こんにちは。林田球さんが描いている「ドロヘドロ」という漫画は知っていますか?
私は1巻がでたばかりのとき、書店で見つけてものすごい衝撃を受け、以来ずっと15年近くファンです。
Tシャツも買ったことありますよ(笑)
IKKIという雑誌から始まって、あちこちてんてんと雑誌を移籍して、ようやくこの11月に最終巻がでるんです。
自分の頭の整理のためにも、コミックの内容をざーっとまとめていこうかと思います。ネタバレが含まれています。
ドロヘドロ1巻のあらすじ
いきなりトゲが生えたトカゲ頭の大男に、丸のみするような形で頭を噛まれる松村。
仲間の奇妙なお面を着けている男・藤田は武術の心得がある女に羽交い絞めにされている。
松村はトカゲ男の口の奥で、トカゲ男と同じように目に十字模様がある男の生首を見つけた。
「お前は違う」
松村を助けようと黒い煙を指から出す藤田だが、トカゲ男には効かない上に女に指を折られる。
松村が「違う」と言われたことを確認したトカゲ男は松村を始末するが、死に際松村はなんとか煙でドアを出し、藤田を逃がす。
ドアの向こうは魔法使いの国。魔法使いは煙でドアを作り、人間がいる【ホール】まできて魔法の練習をするのだ。
ホールは魔法被害者で溢れている。
ごちゃごちゃした建物をトカゲ男・カイマンと女・ニカイドウが歩いていくと、とある路地に着いた。
カイマンが記憶を失って倒れていた場所だ。
口の中の男は誰なのか、魔法が効かないのは何故なのか、カイマンは謎だらけである。
松村の葬儀をした藤田は、ボス・煙(えん)のところにいきカイマン達のことを報告する。
ホールには魔法被害者専用の病棟があり、カイマンは自分の謎を解くためそこでアルバイトを始める。
魔法使いの国では、カイマンとニカイドウが魔法使い狩りをしていることが原因で、煙によりホールへの移動ができなくなった。
煙は、指が折られ魔法が使えなくなった藤田に「カイマンに魔法をかけたやつを連れてこい」と命令。
藤田は爬虫類系魔法使いから探し始めようとし、以前にホールで恵比寿という魔法使いに会ったことを思い出す。
恵比寿はカイマンとニカイドウに襲われていたが、すんでのところで藤田が救出する。しかし恵比寿の指が切断され顔の皮がはがれてしまう。
ホールに雨が降りニカイドウの具合が悪くなり寝込む。魔法使いの世界には雨がないらしいとニカイドウが呟く。
カイマンはアルバイト先でゴミを処理するよう黒いゴミ袋を渡されるが、ゴミ袋が動く。
中身は魔法使いが生きたままバラバラになって入っており、煙の掃除屋で心臓マスクをかぶった心の仕業だった。
煙に呼ばれて、心、心の相棒の能井、藤田、恵比寿が集まる。煙は心と能井にカイマンとニカイドウの始末を命じる。
恵比寿は顔を剥がれたショックでおかしくなっていた。
煙は別人になりすました奴らに襲撃されるが、口から煙を吹き即撃退する。
カイマンとニカイドウは㊨ホールという、ホールの右にある町へ、針師という顔を変えられる魔法使いを探しに向かった。
針師に会い、口の中にも入れてみるがやはり「違う」と言われる。
カイマンは針治療してもらい、ニカイドウは占ってもらったが心臓が原因で死の暗示があるとの結果が出る。
カイマンは脱皮した。
おまけ漫画がついていて、魔法使いのマスクの作り方が載っています。魔法が強いエリートとそうでないものの待遇の差は激しいです。
ドロヘドロ1巻の感想
1巻はここまでです。
独自の世界観で、表紙もウロコ模様にポコポコしています。とにかくセンスがすごいです。
結構グロがある&やや不潔な描写なので人を選びますが、ブラックユーモアというんですか、登場人物の兼ね合いが面白く、どのキャラクターも憎めないので、魔法使い日常漫画としても楽しめます。
人物の名前はほぼ苗字みたいなネーミングで、ホールの人間はカタカナ、魔法使いは漢字になっています。
魔法使いは悪魔に作ってもらったマスクを着用しています。藤田は一般的なのか目元だけ隠れる鼻が長いマスク、煙は口元が隠れるタイプで赤いガイコツ、心は心臓、能井はレスラーマスク、恵比寿はガイコツです。
また藤田は指から黒い煙をだしていましたが、エリート魔法使い達はそもそもの魔法の量が違うので、口からゴウッと噴き出します。
また武闘派はそれぞれ武器が違い、カイマンはナイフ、心は金槌、ニカイドウと心は体術です。
面白いので是非読んでみてくださいね~