何故何一つうまくいかないのか、そう呟く彼の悔しそうな様子が気になる彼女なのだった。
漫画「捨てられた皇妃」最新話56話の感想
アレンディスは心に闇を抱えていますが、アリスティアの良き友人です。
彼の存在はとても大きく、彼女がここまで心折れずにやってこれたのも、アレンディスという理解者のおかげでしょう。
彼の手紙のおかげで彼女は過去から離れることができました。
しかしあの内容をルブリスが読んでしまったわけなんですよね。まさかあそこまで詳しく書かれているとは。
ビタから2つ名を授かっているアリスティアの話ですから、全く根拠の無い話でもないというのが彼にとっては苦しいところ。
今まで知りたくて仕方がなかった、何故自分を避けるのか、その理由がわかったわけなんですが、まさか未来の自分の悪行だとは思いもしなかったでしょう。
これからルブリスがどう変化していくのか、いざ美優が現れたらどうするのか気になります。
またカルセインですが、彼は自分の鈍感さ、未熟さ、臆病さをなんとかしようと苦しんでいるようですね。
彼の心のもやもやが晴れて、前の元気なカルセインに早く戻って欲しいところです。
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに