漫画アプリ・ピッコマで連載している「皇子よそなたの願いを叶えよう」
作画 Ant Studio、原作 Mokgamgi(황자, 네 무엇이 되고 싶으냐?)、韓国発の恋愛転生漫画で、ファンタジー小説家が自分の小説内に転送される物語です。
毎週木曜に最新話が更新されます
前回のあらすじは、女の匂いを嗅ぎつけた山賊のせいで居場所がバレそうになった唯とカイトだが、突然現れた異形のモンスターが彼らを襲い難を逃れる。すると大雨がふり、どこが底なし沼かわからない状態になり、木の上で二人は一晩明かすことになった。
詳しくはコチラにまとめてあります
漫画「皇子よそなたの願いを叶えよう」9話のネタバレ
雨は止まず、そのまま樹の上で一晩明かすことになった二人。
カイトが寝床として作成したのは、どう見ても大きな鳥の巣。
苦労して作ったのに嫌なら降りろと言うので、そこで二人で眠ることにした。
しかし、トゲが刺さった等ゴソゴソ動きまくる唯のせいで眠れず、怒るカイト。
こんな貧弱な女が運命を変えていたとは呆れる彼。
それでも彼女のおかげでペアラッセンは強国になることができた。
暗算するできなかった第一皇子は貿易業の大家になり、ぐうたらで運動音痴な第二王子ヴァインは槍術と馬上武術の達人になった。
そして貿易で得た財力によってペアラッセンは、富も兵力も得たのだった。
しかし・・・カイトは何を得たのだろうか。
父である皇帝に、子供として認めない、生まれてこなければ良かった、とっとと消えろと言われた。
第三皇子と目があうと呪いにかかるだの、あの赤髪は人を殺しすぎたせいだの、民衆に恐れられた。
そして、彼の左目を奪い、彼を嘲り笑う黒装束。叫ぶペラト。そして───
悪夢で目をさます彼。汗でびっしょりだ。
あの日からまともに眠れた日がない。
それもこれも全てこの女のせいだと、イライラして横になっている唯を睨む。
彼女は、寒さで身体を丸めブルブル震えていた。
カイトに怒られそうでくしゃみすら我慢して涙目だったのだ。
するとカイトが自身のマントを彼女にかける。遠慮など必要ないと言う。
カイトも寒いのではと気にする彼女に、本当に必要ないようだから返せと言うカイト。慌てて実は本当に寒かったと言い、遠慮なく使う唯。
雨はやがて小降りになり、眠っていた唯はふと目を覚ます。どれくらい眠ったのだろう。
気がつくと既に雨が止んでいたので、カイトを起こそうとするが彼は無反応。ぐっすりと寝ているようだ。
雨があがった夜空は星がキレイで、もっとよく見たいと思った彼女はさらに上に上がろうとする。
すると突然足を掴まれ、逃げたら殺すと言ったはずと、カイトに凄まれる。
逃げないし、上に登っても逃げる場所なんてないじゃないと彼女は言うと、何故上に行くのか聞かれたので、風景を見たいだけと話す。
カイトはやれやれといった感じで木を登ると、掴まれ、と彼女に手を差し出す。
太い枝の上に座る二人。神秘的に広がる森の上に、美しい満月が見える。
キレイと感動し目をキラキラさせる彼女。
カイトは、馬に乗ればここから南の果てまで1週間かかり、中央の首都・皇帝の城までは3日あれば着くと話す。
第一皇子は南、第二王子は東、カイトは北、末っ子の皇女は西を治めている。
さすがよく知っているなとカイトは彼女を見ると、自分の作った物語だものと彼女は笑い、そしてまたキラキラした表情で風景を眺めていた。
ふとカイトは彼女に名前を聞く。ずっと魔女としか呼んでいなかったのだ。
唯と言いかけるが、ペンネームのバソの方を教える彼女。
バソか、悪くないなというカイトに、いい名前かなと嬉しそうに聞く彼女。
呼びやすいからと答えるカイト。彼女は、お世辞でも褒めてよと心の中で突っ込む。
カイトの顔を見ると、彼は穏やかに微笑んでいた。
その横顔に見惚れるバソなのだった。
漫画「皇子よそなたの願いを叶えよう」9話の登場人物
バソ(高月唯)・・・主人公で人気のファンタジー小説家。26歳。自身の小説内での悪役アイゼン・カイトに、小説内の世界に拉致される。彼女が設定した彼の悲惨な運命を変え皇帝にし、彼女自身は元の世界へ戻るために彼と協力する。この世界では、彼女が書いた自身に関するものは実現する魔法が使える。
アイゼン・カイト・・・第三皇子。23歳。帝国一の剣士。真っ赤な髪と瞳を持つ。母は皇帝の下女であったため庶子出身である。小説の設定のせいで散々な思いをした上、左目を失う。悲劇の運命を変えるべく、あるキッカケで存在を知った唯を拉致し、小説内に引き込む。
漫画「皇子よそなたの願いを叶えよう」9話の感想
カイトは根っからの悪人ではないので、基本的には女性に優しいし、どんなに腹が立っても彼女に悪意があるわけではないからと、大人の対応をします。
彼の回想だと、本当に辛い思いをしているようですね。
唯ことバソの魔法で今後良くなるといいのですが。
バソは美しい景色が大好きなようで、この前も眺めていたし今回も眺めています。ビルも何も余計なものがない大自然はとてもキレイなのでしょうね。
その嬉しそうな彼女の顔をまじまじと見ていたカイト。何を思ったのでしょう。名前を聞いたので、彼女に興味を持ったのでしょうか。
カイトはようやくそんな感じですが、バソはことあるごとに彼にドキドキしています。
悪役設定ですが、作品内1の人気キャラクターであったカイト。つまりは、彼女はそれだけカイトを魅力的に描き、気に入っていたのでしょう。
もしかしたら主人公の皇子達より思い入れがあるキャラクターなのかもしれませんね。
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに