漫画「捨てられた皇妃」35話のあらすじと感想!ネタバレ有り

無料漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「捨てられた皇妃」

漫画 iNA氏、 原作 Yuna 氏の韓国漫画です。

──主人公のアリスティアは、神のお告げの子とされ皇后となるべく育てられたものの、別の少女が現れ次位である皇妃に落とされる。そして愛する皇帝には虐げられ最後には反逆罪に問われ処刑される。

しかし神によって時間が戻され、自身の9歳の子供時代へと転生し、悲劇の運命を回避するべくやり直すという、転生がベースの恋愛ファンタジー作品──

毎週土曜日に最新話が更新されます

前回のあらすじは、自分を信頼してくれる父に応えるために、日々激務をこなすルブリス。彼が皇帝に呼ばれ赴くと、憎きアリスティアが父と談笑していた。その上、具合が悪い彼女を送れと命じられる。

だが、アリスティアは今にも倒れそうなのを必死に堪え、わずか11歳ながら徹底的に甘えを排除していた。その姿を見ることで、彼女の印象が少し変わるルブリスなのだった。

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漫画「捨てられた皇妃」35話のネタバレ

皇帝からの命令で、皇族専用である近衛兵シーモア卿と、ジューヌ卿の二人の護衛が、アリスティアにつくことになった。

24時間体制で、アリスティアの護衛にあたるという二人は、朝食中でも、読書中でも、就寝時でもずっと彼女の傍にいたので、彼女は気が休まらなかった。

前世で皇妃だったときも、一度だって護衛をつけてもらえなかったのに、皇族でもない今は二人もつけてくれて、変なのと思う彼女。

今はどこの領地も各々のことで手一杯だから、アリスティアをわざわざ狙う人物などいないだろうに、どうしてわざわざ呼び出して確認してまで、皇帝はこのようなことをしたのだろう。

そこへリナが、お嬢様が心待ちにしていた、アレンディスからの手紙がついに来たと報告しに来る。

アリスティアは喜び、若草色の彼からの手紙を受け取る。

親愛なる僕のレディーへ、との言葉から始まったその手紙は、近況報告と、繊細な彼女を気遣う内容が綴られていた。

彼からの温かい手紙を嬉しく感じる彼女。

手紙はもう1通あり、その手紙はシルバーの便箋で、父からのものだった。

まさか手紙を送ってくれるなんてと、驚く彼女。

屋敷に一人残してしまったことを心配していることと、彼女が剣術に行き詰まっていることを指摘してあり、やはり父は気づいていたのだと、切なげな顔になる彼女。

だが手紙の続きには、そう慌てるな、アリスティアが望むならありとあらゆる手助けをしてやる、十分うまくやっているから、もっと自分を信じなさい、と書かれてあった。

嬉しくて、手紙を抱きしめるアリスティア。

父はここまで自分を心配してくれているのに、頼ることもせず、一人で抱えてしまっていた。

早くアレンディスと、父に会いたいと願う彼女。

そして彼女は気を取り直し、剣術訓練の服装になると、シーモア卿に、剣術を教えてほしいと頼むのだった。

焦るのはやめて、気持ちを新たに、また一から確実に始めるのだと、決意したからだ。

自分と、自分を信じてくれる大切な人たちに、報いる道だからと。

その頃、アレンディスは窓から夜空を眺めていた。

そこへ、ルース・デ・ベリータ公爵が、明日も早いからと息子の様子を見に来る。

塩対応のアレンディスに、病弱の長兄アレクシスの代わりに来たことに、まだ不満があるのか、勅令でもあるのだから諦めなさい、と彼を窘めるベリータ公爵。

そもそも、現段階ではまだ、次期皇后であるアリスティアにつきまとったりしなければ、皇帝の耳に入り、こうして地方に送られることもなかったはずだと、話す。

度が過ぎていたのは認める、だが父上もやはり自分と同じことを考えているようだ、そしてそれには僕を選ばない、と言い、アレンディスは父を睨む。

軽率な発言はやめろ、お前の一言で一族が反逆罪に処される危険もあるのだと、ベリータ公爵は冷たく言い、話を終わらせその場を去る。

アレンディスは、アリスティアへの手紙を手にすると、やっとの思いで親しくなったのに、誰が彼女を渡すものかと呟くのだった。

漫画「捨てられた皇妃」35話の感想

アリスティアは、大切な人たちからの手紙で、焦りから脱却し、前に進むことにしました。やはり父親は彼女のことをよく理解しているので、今彼女に何が必要か見抜いていましたね。

また、アリスティアの座を狙うリサ王国が来たことで、アリスティアに近衛兵の護衛がついたのですが、おかげで剣術を学べそうです。いろんな人物から習うことで、色んなテクニックも学べそうですしね、良かったです。

一方、アリスティアの大事な友人であるアレンディスですが、何やら雲行きが怪しいですね。

第2騎士団の面々が気にしていたように、ベリータ公爵は皇室派ではなく、味方でもないようです。アリスティアをアレクシスの嫁にしようと考えているのでしょうか。この帝国を担っていく神のお告げの子を嫁に、そして長男を皇帝にするということなのでしょうか??

病弱で親に愛されている長男アレクシス、健康で兄の影武者として搾取される次男アレンディス。親子間の歪みが、アレンディスに影を作りますね。アリスティアが彼の助けになればいいのですが。


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それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

猫野: