漫画「皇帝の一人娘」88話の作品内容ネタバレと感想

漫画アプリ・ピッコマ、コミコで連載中の「皇帝の一人娘」

原作が韓国人YUNSUL氏の小説で、RINO氏が漫画化しております。

かわいい絵柄にパンチの効いたセリフが面白い、転生&恋愛ファンタジー漫画です。

毎週日曜日に最新話が公開されます。

前回のあらすじは、リアの存在はカイテルに戦争をやめさせ、平穏な日々が続いた。アシシはリアに過保護になった。男性陣はリア中心の毎日だ。

詳しくはコチラにてまとめてあります

漫画「皇帝の一人娘」88話のネタバレ

19歳のとき、カイテルは父親から王位を奪いに行った際「お前だけはいい父親になれ」と最期の言葉を残された。嫌な記憶なのかイライラするカイテル。

父親と目を合わせたこともないような愛のない環境で育った。

母親の記憶は、彼女が虐待されていたということしか覚えていない。

それなのに何故あのような言葉を残したのか。

そのせいなのか、自分にすがろうとした女性達を始末するのに躊躇いがなかった。子供を持つ気もなかった。

ペルデルやシルビアのように、愛されて育った欠陥のない人間同士が結婚し、ようやく幸せな家庭をもつことができるだろう。

カイテルは小さな頃にそのことに気付き、とっくに諦めていた。

だがアシシは諦めていなかった。

まだ虐待のない幸せな頃を思い出すのか寂しげに笑う。

幸せな記憶がないカイテルには、家族など無意味なことだった。

そして自分たちには幸福は手に入らないだろうと思っていた。

それが今ではどうだろう。

リアの顔を見るだけで、さっきまでの不快感が消えていく。

何故生かしておいたのか自分でも不思議に思う。

リアの瞳が滑稽で生かしていただけだった。

最初はただ退屈しのぎのおもちゃのつもりだった。奇妙な小さな生命体が興味深かったからなのか、自分のようなものが父親だとどんな反応するのか気になったのかはわからない。

だが自分に利害関係なく心をさらしてくるのはこの子だけだ。娘という存在は案外いいものだとカイテルは思う。

リアはカイテルに手紙を持ってきたが、ペルデルからしょうもないことだったのでカイテルは捨て、散歩に誘う。

リアはアシシに黙って移動したようでアシシが困った顔して探しにきた。

リアに勝手にいなくならないように注意するアシシだが、その表情は嬉しそうだ。

カイテルは思う。自分もアシシも過去から少しずつ離れられていることを。

漫画「皇帝の一人娘」88話の 感想

カイテルは両親からの愛を感じることができず育ったために、残忍な行いをしてきたようですね。

感情を育んでこれなかったのでしょう。そして自分たちを欠けた人間だと思いこんでいます。

カイテルもアシシも、家族というものがわからない。それでも今度はリアから愛を与えられることで少しずつ心がほぐれていっているようです。

中身は30歳ほどのリアですが、このまま天真爛漫に突き進み、カイテルらをどんどん変えていってほしいですね。


それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

猫野: