無料漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「アデライド」
原作はChae Habin氏、漫画SUHO氏の転生恋愛漫画です。
交通事故で死亡した後、伯爵の娘として赤ん坊に転生し、16歳まで成長したアデライド(アデル)。そんな彼女がイケメン公爵・エリアス公爵との契約結婚をすることになり、彼を奪い合う恋愛戦争がテーマです。
毎週火曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、エリアス公爵邸を訪れたアデルの父は娘を嫁に出すことと、婚約式が突然なことに対し、寂しさと疑念が入り混じる。エリアスはなんとか話を終わらせ、今度はアデルとケーキ屋でデートをし、周りに噂を広めてもらう計画を実行する。見せかけの婚約なのに、つれないアデルにやきもきするエリアスなのだった。
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漫画「アデライド」20話のネタバレ
ケーキを食べさせてもらったことに照れながらもエリアスはアデルに、婚約式までの期間がかなり短いが大丈夫かと聞く。
もし準備で大変なことがあれば、エリアス公爵の執事のノエルに頼めと彼は言う。
アデルはドレスをどこで仕立てるかを悩んでいた。舞踏会のときは既製品を買うしかなかったからだ。
ノエルと一緒ならば、マダム・ロザンヌで仕立ててもらえるかもと思いつく。エリアス公爵家の執事なら予約が埋まっていることを理由に断られることもないだろうからと。
エリアスはアデルがオーダーを断られたのかと思って、ロザンヌを皮肉る。
アデルは慌ててまだオーダーしたわけではなく、ノエルなら高慢なロザンヌを黙らせアデルに似合うドレスを見立ててくれる気がするのだと訂正。
1日だけノエルを貸してほしいとお願いする。
ノエルの名前を連呼されて面白くないエリアス。
執事とはいえ、他の男に選ばせるなんてともやもやし、ノエルはそこまで暇じゃないので明後日の午前中にエリアス本人と一緒に行こうと提案する。
彼のものも婚約式のために仕立てるそうだ。
アデルは、エリアスが選ぶと布地もデザインもテキトーになりそうだと正直に言う。
ムッとしたエリアスは、見る目はあるのでこの世で一番アデルに似合う服を仕立てさせるとムキになった。
アデルは、それならと堪能したいケーキが他にあるから一緒に食べてくださいとお願いする。
少しなら、とエリアスはまたしても照れながら承諾するのだった。
その頃、オステルン帝国ミグエル公爵邸にて、ビチェルンの皇太子ルトビッヒの異母姉弟であるシャルロッテ・ミグエルが、いとこのマティアスと面会していた。
彼女はマティアスに皇宮の雰囲気を聞き、彼は聖女の操るのは問題ないと答える。
聖女ルイを利用してエリアス公爵を力を弱らせ、始末するつもりだと言う。
彼女もその案に同意する。皇帝派のトップであるエリアス公爵家は邪魔なのだった。
マティアスは、フェルナンド一族等中立的な貴族と交渉中であり、このまま水面下で勢力を広げ、皇室を討つ段取りをしていたのだ。
シャルロッテは、彼女の母が皇后であれば、バニシア皇后とその息子ルトビッヒさえいなければ、皇女である自分が帝国を追い出され他国に嫁ぐことなどなかったのにと悔しがる。
マティアスは、自分たちには皇位継承権第二位のジュフェロ公子がいるのだからと励ます。公子と共に、貴族派が帝国の主導権を握れる日も来るのだと。
シャルロッテは、自分の息子だけは次期皇帝として帝国に戻したいと、彼らは企むのだった。
行政宮では、エリアス達も貴族派のアンドレア一族の動きを調べていた。そしてマティアスが後継者として力を握り始め、オステルン帝国のシャルロッテに会いに行ったことを把握していた。
シャルロッテの母は、亡くなった皇后の座を手に入れるべく、ルトビッヒの殺害を企てたのだった。寛大な処罰で廃妃にはならずに済んだ。
それでもなお、その娘シャルロッテは他国に嫁ぎながらも、ビチェルン帝国の皇帝の座を狙っているので、エリアスは呆れる。
全てはシャルロッテ皇女と、アンドレア家に煽られたミグエル公爵の野望が生んだせいだろうと話す、エリアスの補佐官ルーカス。
エリアスが指示していた、ミグエル公爵邸に密偵を入れる作戦は成功したのかと彼が尋ねると、フェルナンド卿が太鼓判を押す部下をジュフェロ公子の護衛騎士にすることができたとの答え。
さすがアランだと感心するエリアスは、何かあったらすぐジュフェロ公子とシャルロッテ皇女も一緒に暗殺すると良いと言う。
