漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「バトリの息子」39,40話まとめてみました。ネタバレあります。
39話
外で話すミゲルとオギスト子爵。オギスト子爵はフェレンツ公爵に会うため帝都に向っており、ミゲルも連れて来たのだった。ミゲルを帝都に連れていくのは復讐のためではなく、見せたいものがあるという。
オギスト子爵はオソンビルに定着してはどうかと聞く。夫人の遺言通りミゲルを養ってはきたが、心までは癒すことができなかったと思い、今回の旅が終わったらアメリエとミゲルの結婚の話をしようと話す。断ってもいいが、受けてくれるなら本当の家族になれると。
場所の中でオギスト夫人とアメリエが二人を待っていた。オギスト夫人は今までの小言は全てアメリエのため、オギスト子爵は家のために頑張っているのだから、アメリエも良い所に嫁げとミゲルを諦めるように釘をさす。馬車へ二人が戻るが、アメリエの様子がおかしいことにミゲルが気付く。
夜、宿泊場所へ着いた一行。雨が降りやまないでいた。部屋で落ち込むアメリエ、心配してミゲルが来た。アメリエは自身が自分勝手でオギスト子爵に迷惑をかけたのかと悩んでいたが、ミゲルはその天真爛漫さが温かくて癒しだと慰める。「私は」とアメリエが突然立ち、ミゲルに口づけをする。
アメリエはごめんと謝り、ミゲルも申し訳なく部屋から出る。ドアを開けるとオギスト夫人が腕組して立っていた。
雨の中、オギスト子爵はフェレンツ公爵の部下イングマルに案内され、秘密裏にフェレンツ公爵と面会することになる。
フェレンツ公爵は指で机を叩きながら、バフラフのフェレンツには5人の息子がいたラスロにビロそれからと歌い、最後まで思い出せないでいた。
40話
とある昔、アングレンドは帝都警備隊の長である自分の祖父と訓練していた。ダムド卿ほどの腕前のものと二度とやりあうことはないと思っていたが、孫のアングレンドはそこまで上達していた。
モルナル、ジュルチャニ、サボ、そしてイシュトバン、これらの名高い騎士達の名前と武勇伝ばかり耳にした。
とある試合で王子に実力を認められるアングレンド。しかし個人を認められるより先に「イシュトバンの孫」がついてまわる。王子は褒美として現警備隊の隊長をアングレンドに交代しようとするが、フェレンツ公爵に混乱を招くので副隊長にしてはと提案される。アングレンドは断りかけ、王子の機嫌を損ねたが、フェレンツが助け舟を出す。
アングレンドは切るものがなく剣を鈍く感じていた。そこへフェレンツ公爵が、居場所を教えてあげましょうと自分についてくるように誘ったのだった。
時間は戻り、アングレンドはフェレンツ公爵に、公爵の言う通り従ってきたが相手が雑魚ばかりで手ごたえが無いと不満を言う。
フェレンツ公爵はその年でも数々の凱歌をあげているので焦る必要はないと言うが、望みはそれ以上のものだとアングレンドは言い、イプセン侯爵も兵を撤退させ東部にいる名分がなくなってきているのに、何を待っているのかとイライラしていた。
そこへイングマルがオギスト子爵を連れてくる。退室したアングレンドとフードをかぶったミゲルがすれ違う。
その頃アメリエはミゲルにしたことで泣いていた。ミゲルが優しくしてくれたのを勘違いして一方的に気持ちをぶつけてしまったのではないかと。そこへオギスト夫人が、忠告したはずと苦々しい顔で部屋に入ってきた。
フェレンツ公爵とオギスト子爵は約20年ぶりに会う。軍隊を派遣してオソンビルを守って欲しいとオギスト子爵が頼むが、オソンビルは協力的でなかった上支援も最小限だったので、理解しかねると言われてしまう。オギスト子爵は協力しなかったのは、フェレンツ公爵がしたことを良く思ってなかったからだった。キヨムは戦死しキヨムを奪った戦争というものを憎んだバトリ夫人は戦争に協力しないのは当然だったのに、それでも無理やり従わせようとした上に彼女を殺した、これらがあるからだ。物陰で怒りを抑えながら聞くミゲル。
フェレンツ公爵は殺そうとしたわけではなく、夫人の隠し事のせいで自ら死んだと話す。それはフェレンツ公爵の仕組んだ噂でしょうとオギスト子爵は食って掛かる。フェレンツ公爵は、ギボルが欲しかっただけでバトリ夫人の命が欲しかったわけではないと言う。使用人の証言も行方不明事件も、バトリ夫人の罪であると示していたと話し、オギスト子爵こそ何もわかっていなかったのでは、盲信しすぎだと話した。帝国を揺るがしてまで何がしたいのか、王座にでもつくのかと聞かれるフェレンツ公爵。ドアを開けるとアングレンドがミゲルの首元に剣を当てていた。
オギスト子爵がとても善い方ですねー。本当の家族を提案してくれるとか、アメリエもまさに純真な子でとても可愛いです。それなのになぜオギスト夫人がああなのか残念ですね。嫉妬でアメリエをいじめています。
フェレンツ公爵チームは足並みが揃わなくなってきました。栄光に飢えたアングレンドが不満タラタラです。イプセン侯爵も勝手に撤収したみたいですね。フェレンツ公爵は誰か人を待っていたようなんですが、待ち人がオギスト子爵そのままなのか、他に誰かいたのか、謎ですね。
それではまた次回に。