ルーカスはすぐに暗殺しないのかと驚く。
エリアスは、ルトビッヒが皇位を継承するまでは慎重になる必要があると話す。
ところで行政宮には何の用だとルーカスに聞く彼。
ルーカスは皇太子に、ボルボン伯爵とエリアスの話し合いがどうなったかを聞くように言われて来たのだった。
アデルの兄アドリアンが皇太子の補佐官として、皇太子の傍にいるので、エリアスを部屋に呼ぶわけにはいかないのだという。
そしてルーカスは、結婚前に巨額の手切れ金を持たせて婚約解消をするつもりなのは本当なのかと聞く。
アデルの美貌なら、破談になってもいくらでも相手は見つかるでしょう、とルーカスはフォロー。
アドリアン、そしてボルボン伯爵の耳に入らないように気をつけてくれと冷や汗をかくエリアス。
そんなことなら最初から政略婚約すれば、伯爵家も次の相手を探せるし、良かったのではとルーカスは突っ込む。
耳の痛いエリアスは、ルーカスにもう戻れと指示する。
ルーカスは承諾し、ルトビッヒからの伝言で、明日の朝剣術の稽古と昼食をともにしたいとのことを伝える。
明日の朝は婚約式で着る物を仕立てる予定があるから、他の日にしてもらうよう断るエリアス。
ちょうど服を仕立てたいルーカスは、出向くのではなくここに呼べばいいのではと提案。
アデルと一緒に行く約束があるからと話すエリアスの言葉に、驚くルーカス。
ルーカスは予想外のエリアスの行動に驚きつつ、賭けを今から変更できるかなと呟き、ハッとして慌てて退散する。明日は楽しんできてと言いながら。
エリアスは、服を仕立てるだけなのに楽しめとは、おかしなことを言うものだと呟きつつ、明日のことを考え頬を赤らめるのだった。
漫画「アデライド」20話の登場人物
アデル=アデライド・カミリエ・ボルボン・・・16歳。地方の伯爵の令嬢。地球にて新人デザイナーだった若い女性が、交通事故で死亡後、この世界に赤ん坊として転生し、ここまで育った。青い目、親ゆずりの赤い髪が印象的な少女。現在の人生を映画を観るように楽しもうとしている。ルイ対策のためにエリアスと婚約することになる。
フェリックス・ミハイル・ノア・エリアス・・・20歳。ビチェルン帝国の皇帝派の公爵。帝国一二を争う美男子。銀髪に紫の瞳。父の後妻のせいで女性を信用していない。ルイを追い出すためにアデルと婚約することに。アデルに惹かれつつある。
ルトビッヒ・フィン・ニコラス・レイカルト・ビチェルン ・・・20歳。ビチェルン帝国の皇太子。エリアスに匹敵するほどの美男子。金髪の優男。中身は食わせ者。
ルーカス・・・アデルの従姉妹、ジェスティア侯爵の娘のラリサの婚約者。エリアス公爵の補佐官としているが、皇太子も便乗して彼を補佐官として仕事をさせていた。
マティアス・フェゼン・アンドレア・・・ ビチェルン帝国の貴族派の公爵。聖女ルイを使って、ルトビッヒとエリアスを始末することを企んでいる。
シャルロッテ・ミグエル・・・ルトビッヒの異母姉弟で、ビチェルン帝国の皇女であった。親の犯罪のせいで帝国を追い出された。息子は皇位継承権第二位を持つジュフェロ公子。
ルイ・・・17歳。異次元より転生し、皇宮の湖の上に現れた女性。皇太子を誘惑後追い出され、エリアス公爵が引き取ったが、そこでも問題を起こした。黒髪黒目のアジア美人。前世は立川瑠璃という元ミス日本で、枕営業騒ぎを起こした女優。 聖なる力は無いため、パウロ大司教を脅し聖女のままでいられるよう手をうつ。
漫画「アデライド」20話の感想
女性嫌いが嘘のように、アデルに惹き込まれていくエリアス。
アデルはアデルで、彼に利用されているのをわかっているので、そっけない対応です。ドレス適当に選ばれそうとか言えないことがない。
それでもアデルなら、顔を赤らめる彼の対応を見て、何か見抜いてはいそうですね。言葉にしないだけで。手玉にとってる感がすごいです。
マティアスは以前ルイに協力を申し出た人物でしたが、彼らの狙いについて今回ハッキリ描かれましたね。ルトビッヒとエリアスの存在を消すことのようです。
他の漫画だと相手が上手で心配することもあるのですが、このアデライドは水戸黄門のような安心して読めるタイプの漫画ですので、大丈夫そうです(笑)
次回のエリアスとアデルのドレス選びが気になりますね。ちゃんと彼は選べるのでしょうか。
途中から主人公がエリアスになったような、ヒロインがエリアスのような展開です。彼の今後の頑張りに期待ですね
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに